たとえば今日を定休日とする
たとえば雨と雪のあわいで
だれにもならない日と決める

それを
許せる自分になってみる

易しそうで
なぜかとても難しい

イワアノキユトメア

な ....
 
お布団の中、あと一分、、三分、、、

起きた後の喧騒と引き替えにしたってかまいやしない

冬のまどろみは 快楽だ



 
ローソンの袋から
ひょっこりと顔を出した
りすが
夜空を見上げながら
しんみりとした調子でぼくに話しかける

こうしてさ
息をころしながらさ
今も俺は
夢を見てるんだよ
お ....
成田空港で 待ち合わせをしている
クマに逢うために
まなみは化粧室でリップをひいていた
ボストンへ出張していた彼が 帰ってくるんだ
ボブヘアーになっている私を見て
きっと彼は驚くわと ....
星なんか
見えない夜もある

それでも夜空を見上げて
一番輝く星を探しているんだ
その星が
ずっと照らしてくれると信じて

星なんか
見えない夜がある

暗い夜道で
仔猫の鳴き ....
 移りゆく事象に
 普遍性を見出そうと
 あなたは時を凍らせた
 記憶という名の冷却剤で

 汗ばむ肌に下着を貼り付け
 冷えた板張りの床の上
 道に迷った子供となって
 膝を抱えて座 ....
公園の駐車場に
もう長いこと車が放置されている
違反切符と張り紙だらけ
ミラーはとっくに割られている
今では雪に埋もれてかまくらだ
出はいりできない時間がそこにある

ワックスを効かせた ....
  わたしたちは煉瓦をみつめていた
  通りの人がみな風邪のようなものをひき
  草色の貌をして 汗をかいているとき
  わたしたちは煉瓦をみつめた
  話をしながら
  煙草をすい ....
雲ひとつない高笑い
真っ青な永久歯で
空は
高層ビルに喰らいついている

控えめな思い出し笑い
押しつけがましくない暖気で
光は
目抜き通りを撫でている

束の間の微笑み返し
 ....
僕のオペレーティングシステム上では
翻訳されがたい世界や言語

壁伝いに手探りで歩いて行ければ
いつか切れ目にゆきあうだろう

なにかが融合するところまでは歩かなければならない
信号も横 ....
偶然昔通っていた
職場から自宅への帰り道に合流する
そこは堤防沿いの道だから
明かりもなくて真っ暗で
よく夜空を見上げながら
自転車ですいすい帰っていたのを思いだす

今も変わらず何かに ....
あったかいひざにはにゃんこ足元にも猫が寄り添う冬の寒い日

今もなお大きな体でひざに乗る重たいけれど嬉しいにゃんこ

移動するたびにどこでもついて来るストーカーだねほんとに君は

引っかか ....
百貨店の前で
手相を見ているおばちゃんがいる
人の手の皺の数に
虫眼鏡を当てて
その人の人生まで
当ててしまうのだそうだ

いっぺんだけ
占いの店に行ったことがある
女とだ
 ....
ドラえもん

おまえにスモールライト借りて

あいつらに照射したい

めっちゃくちゃちいさくしてやって

どんだけ死ぬほど歩いたって30センチの刑

そうしてやりたい


風 ....
ぽとん・ぽたりと落ち雫


ぽとんと落ちる哀しさに
ぽたりと落つる 涙を思う

思うばかりならば
もう これ以上
流さずとも 済むと言うもの

そう 願いながら

★,。・:: ....
またたくまのすれちがいざま

運転席に乗るドライバーよりも
車の助手席に乗せられた
大きなクマのぬいぐるみは
何も話したくない
少し怒っているようで
私は立ち止まって振り返り
走り去る ....
インフルエンザが流行り出すと
白いマスクが 飛ぶように売れる
ウイルスに感染しないため、
みんながみんなでしたがるマスク
唇から 漏れるイントネーション
頭も つられて 上がったり ....
友人の車のターボチャージャーがいかれて修理に15万ほどもかかるので
通勤の足の無い友人に僕の車を貸してある。
僕はといえば通勤は自転車で5、6分歩いて10分というところなので
日常的に自分の車に ....
飛ぶときに必要なものがあるとすれば決心ではなくて、飛んでいる「当然」なのだと思う。決心なんて、どれほどもろくて役に立たない(でもそれなりに美しい)だろう。
娘が壁に手を置いて、しゃんと背をのばし立つ ....
許されて溢した水の それ以上逃げようもない泡の内側  
羽根がはえたかと思ったんだ

ダウンジャケットのだったんだけどさ

けどね、ちょっと、ちょっとだけだけど空を飛ぼうなんて思ったんだ



 
  うつくしさだけを愛するわけにいかず
  わたしたちは雪をみている
  さくらいろの子供たちがはしり、
  ほほえみと陽の光がまじりあうのを
  胸にふるえを覚えながら わたしたちは ....
{引用=
沢山の色彩に溺れて、姿を見失ってしまった。少女の髪には、虹色のリボンがたなびいていた。(嘘でも好きな色を選べばよかった)と、はにかんで笑った。何と言ってあげればよかったのだろう。
誰 ....
◯ 梅ヶ枝餅→花餅→(雪見だいふく→さくらんぼ餅→安倍川餅)→玉椿→花びら餅


枝垂れ梅の下
並んで歩く
梅のかむざし染まるほほ

(初恋は梅ヶ枝餅の味がしたような、
しなかったよ ....
公園に若いお母さんと小さな女の子がいた
お母さんはベンチに座ってスマホをいじっている
女の子は傍をちょこまか歩きまわる

女の子がお母さんに話しかけても
お母さんはスマホに夢中で返事をしない ....
シュン! シュン! 飛び去る一瞬一瞬
びょう! びょう! 風吹く一秒二秒
塵 散る 満ちる 青い問い
埋もれ生まれたガリガリ亡者
スン! スン! 寸の間 一分二分
掻き毟る両手につかめはしな ....
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 .... いつかは捨てなければならないものたち
おもいではすでにどの街にも
棲みついてはいないのだろう
もう昔々あるところにはだれもいない

ものの変化を過去というならば
いいかげんな記憶のなかから ....
床に置かれた柱時計を

笑っておられるのですね


もっともなお話でございます


天板の埃がくすぐるのでしょう

お心のイタイトコロヲ


少しも異論はありません ....
石田とわさんのおすすめリスト(1485)
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