動物園で
  きみは言った
  しあわせならそれでいいと



  ライオンはライオンの檻
  シマウマはシマウマの柵
  帽子をかぶった飼育員が
  かれらに餌をやる
 ....
ぼくのより
きみのが多いなぁ
っていう争いは
とても大切

その争いが
大人になっても続くなら
困るけど

争いのための
はんぶんこだと
困るけど





 ....
{画像=110817124651.jpg}


独りぼっちの花へ / 夜の公園にて

孤独な魂には
孤独な所作が必要だ
孤独な笑いと
孤独な涙が
顔を色分けている




 ....
エス・ピー・オー・ツー
85・86・85・84・・・

分かっていた
{ルビ他人前=ひとまえ}では我慢してたこと

だけど
私達の前では子供みたいにワガママになって

うん
あなた ....
その橋の欄干から身を乗り出せば
清らかな流れの中ほどに石ころだらけの中洲

別段、川の流れに抗う姿勢をみせるでもなく
上流に夕立でもあればあっさりと荒くなった流れに呑まれ
ちょうど今ごろの季 ....
草木のゆれる
その方角に
わたしはときを聴いている

これまでを悔い
これからを問い
わたしは巧みに
たじろいでいる



雲のちぎれる
その方角に
わたしはことばを ....
カラのコップに残る
冷ました 後の氷

気体になって 闇になり
朝方から 光に変わっていく

眼から光は入り
指先から 出ては
小さな声で笑う

寝癖で まとまらない髪の中
 ....
青空から
おそわった言葉を
思い出せずにいる横顔を
やわらかく演じたら、

気まぐれな風たちの向こうに
緑はあふれて、
揺れている



 たいようを
 描きつづけるこ ....
土曜日のお昼ゴロ
テレビの前でゴロゴロ

珍しくないから
昆虫図鑑にも載せてもらえず
面白くないから
観察日記にも書いてもらえず

疲れやすいお年ゴロ
リモコン片手にゴロゴロ
 ....
線路の向こう
ビルの谷間の三角地
そういう辿り着けない場所に
オレンジ色のコスモスが
揺れている

ささやかな風景は
しかし、すぐに電車の音に
塗りつぶされてしまう
それでも
元気 ....
真夜中のいたずら電話

死ぬほど嬉しかった

たった今 僕は

孤独から解放されたのだから
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           不純結晶さ
           おれたちは


       ただ座っているだけで汗を出す
       ....
現代詩フォーラムに投稿を始めて、もうすぐ(あと一ヶ月と少し)一年になります。

なんだろうな、実はずっと自分を語る「随筆」とかそういうの苦手でしょうがなかった時期があって、人のを読むのはいいん ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上 ....
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
汚れた布を剥ぐように一日が終わろうとしている
最後に君は精一杯の化粧をするみたいに
うろ覚えの心を駆使してそうだ
うたを、うたを、つくるんだ

ギターの弦は錆びていて
 ....
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ....
いつも悪魔は優しげに

地下鉄の階段を上がってくる

いつも天使は無関心に

背中だけ見せて寝転んでいる


青い泥のような夕暮れだった

命の汚濁のからくりを

じっと息を殺して見つめていた


い ....
奈々子さんが亡くなった。交通事故死らしい。

奈々子さんは、人懐っこく暖かい笑顔が印象的な清楚系の美人さんだった。
彼女は兄の友人で、私が最も好意を抱いていた女性であっただけに
彼女の死は ....
声を荒げて

あなたに言葉を暴れさせた

声ががらがらになり

風邪をひいたようになった

それを想うとあなたには

無言の暴言を吐かれていたことに気づく

いちばんの意地悪は無視・無関心なのだ

お ....
逃げ場をなくした熱気が
重く澱んでいる夜の底で
線香花火に火をつけると
涼やかな光の飛沫が
覚めやらぬ地面にほとばしる

しつこく素肌に絡みつく
湿り気を含んだ風の端に
弾き出され ....
誰かに手紙を差し出したい
秘めた恋心を
白い便箋の罫線の間にそっと忍ばせて

誰かに手紙を差し出したい
今朝咲いた朝顔の欠伸が
黒いインクの文字から聴こえてくるように

誰かに手紙を差 ....
 彼らはその砂場にしゃがんで砂をつかんでいた。だれに聞いても、いつから彼らがそこにいたのかは分からなかった。それほど長い間そこにいたのだった。砂場は白いコンクリートのふちに囲われていた。そのふちは公園 .... {画像=110804030328.jpg}



傷つく想いと傷つける想い

どちらが重くて痛い?


独り帰って涙を流がす時

わたしは誰かを傷つけている



だから ....
ねえ、あたしを呼んだ?

あたしが呼んだのかしら

サキソホンが泣いてるわ

舌たらずなため息のせい

あたしが呼んだのかしら

ねえ、あたしを呼んだ?
その時
わたしの目は
久しぶりに
対象をとらえ
ああ
ぼやけていたのは
前髪が伸びたせいではなかったんだと
思ったのです

その時
わたしの耳は
久しぶりに
わたし自身の声を聞 ....
作 ゆうすけ


ぼくはぜんあくにしばられずに、
いきていきたいです。

ぼくのおとうさんはせいぎのヒーローでした。
マントのかわりにはいいろのせびろをきて、
ぼくをたたこうとするおか ....
おとなになればなるほど
母親からはなれていく気がする

きょう、わたしはかれの妻になるけど
ほんとうは母親にハグしてほしいと思っている
ほんのこどもなのだ

天国だとか
ほんとうもうそ ....
袖にはいつも
きまぐれさんが住んでいて
ときどき、すこし、
わたしに優しい


 雲のかなたに広がるものや
 星の向こうに輝くものを
 いつからかわたしは
 素直に待てなくな ....
桐ヶ谷忍さんのおすすめリスト(614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メナジェリー- 草野春心自由詩15*11-8-17
はんぶんこ- 千波 一 ...自由詩5*11-8-17
独りぼっちの花へ_/_夜の公園にて- beebee自由詩18+*11-8-17
共有- subaru★自由詩14+*11-8-17
甘噛みのひと- 恋月 ぴ ...自由詩25+11-8-15
その方角に- 千波 一 ...自由詩5*11-8-15
夏の実- 砂木自由詩9*11-8-15
窓越しの嘘- 千波 一 ...自由詩7*11-8-13
ゴロゴロ- nonya自由詩13*11-8-13
なんとか水曜日まで生きてきました- 佐野権太自由詩11*11-8-12
いたずら電話- subaru★自由詩18*11-8-12
純粋さの定義_/_渇きと純化の関係- beebee自由詩1511-8-12
自分を語るということ- 塩崎みあ ...散文(批評 ...11*11-8-10
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で- subaru★自由詩16*11-8-8
凸凹- 森の猫自由詩23*11-8-8
夕暮れみたいな明方がかわいた声を探すころ- ホロウ・ ...自由詩4*11-8-8
隣に立つ異世界の住人へ_/_夏はやっぱり不思議話- beebee自由詩20*11-8-6
いつも悪魔は優しげに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-6
幽霊に花束を- 北大路京 ...自由詩18*11-8-6
邪悪- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-6
線香花火- nonya自由詩19*11-8-6
誰かに手紙を- 乱太郎自由詩26*11-8-4
その立体はわたしたちの団地を支配していた- リンネ自由詩111-8-4
傷つく想いと傷つける想い- beebee自由詩1411-8-4
コーリングユー- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-3
許された危険- blue自由詩5+*11-8-2
善悪- 洞野いち ...自由詩7*11-8-2
水無月のころ- poco自由詩7*11-8-2
ひだまり- 千波 一 ...自由詩2*11-8-1

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