すべてのおすすめ
誤字脱字の多い脅迫文が届く
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時
{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
目がさめると
しぼんだ わたあめ
しぼんだ ふたり
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
....
おばけ仮装大会で本物が2位
「身勝手に生きてきたんだ
大好きなものしか周りにおかないで。
自由に自由に 今日まで、生きてきたよ。幸せだったよ」
テレビで、誰かが死んだニュースが流れるたびに俯いて
自分の部屋にこもって ....
この悲しみに負けない。
そうやって生きる
そうやってずっと生かされてきたから
負けない
怒りに変えたり
憎しみに変えたりしたけど
そうじゃな ....
南半球
夜の港で船を待つ
いつもの星空とちがう
散らばり方がちがう
強くひかる星の位置もちがう
流れ星ひとつ消えるまに
お願いごと
三回唱えることに成功した
....
最も対極の銀漢から 阿羅漢肖るカインの蘇芳色
ヘブライ卍ラテン+サンスクリットの鍵穴 弓張る月に矢を掛け
燦として輝く燻らす渦の最中 暫時司る縁を刻んで斬る
無智叡智の表裏を重ね縫い 生まれ ....
お母さん 今日で8年経ちます
さっき シロップ入りのアイスコーヒーを注ぎました
ドトールのではないけれど
どうぞ飲みに来て下さい
私は一分おきにグラスの減りを見てしまう
お ....
行合いの空を浴びる その季節同士の引継ぎを
私はとりとめのない姿で さらわれるように晒す
なんて放てばよい!さまざまの斑の美しさ連なる
果ての永遠の息継ぎの出来そうのない 生み続け ....
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土
大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵
何の大 ....
男は照れの天才
幼児すら男なのね 微笑むと照れる くすぐるのよ母性本能を
女が好きみたい男って 可愛く思ってごめんなさい
美人には目を伏せる そのどうしようもない 照れの天才
男心をかすっ ....
ベランダから晴れ 涼しげでさよならを漂わせる灼熱
今は灼熱仰ぐ 四季がめくれてゆく 優雅に無音に
余計な奇麗事も悟らせず めくれてゆく
命をまた再び運んでくる 一期一会の一瞬を
時に浅はか ....
ひとりごとのボリュームをあげた
隣同士でゆれる花のように
なにも言わずに
なにもきかずにゆれていたい
わけはあるのだろう
君のしぐさに
添えたい手とことばを
空にあずけて
世界は複雑
世界は不可思議
世界が怖い
人間は雑多
人間は不確か
人間が分らない
社会は幻想
社会は人工物
社会に居づらい
人生は螺旋
人生は道草
人生がはか ....
知らないことの方が 圧倒的に多い 全ての風のように
ハスカップを知覚しその加工された飲み物を味わった日
手がかりが足りない 紫の乳白色をイメージしている
雨に濡れれば 雫を弾く皮がある ....
流しにうず高く洗われぬまま放置された食器
とりあえず洗濯はするのだが部屋干しのまま畳まれることはない
読まない新聞が玄関に散乱している
居間の一角は得体の知れない整理しかけの古本がうず高い
....
出口から入った
丸太をぶったぎる
納得のいくこたえなんかどうでもいいという顔して
みんな部屋をでてく
白いカベ一面にアスベストがキラキラしている
恒星がよわよわしく双子のおたがいをてらす
てら ....
犠牲なんてない 代償もない
思考の方向は深さは 広さは 拡張工事中さ
埋立地みたいにね 海は泣いているか許しているか
まだ答えは弾き出していないが
心地よい指圧で差し引きする もの心 ....
高揚の名をもつ君よ
涼しげな面は陶器のように脆く 色白で青ざめた中性で360度掛ける360度
君の影はどこまでも届く ハープの水溶けの音で招く 高揚作用へと
繊細に過敏に 鬱が走っている ....
県民歴3年
まだ「知心剣」を使いこなせない
大分川沿いを毎日 散歩していた 普通の大きな川
私にとっては新天地の特別な川
川沿いの舞鶴高校生がカヌーの練習をしていた土曜の午前
先 ....
ひとは
母音だけで会話するときに
かならずしも
自分に正直だとはかぎらない
相手に誠実だともかぎらない
水色のキャンディが
口の中で溶けていく速さで
きみはやがて
いろいろなことを ....
君の前で溺れるから人工呼吸してください
ひとが見ていないところで優しい
ドーバーの霧から、アンプラグド
見渡す霧の奥 彼方まで 異国の大陸まで 世界中まで
くるりと打つ あの音を鳴らす 手の先の分身
発祥の地 DNAしか成せない 芸術の一角 センス
その国 ....
ゾンビに敬語使っているのか
みかん箱に入っていたい気分なんだ今夜は
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77