すべてのおすすめ
貴蝶。あたしを、肌色の二足歩行なんて呼ばないで
貴蝶。大胡麻斑蝶は、黄金の蝶よね。貴蝶
貴蝶。浅葱斑蝶は、空と海を担う蝶よね。貴蝶
貴蝶。高貴な羽根の粉は、ティンカーベルからの贈りも ....
あたたかい湯船につかると いつも思う
貴方が一生懸命 働いてくれているからと
感謝の湯にふやけるまで 愛情に浸る
一緒に嫁いだネコも
今では 貴方のお膝の上が お気に入り
....
草草をすりつぶし 黄金のキャンパスに 乗せてゆく
エメラルド色の空を
瞳の色を心にしまい
エメラルド色に 空を乗せてゆく
緑のあふれる世界にしようと
最後の画家
英 ....
桜に 小枝の妖精が宿る前に
成すべき事柄 一つや二つ
肌の再生を促す様に
進まざるを得ない 次に吸う息 透明度を増す為に
その都度の知恵を 揺るぎない色彩に 吐き出す様に
....
OPA6階のタワレコに 時間を踏みに行く
試聴器イヤホンを耳に刺し リズムをとる黒人
デジロックもラウドックも 若かりし しらけたに 転がり出す
何か新しいアイディアを
あれ ....
再び四季の変わり目に
生まれる春のベージュ色
邪気なし無敵の思考人か
無邪気の天使か 桃色に染める
ベージュ色にくっついて 離れぬ 七色越え
哲するに守る 袴姿の者から テレ ....
所属先は 大地が第一
かかとの磁石が離さない絶対愛
愛されつつも翼を求める可能性
透明 素直に埃を煌かせる 酸素の自由名「空」
居場所は 命の中
生まれた時から 上が ....
みえるひとって
苦しくはないのかな
あらゆる人の悲しみ
あらゆる人の痛み
すべて 引き受けてしまうのに
みえるひとの痛みは
どこへ行くのだろう
月のない夜に紛れて
そっ ....
凝り固まった思考は
乾いた生肉のように
僅かばかりの弾力を残し
じっと
身じろぎもせず
音楽を聴いている
夜
街灯の下
あたりに歩く人の姿は無い
無表情な乗用車の
遠慮のないヘッドライトの光
と時折すれ違いながら ふらふらと進む
耳をふさいだまま歩くのは
....
君知るや
曇天の向こう
青空広がり
日が輝くことを
サンミゲルをラッパ飲みしながら
いつの間にかスラム街を歩いていた
失意を演出するような
怠惰と自棄をまとって歩いていた
廃線のまわりにはバラックが並び
カラフルな洗濯もの ....
あふれかえってる
私の身の回り
触れないままで今日も終わる
愛おしむなんて言葉を
飾っているくせにね
捨てることも苦手で
活かすこともできないで
まるで自身のよな
部屋 モノ すべ ....
風よ
俺がお前に愛されているのなら
雲を運んで太陽を覆い隠してくれないか
太陽は俺の目には眩しすぎるから
風よ
俺がお前に愛されているのなら
雨雲をどこかに吹き飛ばしてくれない ....
それは
冬 限定の屋台
あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる
夕食前の
薄腹の空いた時間
銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
....
花散る郷に住む君は
夢見る頃も葬り去りて
ただただ路傍の石の如く
硬くなり逝く
木枯らし吹き曝す郷に住む君は
昔日の彼方に迷い込み
失くしたものを
いざり漁る
....
拍手の束、の様な雨音
あめのおとはすきよ、結核で死んだ祖母はそう言っていたらしい
灰にやられ、目をつぶる
山が噴火したのだ
自然はいつでも私を泣かせる
傘をさして歩く
無目 ....
黒揚羽が跳ぶ
墓場の霊気を浴びながら
黒揚羽が跳ぶ
思い出の蜜を吸うために
黒揚羽が跳ぶ
生前の悔いを晴らすために
黒揚羽が跳ぶ
必死で誰 ....
いま
このときに
あたしに
できることは
なんなんだろう?
といかける
といかける
めがくらんでいる
あたしに
たとえ
2次元でも
つながっている
あたしと
....
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた
はっ
一瞬息をのんだ
心臓がバクバクする
今まで見たことのない
ヒカリを放っていた
話していた
その人とは違う
別人を見 ....
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ
?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ....
夜の帳をチラリと開けて
陽はアポロンに擬態して
ヤァヤァ我こそはと名乗り
襲い掛かりて正義となる
信仰はロマンスがあるが
聖戦には夜明けが来ぬと
嘆いて夜の女王は墜つ
そして、また、夜が ....
今日も何も手にしていない そして遠のいていく目の前の夕暮れに
ぼんやりと自分のことを思っている 誰かのことを
そして 思い浮かべる また遠のいては 私の中の人たちのことを
止むことのないこの ....
たぶんこのまま
消えたらいいな
うすねず色の
雲がかかって
脳みその中が
ぬるく泡立つ
なんて綺麗なんだろう
銀杏は黄土と薄緑が混ざりあい
その葉が落とす影の模様
どこまでも澄んだ青空を
斜めに上る飛行機は窓さえ見え
その向こう遥か先には
半月より少し大きな白い月
僕との距 ....
この雄大な大地に拮抗しうる音楽は
中島みゆきでもモーツァルトでもなく
チャイコフスキーの交響曲第五番だけだった
そんなかっこいいコピーがあった
今朝これをガンガンにかけた車か ....
かおりのいえの
あかりが
まだついている
あいかぎで
かおりの
いえにはいる
くることを
しっていたのか
りょうりを
つくっている
ゆめかも
しれなかった ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった
出張の時以外は
南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた
さらけ出す
情けない みっともないあたしを
ごめんなさい
....
海は広い。
果てしなく世界を結ぶ。
その波は、時に激しく荒れ狂い、時に優しくさざめく。
きっと、私の感情もそんなもんで、すごく落ち込んで泣きじゃくり、真剣に死ぬ方法を模索 ....
欲しいもの
手に入れられず
泣きじゃくる
子供のような
私の回路
この想い
ないものねだりと
わかっててもなお
きみ想う
初夏の雨降り
相合い傘
公園の子供に
草笛 ....
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