すべてのおすすめ
深海魚が太陽を見る日
光のパレットナイフが
海鳴りの弦を切断する
青い狂喜で上塗りされ
それが比喩かも忘れて
人がひとり墜ちて行く
閉ざされた貝のように
白く饒舌な泡に抱かれ
記憶 ....
力を抜きたくない
力みたくない
走り挑みたい
赤裸々にモザイク細工施す 重ね塗り 厚みの飛び出る 絵
きっと自画像だと感じる 季節の寂しさの木葉の裏側の瞠目
高揚と背中合わす 己に革 ....
泡と消えた夢のこと
昔は希望でいっぱいだった
いつからか苦痛がとってかわった
いいことは全てはじけて消えていった
まだ人生にしがみつく
情けない自分の情けなさを悔いたけど消えた光は戻ってこな ....
校庭跡に残った桜の木
ビルに挟まれてわかりにくいが
駅の改札口を出てほどなくのところに
ふと足が向いてしまう
今はないという
桜田小学校
晴れの日の緑はすがすがしく
ベンチで
ブランコ ....
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった
肩寄せて 唇からハートから全部奪いたい
燃える愛を両腕に 思い切り抱きしめたい
好きにならずにいられない
愛さずにはいられない
もしまた生まれ変われるなら
君の住む街に生まれたい
また ....
合わせる歩幅がある
右に悲しみを越えた愛の持ち主
左に575777777の天才
そして向かいに顔文字のお面をつけた小僧
窮陰の毎度の集い 私は信号無視ギリギリで
編集長の愚痴を零しながらスタバに向かう
....
人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている
多分 処理なんて出来ない しない
劣っているなんて 億劫だ
途上だから 親しみ歩み近づいてゆく
大事な気持ちは臆病に ....
君は僕を幸せにする
君は僕に力をくれる
君は僕の宝物
君は僕の人生
君は僕の世界
君は僕の運命の人
君は・・・ 君は・・・ 君は君は
そろそろ 準備はできた頃かな
心の準備なんて本当は要らない
君が時間をかけたいなら
合わすしかないから
待っている
待ち草臥れない音楽を流しながら 中秋の名月には準備できているよね
....
詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ....
生命はポテンシャルであってそれがカタチに宿って
具現化したものがリアリティなのだ という文章に出会った
なんだか最初はよくわからなかったが よく読むと
生命とは潜在的なチカラであり それが体 ....
空が青い理由を君の口からもう一度聴きたい
「愛してる」は言わなくていい
空の秘密を教えて欲しい
いつまでも僕の未来に君がいますように
空に一番近い場所をあげる
誰にも言えない恋 次会える日もわからない
忘れないあなたの瞳 忘れないあなたの体温
いつまでも君の未来に僕が ....
いつまでも君は子供ではいない
いつまでも子供だったら困る
でもいつかこの家を出ていくと
言う日は来るんだろう
いくら成長して手が離れたといっても
きっと一番淋しい ....
風の波 月の気配に振り返る 背中だけでいい 照らすのは 今は
刺激されたくない 放っておいて
岐路を創り出している 闇雲に促され 足取りに無駄にGがかかる
冷たい退屈を踏み潰す 記憶にな ....
目を閉じると
砕けたゼリーがモザイク画のように
パステルカラーが
注がれていく風景は
ゆっくりと流れていく
揺らぐ気持ちは表面張力のように
こぼれそうでこぼれ落ちな ....
テーブルに置かれた
あなたの両手を見ていた
細ながく 筋張った指
私からいちばん見えやすいように
そこに置かれている
わざとじゃないのかもしれないけれど
少なくとも そう感じる
いつもそ ....
うりずんを引き伸ばしたような 潤いに手が届かない
密かにささやかさを歩かす 琉球の秋
和心を仄かに潜る紅葉は ダイバー達が潜る珊瑚礁
汗の止まらない蒼穹に 優しげな瞳を投げる 琉球の秋
....
愛したい手も 握りたい手も 君の手
日めくり 日めくり 人生 時代
章 章 一生を全力投球する性を沈め
静かに大人しく 笑み 明るみに晒す 風の縁 それは姿
月は呼んでいる リリスな女は 風景を皇帝に仕上げ金粉を叩き ....
呑み込まれながら 解り合えない 感じ合えない
瞳語り合えない 違いを解り合える 感じ合える 瞳語り合える
違いの仕方なさに腹をくくる まじないなんて懸けれない 唯一を
誇れない 克己心が 呑 ....
湖のほとりに立つ
秋にしては風が冷たい
氷の手が首に絡みつく
湖の水は風を受けて
ゆらゆらと揺れている
ここは寒い季節にだけ
訪れる特別な場所
森も風を受けて
ゆらゆら ....
階段をあがると
すぐ左側に父親の部屋がありました
ドアをあけると
たばことヘアトニックと
何かが混ざった匂いがしました
どうしてこんな匂いに
なるんだろうと思いました
大人の男の ....
2003年 溢れる言葉を
適当に繋ぐだけで僕は詩人になれた
あれから10年
いろんなことがあって
世界も変わって
僕には
恋人が出来て 失って
仕事を得て 逃げて
適当に日 ....
爺や!ねえ聞いて!例のブーツ再入荷ってよ
凄くない?まるで姫子の為に地球が回ってるみたいね
目まぐるしくってよ フフフッ(飴玉ほっぺにあるよ)
師走前には走って届け ....
謹んで逮捕されます
袋とじを開けて唇が割れる
「誰でもない何処にもいない」
何回目の夏を送別したのかは とうに忘れてしまった
火傷するほど熱い砂を踏みながら 水平線と湧き上がる雲の先に
いかなる幻影を見出そうとしていたのか ....
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