笑うカスタネット











石原大介さんの詩を読んでいる。石原さんは、そう言うことができるとしたら、短歌を
よくした。そう言えないという人がいらっしゃれ ....
今年も また

この 季節

彼方が

つかめそう
くちびるを

ささやきが 漏れでると

くちびるを

漏れでた ささやきは

ちょうどその時 部屋にある

オレンジ色の ひかりになる

それから 部屋の空気を

豊かにし ....
あたしがベッドで寝ている

写真



あなたは一枚持っていた


白いショーツ



隙間から

こぼれてほしい

という

欲望



よだれ
 ....
削れたコーヒーカップの

春を容れることができないところが好きだ


ぼくに季語はない

季語をもってる人は

季節がくると

花が咲くよ

手から 花が

 ....
こういうことをいうと詩論といわれたり…
どりや
ここぞここぞ、気にするなと
云われることを気にしたい



こんにちは、現代詩




呼んでいいものなのか僕の知り合いなのか ....
最近どうも
君の胸に鍵をさすことができない

手にした鍵を
むりに入れてもしっくりせずに
疑心暗鬼な手つきで
がちゃがちゃと
右や左にひねっては
君の表情を曇らせてばかり

だ ....
ありがとう

ありがとう

ありがとう

ありがとう

君にとても迷惑をかけた

ありがとう

大好き

ありがとう
君にあてて手紙を書こう
便箋
ティファニーの
スカイブルーな

世界は
そうだね
まだもう少し続くみたいだ
ボクは
ボクの周りの
ごく限られた人たちが
平和でいてくれたらいいと
 ....
夢で見る弟を追いかけてしまう

弟は時折現れる
でも触れることはできない

わたしがピアノとフルートの伴奏で
歌を歌った夜
弟は会場の一番後ろの席に座り
わたしを見ていた

「弟だ ....
ゆっくりと曲がった
あなたの
スニーカーの最後の踵が
ビルの角に消えるのを
見ていた

喫茶店で
飲んだのは
なんだったんだろう
もう一生
思い出せないかもしれない
渡そうと思っ ....
当たり前だけど
「性格がいい」なんてことや
「思いやりがある」なんてことは
二の次三の次

目の前にズラーっと並ぶ
モデルのお姉ちゃんたち
さあ始まるよ
審査審査オーディション

 ....
読もう。というのは結論ではありますが、その前に私的事情を・・・
ワタクシ、恋愛と読書がドクターストップになった女でございます。
「恋愛は分かるけど、読書!?」という声が聞こえてきそうですね。
二 ....
不具の男が夏の夜に向けて
煙草の煙を吐き出している
誰かと繋がりたいと強く願いながら
それと同時に同じ位強く
誰かと繋がることを拒んでいる

携帯電話の点滅
そしてその振動する音
発光 ....
蛍光灯で照らされた

ただ四角いだけの部屋が

とてもいやで

早く 5時が来ないかと

時計ばかり 見ている日


いつでも行ける

すぐそこの森 というものは

ない ....
車で高台へ
ここは帰り道
あなたは疲れてる

中途半端な夜景が
二人にはお似合いで

やめるしかないのかな

今のうち

アイスが食べたいって言ったら
あなた買ってきてくれた
 ....
わるいゆめを何度も見たい
何度も
何度でも
口から血を吐き
股間から血を吹き
血じゃないものも吹き
わたしは裏返る
そんな
わるいゆめ


わたしは
わるいゆめが好き
それ ....
ちのつながらないおとうとがいた

ちのつながらないおとうとは
赤い軽自動車にのってやってきた

ちのつながらないおとうとぼくは
かなりのなかよしだった

ちのつながらないおとうとは
 ....
情けないよ

あんたが一日いなくなっただけで
狂ったように悲しんでいる

思い上がってたのさ
自分は強くなったって

でもホントは決めてたんだ
あんたなしで苦しんで生きるより
あんたと共に楽しく生きる ....
受け入れることはたやすい
おまけに気持ちいい
感謝までしてもらえる
でもみんな
みんな
置いていってはくれないの
わたしにはもう
何も残っていないのに
荒れ野が片方の目に鳴り響き
もう片方の目に指揮を促している
痛みの無い緑の涙を流す
ひとりの観客のために奏でられる波



波を聴き終えたひとりのものが
誰に向かってかさえ ....
つぶやきみたいなものです。

○私にとっての詩

私にとって詩は、言葉で表せないものを言葉で表してくれるありがたいもの。

表せないものってなんじゃ・・・小川に素足を浸した時の、「あの感じ ....
こんばんは
泊めてください
って
うちは旅館じゃ
ないんですけど
帰ってください

と言いつつ
かわいそうなので
戸を開けると

彼が入ってくる

なんでこのひと
毎日みた ....
大事だったはずのいろんなものが
どうでもよくなる
スイッチ

普段は見えない
あることさえも
感じない

でもそれが見える瞬間があって
それは
大抵
一回につき
何時間か続く
 ....
夜半の網戸に
数回、アブラゼミは体当たりをし
ジジジッと最期を知らせた
アブラゼミも網戸もぼくも
誰も悪くはないよ

 かなしみは 今、

いつかの記念日の時計
いつかの8時を告げた ....
何と言うか、ただ単純に「好き」なんだろう。

とにかく、好きである。

喜んでくれれば嬉しいし、一緒に居て嬉しそうにしてくれる時もまた嬉しい。

何かで笑っているときも好きだし、悲しそ ....
彼は

また「逢いたい」と言ってくれるだろうか


もう 

何度目だろう彼と会ったのは

6、7回は会っているだろうと思う


これは 

俗に云う「密会」


そ ....
ずっとここに住んでいる
ここがどこなのか
わたしにはよくわからないけれど
アル日
ここに
白い服を着た
顔のない誰かが
わたしを連れてきてくれた
わたしの手を引いて

それからずっ ....
彼は行ってしまったね。

フォークシンガーになるとか言ってさ。

クラシックギター担いで、

あたしはどうも理屈が好きみたい

彼は燃えてるんだから、

スチールとナイロンの差なん ....
−1.青の頃−

沢山の顔
溢れんばかりの
闇 病み ヤミ
黒に支配され始めた僕は
やがてくる悩みにうたれた
終末のような薬の数は
僕を支配することなく
机の上に転がるばかり

 ....
終さんのおすすめリスト(395)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
笑うカスタネット- m.qyi散文(批評 ...7*04-11-10
くりかえす- 吉原 麻携帯写真+ ...3*04-11-10
- 刑部憲暁自由詩404-11-4
現代詩- ピッピ自由詩904-10-31
コーヒーカップ- kokorono未詩・独白8*04-10-25
ふわん- 石川和広未詩・独白2*04-10-8
穴違い- 服部 剛自由詩8*04-9-27
ありがとう- 蒼空と緑自由詩204-9-24
背の割れた魚- umineko自由詩904-9-18
- チアーヌ自由詩604-9-14
おわり- さち自由詩6*04-9-13
チャームポイント全調査- チアーヌ自由詩1004-9-10
読めない人へのラブコール- 木葉 揺散文(批評 ...17*04-9-6
悲しい不思議- 快晴自由詩5*04-9-4
- こむ自由詩304-8-28
ガードレール- チアーヌ自由詩404-8-25
わるいゆめ- チアーヌ自由詩404-8-23
「ちのつながらないおとうと」- パール子 ...自由詩1104-8-21
青木さん- 木葉 揺携帯写真+ ...4*04-8-18
逆説- チアーヌ自由詩404-8-12
ノート(片目)- 木立 悟未詩・独白404-8-11
「詩について思うこと」- ふるる未詩・独白13*04-8-10
おかえり- チアーヌ自由詩904-8-10
スイッチ- チアーヌ自由詩404-8-10
季夏〜かなしみの終わりに〜- 望月 ゆ ...自由詩204-8-10
好き- おっとっ ...未詩・独白6*04-8-10
はいけい- 蒼木りん未詩・独白2*04-8-8
窓のある部屋- チアーヌ自由詩904-8-6
_- びわ自由詩304-8-5
凍える声- かえで自由詩6*04-8-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14