はやく暗くならないか

公園で

ぼくらは花火をしたいんだ

ひとが地球で

生きてゆくみたいに

ぼくらは

公園で花火をしたいんだ
ウォーリーは探されなければならなかった
探されるためには行方をくらまさなればならなかった
行方をくらますためにはいつも同じ服装をしなければならなかった
その服装が決めたものなのか決められたものな ....
いつのまにか 僕は 悪いこと覚えてた
ひとりきりの 夜で 闇の中震えた

  誰も助けてくれない 誰も癒やしてくれない

人間は誰しも 不完全な生き物
欠けている部品を隠しながら生きている ....
お酒に逃げる、

自分がわかる

「縁がなかった」

なんて都合のいい言葉

「昔の話だから」

なんて身勝手なその言葉

逃げてしまうの、

いまだけだから

もう一杯だけ、

お酒を飲もう!
両手の指のひとつひとつに
小さくやわらかな輪が回り
手を振ると鳴り
息を吹くと鳴る


午後の雲を聴いていると
輪も静かに聴いている
降る言葉に触れ
少し揺れる


握 ....
ただ、空ばかりが暗い

照明ばかりが明るい

そこだけ白くて

他は黒い



朝、目を覚ますたびに泣いた、と君は言った
僕はその言葉を重んじてうなずいた


 ....
遠い
遠い言葉が
この近さで生まれる
形を変えていく音の
はじまりが揺れ続けて
廊下に落ちていた
誰かの笑い声を思い出す


+


夕暮れが残る夜
潜みの中の湿った皮膚へ
 ....
傘のしたでだけ
降り続ける雨がある

 強弱では語り得ない、それ



交差点を渡る黒たちの
はじまりの日は
白だった
或いは
今も

 嘘とほんとを
 分けたがるけれ ....
本音を打つと手が震える
数え切れないほど作りかけのメールを消去した
距離があるから致命的で
はやく言わないとと誰かがせかす
お互い気づかないフリが得意
そうしないと耐えられないと知っている
 ....
僕はデスクのパソコンで暇な時間割をつくっている、らしい

僕がこの暇な時間割をつくることによって
会社の誰か(例えばそこの古いプリンターの向こうに霞んで見える上司、とか)がいくらか満足し
会社 ....
むずかしい顔をしていても
だれかに名前を
許すとき

見えない風に
腕だけ乗せる、ような
わたしはひとつの窓になる


だれかの背中のさびしさに
おもわず声を
かけるとき

 ....
憂鬱な日程に会えない君の事を考える
私の手が届かない所で何をしているのだろう
君の至福を少なからず、嫉妬している

窓の外は優しい四月の雨が朝から降り続いている
桜は雨風を浴びて緩や ....
「冬の終わり」

空から一滴の涙が流れる時
貴方は一本の露草を摘み取って優しく微笑んだ
水溜りに映った自分の姿に?
違う 貴方が愛でているのは
命を落とした亡骸だ
蒼白い花弁から一滴の血 ....
ワガママなあなたはハナっから
あからさまな逆さまだったから
飾らなかった露わな狭間
また真っ逆さまだ

あなたは若さ、または様々な甘さが
早々、たわわだった

まっさらな朝っぱらから
 ....
むかし空には大きなバケツがあって
悲しいことがあると人は
そこまで悲しみを捨てに行った
ある日両手いっぱいに悲しみを抱えた大男が
そのバケツをひっくり返して
中身は空の隅々まで散らばってしま ....
私の中にある哀しみについて
いつか
あなたに届けたい

自慢するだけの
不幸もないので
私はいつも黙ってしまう

やさしいね

人はみな不安だ
東京にいくと
いつだってそれが見 ....
ある日
贈り物をしようと出掛けた
セーターを買いに行き
サイズを聞かれた
わたしは答えられない

靴屋に行き
やはりサイズを聞かれ
答えられない

ネクタイを買いに行って
好みの ....
私が殺した感情は
私の中で静かに眠る
消えてしまったものでなく
忘れ去られたものとして
奥につかえて何かを残す

私は必死で辻褄合わせ
殺したものに気付いていない


私が飛ばした ....
例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを

力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の ....
幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
今宵も偽りの服を着て 裏の門をくぐる
嘘を吐くクチビル 罪悪感はない

ムズカシイ言葉を喋りだす テレビの音を消して
砂漠への時間を 優雅に楽しむ

タバコに火をつけないで 白い煙を吐かな ....
「私は狂えるモンスターだ!」

と突然、君が叫び
13秒後

ああきっと、今聴いている音楽の影響なのだろうと
僕は理解し

もう一度テレビを見ようとした。
ちら、と横目で君を見てみる ....
たとえばね、このレンズ越しに見える世界が愛に溢れているものだとして、
世界の境界線が濃くなっていくから
この空の青だとか
花の薄紅だとか
草木のざわざわりとした、
鈍い銀がった緑とか
 ....
求める指数

与える指数

好きの割合

手紙の数

数字上では私の勝ち
現実上では私の負け
「春待ち」


春を待っています
もうずいぶん長いこと
幸せとか よろこびだとか
そうゆう精神的な春じゃなくて、

もう今年は十一月から待っています
つまり、去年からずっと
暖冬と ....
泣きたいんだ

娘は人前では泣かないんだ
卒業式も家に帰ってから泣いた

つまづいて転んで
膝から血が滲むのを見ても

すっくと立ち上がって
水道で洗う

恐いお化け屋敷も
恐 ....
グレープフルーツ、を{ルビ啜=すす}ると
ゆびさきやら舌先やら
なぜだかきみを、
おもいだして

グレープフルーツ、か
それとも、ぼく、か
においのあふれる
部屋になる

 ....
愛するって
そのひとの瞳を見つめること

瞳に浮かぶ空は
果てもなく
 
愛するって
そのひとの唇にふれること

渇いた唇を潤すために
言葉が生まれ

愛するって
そのひとの ....
私のおすすめするサイトを紹介します。

「La Moon」
           http://www.d3d.co.jp/~akop

結構、有名なWeb素材屋さんです。
お月様と海をモ ....
やめて、といわれてやめられるのなら
とうの昔にやめているよ。

君が好きだ。
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