すべてのおすすめ
 だれもいない事務室で
 消し忘れのエアコンが
 冷房をキンキンに
 効かせている

 さっきまで君の
 打ち明け話
 幸せそうな笑顔だね
 僕のは 
 作り笑い
 顔つりそう ....
夕方
車を走らせていると

ちくちく
胸が痛む


アスファルトと白線が
すべるのを見ていると

ちくちく
胸が痛む


熱にほだされた太陽を
見てしまったから

ち ....
君に語る言葉が見つからないので
女を買った
入浴料1万円
サービス料2万5千円
女と談笑する
女と語る言葉はある
女に伝わる言葉はある

路上で浮遊している
誰か轢かれな ....
 名前も教えてくれない
 ただ暑い日曜日で
 すれちがうTシャツを数えていると
 色の隙間に入り込んでしまいそう

 アスファルトの照り返しに乗じて
 居なくなってもわかりゃしねいって ....
ぎざぎ ざ 
の はーと

小骨 を トッテ は
陣取る 

いかれた ピアの ん

かき抱く 絶望 
抜ける 髪

あんたは つまり 正しくて
嘘 は つけません 
 ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
マル帰っておいで
マル帰っておいで
マル帰っておいで

ちょっと気が向いて散歩にでただけだよね?
ちょっと気が向いて散歩にでただけだよね?

マル帰っておいで
マル帰っておいで
マル ....
使いにくそうなきつねが
やいやい話しかけてくる
どうやら自分の使い勝手の良さを
アピールしてるようだ

あんまりうるさいので
試しに使おうとしたら
「使うな!」と怒り出した

仕方が ....
∧表∨

やぼったい
ねったいぎょ
やっぱりぜったい
やりたいさかり
さっぱりばっさり
しっぱいばっかり

やぼったい
ねったいぎょ
ていたいてったい
ふんだりけったり
いっ ....
あぁ..引っかかる

今日
どうしても聞いてみたいことがあったのさ


ねぇ
社の掃除のおばさん

どうしたの?


私が煙草をふかしてるそばに来て
「今日は 灰があまり落ち ....
もしだ、

もしも いま

しばらく おばけになっていてくれと言われたなら、

学校のおばけになるよ

だって、

夏の学校の廊下は 冷たくて 足臭くて 

涼しい風が入ってき ....
 埃の体積する部屋にも
 光りは射す
  
 この空は

 吸い込むの
 落ちてくるの

 光りは涙みたいだね
 
 透き通った影
 触れるとあたたかいから

 僕はとか ....
風邪をもらってしまったようだ。
しかし最近は特に誰とも会っていないのだが、
それでも、もらったということにしておきたい。
と、後ろ後頭部をとんとんしながらこれを書いている。
当然ながら、後ろ後 ....
王様は爪を研ぐ
家来は昼寝
子供たちは目隠し
数え歌を歌う

王様の爪は三本爪
三つに分かれて何でも殺す
一つは矢に
一つは槍に
残り一つは秘密のナイフ

弱いもの貫き
 ....
昨晩 幽霊の子が部屋に来て
コンピュータの前に座り
しばらく居座っているウイルスと
何やら会話をしていた
書きとめようとしたが
いつのまにか眠ってしまった


目が覚めると
 ....
 僕の夜に
 胸のコップをなみなみと満たす
 コカコーラ

 みみをすます
 「ココニイル。」
 泡ぶいている
 「ヒトリダ、ヒトリダ、」


 コカコーラ・Listen
 胸を ....
死んで食べられたい

僕が尊敬していた友達みんなに
おいしく摂取していただきたい
僕はの肉はパン
僕の言葉はワイン
みんなの口に合うことを望みます

僕の心臓が猪野君の胸で脈打つ
僕 ....
どうでもいいことの流れ着く浜辺で
どうでもいい流木に
どうでもいい曲線に
どうでもいい女のことを思い出す

浜辺で出会ったどうでもいい女が
どうでもいい空き瓶の中で
どうでもいい手紙を ....
朝起きたら
田中だった

田中くんおはよう
よう田中
あ 田中君だ
田中の言うことなら間違いない

田中さんこれ受け取ってください
下駄箱で告白までされる

本当の事を云 ....
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
この鉄塔の下に来たことに

明確な理由なんて

無いから

私達は黙りこむしかない


電線の間を風がとおり

揺らすのを見ていた

何も変わりはない


私達が

 ....
アナタが私を蝕す
私がアナタを食す





私はトロケル...チーズのように






でも、アナタの嫌いなものはチーズ
私は、冷めてカタクナル
「明日、注文していたものが届くの」と
 少女が嬉しそうに笑って言う

 何を? 私は訊く

 すると

 少女は真顔で黙り込む
●不眠羊

眠れぬ羊は何を数えるの?
「アンドロイドが1体、アンドロイドが2体…」
あまりに悲惨で眠るどころではありません


●三月うさぎ

三月うさぎが五月姫にふられて
年中四 ....
ととととと、かかかかか

襖隔てた 風の夜
目が冴えるような声がする
暗闇でも
薄く天井が見える
ねずみのおしっこの染み
眺めながら

ととととと、かかかかか

ねえ そっちでな ....
わたしは窓から身をのりだして
身投げのような夕陽を見ていた
消える 消える と小さな声が
両手をあげて泣き顔で
通り過ぎる祭を追った



わたしは高すぎて
わたし ....
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
レシートに
渋谷が計上されている
カフェラテより安い
となりの女は
ハナ金を買った
どれもこれも
安いものだ
僕は
片手で揉みくちゃ
燃えないゴミへ
ダンク。



レシー ....
−計測−

重さではなく
距離を測りたい

大きさではなく
熱さを測りたい

姿ではなく
真意を測りたい




−引力−

ひかれあうのではなくひきあうの ....
風邪引いて
喉が痛いくらいの咳で
ふらふらしながら
煙草吸って
酒飲んで
関節も痛いや
みしりって音するや
壊れそうで
壊れないもんだな
けっこう丈夫にできてるもんだな
 ....
チアーヌさんの未詩・独白おすすめリスト(306)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クーラー- マッドビ ...未詩・独白204-7-8
意味がない- 蒼木りん未詩・独白204-7-7
朝の烏- いとう未詩・独白5*04-7-7
シャーベットマン- マッドビ ...未詩・独白304-7-5
みに_好運_機- 砂木未詩・独白5*04-7-2
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
マル帰っておいで- 未詩・独白4*04-7-2
使えないきつね- 木葉 揺未詩・独白904-7-1
ねったいぎょ- いとう未詩・独白504-6-28
変ョ- 蒼木りん未詩・独白3*04-6-25
おばけになれと言われたら- 蒼木りん未詩・独白204-6-20
アーガス- マッドビ ...未詩・独白604-6-19
自己紹介を兼ねた挨拶文を書いた- 生田未詩・独白204-6-18
ジャックナイフ- いとう未詩・独白6*04-6-16
ノート(幽霊_Ⅱ)- 木立 悟未詩・独白804-6-14
『コカコーラ・Listen』- 川村 透未詩・独白604-6-10
死んで食べられたい- クリ未詩・独白4*04-6-10
どうでもいい返事- クローバ ...未詩・独白5*04-6-9
名前- いとう未詩・独白23*04-6-9
- 砂木未詩・独白12*04-6-4
鉄塔の下- 蒼木りん未詩・独白2*04-6-4
私の好きなチーズ- 未詩・独白2*04-6-3
注文- 和泉 輪未詩・独白1304-6-3
草を食むものたち- クリ未詩・独白4*04-5-31
ととととと、- 蒼木りん未詩・独白2*04-5-30
ノート(夕陽)- 木立 悟未詩・独白904-5-30
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
レシート・シティ- バンブー ...未詩・独白204-5-29
物理学- いとう未詩・独白15*04-5-27
らぶとか_らぶとか- いとう未詩・独白13*04-5-26

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