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三丁目あたり


地球儀で見ると
ここは夜のはずなのに
夜はいったい何処にいったのかしら


どこにも辿りつけませんように
と願う



ナビゲーションを彼女に頼むなんて
 ....
風が吹く。
 肌寒く暗い空にゆっくりと朝日を迎える準備、大地は微かに動き出す。まだ、日の昇らない空に光が滲み出す。それと同時に体温を上げていく大地は、滴を空に解く。
 陽は世界の目覚めを、日は新し ....
際限ないほど甚だし君は掴めどすり抜けウナギのようだ
際限ないほど甚だし夜は眠れど起き抜け夜這いのようだ
誰かのせいにして生きる憎らしき僕の頚椎を壊してください
誰でもいいから早くしてください花柄 ....
いつもいつも同じ場所で
同じ音とすれちがう
同じ夜の
同じ時間に
小さく横に弾む音が
沈む星を捕らえては
右と左をくりかえす
光の歩幅をくりかえす



ひろ ....
とりあえず
今日の面倒は済んだので
自傷でもなく
自慰にも飽きた今夜
これから何をしたものかと考え
無造作に置いてあった経済新聞を見る
いろんな専門書があるものだ
この職業には
こんな ....
眠い目をつぶったまま一般道を、海の匂いを、ぼーと鳴く貨物船の音をたよりに
真っ直ぐと歩いて行くつもりです

想像するよりも速い、光速のドリルで僕のなやみのタネを根刮
ぎやっつけられればなぁ、い ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが

境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ


でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ


もしかして
これって
きみなりの
誠意

 ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
 もりもりのびるくもをのぼる/
 あらいぐま/
 のぞき/
 やあこいつはすばらしい/

 
 ならんでのぞいた いけのそこ/
 かつてあらいぐま/
 だったわたし/
 かたくにぎっ ....
 ぎぃころぎぃころ
 ぱたんぱたん
 ぎいぃころぎいこ
 ぱとたたん

ふいの夜風に あらぬ匂い
むせるほどの 肉の香り

 ぎぃころぎいぃころ
 ぱたんぱたん

そこまで来てい ....
それでも私はアナタの足にしがみついた











アナタが私を見下ろして笑う

何をそんなに慌てているの。
何を ....
食卓にご飯を並べる
私が作ったご飯
料理は私の趣味
店に出せるようなたいそうなものは作れないけど
食べた人がほっとするような料理
料理を作ります

柄でもないといわれます
信じていない ....
あなたはいつも仕事をしている
あなたはいつも仕事に夢中

あなたはいつも私にいう
君のためだよ 君と僕の将来のため

でもあたし今幸せじゃないの
不満と不安に押しつぶされそうなの

 ....
来てしまった・・・この季節が

本屋に詩集を探しに行ったはずなのに
ホストクラブの特集の雑誌を
買って出てきてしまった

何をしてるんや、しっかりしろ
とりあえず落ち着け

ネット ....
石を拾い、犬を殺す日
空、均一に青く、好天、犬を殺す日
石、両手に握り、廃屋に繋がれた犬を殺す

影のない僧侶が舌を噛み切る日
絞首架の前に花を捧げる日
缶詰工場の焼け跡で彼女の右 ....
お薬より鮮やかな色彩が
夜空に燃えている事に驚いて
あなたの高い胸に匿われたく思い
ぎゅう、と手を握る
遠い轟音
火薬の香り
陶酔して僕は
あなたの喉が震えるのを
待つ
いい夜でない ....
安芸乃島関に似ているらしい私は両国へは足を踏み入れられないのだ。
カラダが自然に高脂肪食品へと向かうのは全人類の本能だと思っていた。
そんなのは現代人ではないらしい。それなら私は原人でいい。
本 ....
拘束して拘束して拘束してよ、ずっとずっと目に見えるところに置いておいてよその芳香をずっと感じて痛いよ棘が刺さったけどほったらかしたら私のアソコがひーらいた。
なりふりかまわず駆けずり回って坊主はだん ....
 
 君はいつも真っ白なスニーカ
 光らせて

 空に
 原始の青を連れてくる

 じりじり世界を焼くね
 無垢でフレッシュな笑顔で
 
 蚯蚓が道端で黒焦げているけど
 そんな ....
物書きでもないのに

書くことをしたいと思いつつ 想いつつ..

日は暮れ 夜は深まり

そして朝は 

あっという間に昼になる

ほら

もう時計の針は90度になった

 ....
昔の女と話をする
昔の女は昔を知らない
ふりをして
少しだけ話す

サンダルから
知らない親指が生えている
尻の形は
変わらないのに
午後いや午前も
コルゲンのようなうずら卵のような
つるりと白く圧倒的にやわらかく飛び散りそうな
つきぬけてせつないぼくらなのです
ただポケットでヴァイブする神経が
吸い付くように研ぎ澄まされ ....
カラカラに渇くほどにもなれずに
帰り着き
ささやかな眠りも
ため息の記憶が許さない

もうすぐ
あの人の帰る時間

雷が遠くで鳴る
いったい
どこに落ちたのだろう
あの放電の
 ....
ある建物のロビーに座っていると
少し離れた場所に並んでいるコインロッカーの鍵のうち
ひとつだけが震えていて
「どこにもいけない」
と聞こえた

「そうだな」
と言うと
 ....
知りもしないのにトレイン
束縛がなんだってゆーの走るなら思うままに
顔崩さない技ばっか身に付けてんね
そりゃクールだけど、だから?
ルート決めてたワケじゃないの思い出してよ
今なら間にあうし ....
見た目や
神秘的な力などとは
まったく無縁に
ただ振れる

時間が経つのが
早いように思う

内勤に回されてから
デスクワークが中心になり
決まった仕事を
決まったように
こな ....
 スワロー

 風と並んで飛んでいく

 どこへいくの

 なんておおきなお世話

 聞かないで

 って
 
 黒い羽

 なにを置いていくの

 スワロー

 ....
男の昼はネギで始まると信じているわけでもなかろうに
君は駅のホームでネギを振り回している
君が普段ネギを買えるほどの暮らしをしていないのは
君のその身なりからすぐに推察できるけれど
駅 ....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる

あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる

 ....
チアーヌさんの未詩・独白おすすめリスト(306)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地図夜- AB(な ...未詩・独白504-8-29
- 炬燵未詩・独白3*04-8-27
際限ないほど甚だし- マスイジ ...未詩・独白4*04-8-23
ある夜の歩み- 木立 悟未詩・独白304-8-23
独吐く- 蒼木りん未詩・独白3*04-8-23
「反比例」- パール子 ...未詩・独白504-8-20
シルエット- いとう未詩・独白26*04-8-18
ゆるり- みい未詩・独白10*04-8-16
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
八月の裏山___近道とつみとりの記憶を手繰りながら- やなし未詩・独白2*04-8-13
帰し方の甘露(仮題)- やなし未詩・独白304-8-12
慟哭- 未詩・独白604-8-11
食卓に- 未詩・独白3*04-8-8
仕事を- 未詩・独白1*04-8-8
キラメキの季節- 木葉 揺未詩・独白7*04-8-7
犬を殺す日- がらんど ...未詩・独白904-8-6
はなび- 六崎杏介未詩・独白404-8-5
ファットマンマインド- マスイジ ...未詩・独白7*04-8-1
ビッツワーカーバシュメリックサグレディ- マスイジ ...未詩・独白4*04-7-30
くつひも- マッドビ ...未詩・独白204-7-29
物書きでもないのに- 蒼木りん未詩・独白2*04-7-27
親指- いとう未詩・独白404-7-21
ムジーク- nm6未詩・独白904-7-17
ネムの花- 蒼木りん未詩・独白1*04-7-16
ノート(41Y.7・15)- 木立 悟未詩・独白504-7-16
走れ- yozo未詩・独白204-7-16
ラスカ- ねなぎ未詩・独白404-7-15
スワロー- マッドビ ...未詩・独白304-7-14
昼、ネギを持った男が- いとう未詩・独白1104-7-13
「る」- 服部 剛未詩・独白31*04-7-9

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