すべてのおすすめ
風を受けて
ふいに
ことばが途切れる
頷いた
眼差しの
彼方には
夏の空の
積乱雲が
まばゆい

音楽のような
やり取りが
耳に心地よくて
話し声が
音にしか
聞こえない ....
 きっと、届くことはない。
 
 この想いは、、、
 
 
 だって、あんなに遠い。
 
 だって、あんなにひろい。
 
 
 けど、、、
 
 手を伸 ....
僕は、僕を愛し過ぎて。

他の誰かを愛するのが下手くそなんだろう。

それなのに、君に愛して欲しいなんて言っちゃって。

困らせて、いてごめんね。

愛について、僕は知らなすぎるか ....
透明な
液体入りのアンプルの
それが真水か海水か
確かめ方がありまして

かしょかしょ少し振ってみて
泡立つようなら海水です
塩類はじめ金もウランも
物質全種が溶けています

命の ....
ほしぞらみたいに黙っていたら
追憶が加速していった
メリーゴーランドは架空の天気をかかげていた
7月15日は存在すらしなかった
とてもしずかに追い越されたニュートラル

 ....
 
 
タンポポを一輪だけ摘む
何も知らない貨物列車とすれ違う
水のように冷たいものを売っている所はありませんか
と、男の人に聞かれ
あっち、と指差す
あっち、に何があるのか行ったことは ....
愛よ


おまえは道端の石ころみたいに
でしゃばりもせず佇んでいる



それは
太陽の光をたくさん吸い込んだ布団
使い古して先の曲がった万年筆
おどけた瞳を持った豚の貯金箱
 ....
毎日毎日、ことばを書く

わたしのことばは
なにもないけれど
わたしのことばは
生きている

わたしのなかから
わたしの外まで
わたしのことばは
続いている

わたしのことばは ....
西側の窓から流れ込む水の風が
産毛を心地良く逆撫でしていく
ソファに横たわって目を閉じると
耳元で涼やかに風の水が囁く

Come Together から
Let It Be へ

i ....
零れては
消えていく
白い海に溺れていった言葉
伝えかったこと
教えてほしかったこと
霧に包まれたまま
インクに染まるのは
いつも
誤解
明日こそはと願いながらも  ....
夏の十字に光が入れば
胸骨に取っ手
きみの窓だ

浸した腕で開く
引くもの、押すもの
両開き、押し上げ式の
様式は様々で
一度なんて
きみの皮膚全てが一つの窓だった

窓の向こう ....
 
 
 
【追憶のアリア】



 こんなにも冷たい闇の中では
 少しだけ記憶の扉をあけて貴方の夢を見ます
 月の調べが聴こえたなら両手をひろげ
 胸の苦しみも高鳴りもすべて受け ....
転がり滑り落ちる悲しみ空蝉
耳鳴りが音階と為って脳を支配する

狭い部屋に鍵を掛けて
目蓋を閉ざす深夜に
飛び交う金色の鱗粉
睫に落ちて悪夢を垂らす
苦い蜜を掬って

 ....
 
 
鞄と間違えて
父さんが
枕をかかえて会社に行く
目を閉じたまま
夢を見てるんだろう

父さんは
目を閉じたまま電車に乗り
目を閉じたまま
タイムカードを押す
目を閉じた ....
コスモスってね、宇宙って意味なのよ。

アスファルトの上、コスモスを握って朽ち果ててもいいとか想ってきたの。

泣きながらおさらばしてもいいかなって。
透明なきもちになりたくて
見あげた空は青だった

よく晴れた
雲ひとつない青だった


春の匂いはまだ冷たくて
透明な
青の真下は
なお冷たくて

見つからない意味の底 ....
 
 
今年もまた
団扇の群れが
空を渡ってやってくる

地上では
とぼとぼと
室外機が歩いてる
生ぬるい息を漏らし
家々を訪ねてる
血のつながりや友情
愛よりも大切な
絆の ....
でも自分は醜い。

でも好きなの。愛するあなたのことも、花咲く樹も。

愛してるわ。涙が出るほど。
たましいの一滴、血の一滴まで
この愛をつらぬいてやるさ

実体のないものに惹かれるのは
実体のないものしか
実体のあるものに繋がっていないから

宇宙のはじまりの名残だろうか

たま ....
もう着るものかどうか、わからないけれど
さらさら、木綿の肌に触れる

待ちうける その時の
今 やってきた季節のさかりに
たくさんの声がする
行こうか/行ってきます/行くよ/さあ
いって ....
見えない銃の見えない銃弾は
知らないうちに知らない人を撃ち続ける
見えない銃に撃たれたことのない人などほとんどいない
誰しもが一度は撃たれ、そのことに気付かず平然と過ごしている
見えない銃弾は ....
少しだけ冷たいシャワーを浴びて
乾燥したタオルで頭を拭く
拭いきれない残り水はしずくになり
首筋を伝い背骨を沿って落下してゆく


つつ、つう、つう


風ひとつないこんな夜には
 ....
光のうわずみ
草の行方を呑み干して
夜の鳥が鳴く
ここに居たい
ここに居たくない


願いと砂と滴の器
はばたきの影 眠りと頂
どこへゆくどこへゆく
美しさ ....
僕の杞憂は


きっと

畏れ多くて


上手く言えないので






頭部に注射器が刺さってる感じです


と・・・








 ....
この痛みは私にしかわからないわ

締め付けてくる
日に焼けてない私の腕をぎゅう、と
熱いあなたの手がみしり

海に沈もう
あなたは優しく私を抱いて
浅い海に浸った、浸っていく

海 ....
{引用=「出かけないか。」
「どこへ?」
「過去へ。」
「タイムマシンでも発明したの?」
「まあね。真っ暗な夜があればいいんだ。」

神様は天球に宝石箱をひっくり返し、銀の砂をまいた。
 ....
動く景色を
眺めていたら
ぽつんと
ひとりぼっちに
なっていた

将来を想像して
動いてみたら
ココロが
ぺたんと
なってしまい

ぼんやりと空を
見上げたら
どっぷりと
 ....
出口の見えないモノドラマ
無限大に広がる行間
暗闇色のボトルの中
いつまでも消えることのない気泡

秒針だけの目覚し時計
鳴るはずのない遠い約束
ミント味のする後悔の中
いつまでも ....
雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
 *
季節の隅に置き去りにされた白い砂に刻んだ足跡が
風に運ばれて遠く旅立つ
情熱だけが高く舞い上がり青い空の藍に溶け込んで行く
白い雲の切れ間に漂う残像は
光の露となり
沸き立つ夏に飲まれてし ....
中原 那由多さんの自由詩おすすめリスト(802)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
話し相手- フクスケ自由詩309-7-25
そら- 奈須 好 ...自由詩109-7-24
愛せ。- 狠志自由詩209-7-24
短冊と落とし文月/海の粘度- 海里自由詩209-7-23
ペンギン- コーリャ自由詩14*09-7-22
首筋- たもつ自由詩1509-7-21
愛よ- あ。自由詩18*09-7-21
『1ポンドの憂鬱』- あおい満 ...自由詩4*09-7-20
再生- nonya自由詩6*09-7-20
疎通- 乱太郎自由詩12*09-7-18
きみの窓- ミゼット自由詩7*09-7-18
追憶のアリア- 綾瀬たか ...自由詩309-7-18
蝶と螢- AKiHiCo自由詩409-7-17
父さんの夢- 小川 葉自由詩809-7-17
コスモスが好きなの- アサギ自由詩309-7-17
五月の教室- 千波 一 ...自由詩2*09-7-16
夏群像- 小川 葉自由詩309-7-16
世界は美しい- アサギ自由詩209-7-16
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-15
夏のゆかた_(Hiroshima)- 月乃助自由詩10*09-7-15
真空にかすり傷- 木屋 亞 ...自由詩6*09-7-15
熱帯夜- あ。自由詩14*09-7-14
冬虚- 木立 悟自由詩309-7-14
- 自由詩2*09-7-14
知ってた- 愛の嗚咽自由詩309-7-14
一秒前/月/そして現在- 夏嶋 真 ...自由詩24*09-7-13
決起- 未完自由詩6*09-7-13
(無題)- nonya自由詩5*09-7-12
ロアン- 氷水蒸流自由詩809-7-11
四季彩/夏- 遊佐自由詩6*09-7-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27