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扉が
しずんでしまう前に
瞳をひらく
決意をしよう

内に
あふれる
海原をのがれ
足を
こわごわ立たせる場所が
小さくてもいい
流れ着いた
この岸を
いまは
瞳に焼き ....
海へと向かう
風になりたかった

誰にも
心地よい匂いで
なんにも傷つけずに
透き通る
そんな
自由に
なりたかった

けれど
夕暮れどきの
風はいつも冷たくて
帰 ....
月のひかりは
黄金めいて降りそそぐ

それは
太陽なくして
成り立たないことだけれど
うそぶき加減が身に優しくて
わたしはつかのま
あしたの重みを
脱ぎ捨てる


思え ....
この腕に
守れるものなど少なくて
そのくせなにかを
守ってみたくて
だから
たとえば
波打ち際で
きれいな貝殻を
探してる

きみは
きれいな貝殻を
よろこぶだろうから ....
日没を追い越したくて海岸線
灯台よ、まだ闇を告げるな




たき火して語り合う手の缶ビール
温んでいくのはだれのしわざか


まっさきに真っ赤に落ちてしまうのも
 ....
透明なきもちになりたくて
見あげた空は青だった

よく晴れた
雲ひとつない青だった


春の匂いはまだ冷たくて
透明な
青の真下は
なお冷たくて

見つからない意味の底 ....
中原 那由多さんの千波 一也さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 千波 一 ...自由詩4*10-3-27
線路沿い- 千波 一 ...自由詩6*10-2-4
服毒- 千波 一 ...自由詩7*10-1-22
貝殻- 千波 一 ...自由詩6*09-8-25
◆夏占い- 千波 一 ...短歌4+*09-8-25
五月の教室- 千波 一 ...自由詩2*09-7-16

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