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人生に失敗したので爆弾を作った
場所はカフェがいいな
とりあえず街に出かけた

中世の面影を残す門をくぐったとき、
刻まれた紋章が俺の勲章に見えた
足の裏に石畳がズンズン響く

目の前 ....
俺は
あなたに巡り会えた

もしかしたら
もう会えないかもしれない

それでも
俺とあなたの運命は
一瞬重なった

俺の傷とあなたの傷は
まったく同じじゃないけれど

よく似 ....
俺はライターを忘れて
マッチをもらった

マッチをみると
きみを思い出す

マッチをするみたいに
簡単に恋におちた

マッチみたいに
燃えかすだけのこして終わった

1本分の短 ....
あの人の ま白な指が
麦茶 冷やす 流水の川を
チロチロ と 泳ぐ朝

日傘の 影から
「日に焼けたくないのよ」 と
うなじに一つも 汗をかかずに
水辺色に 魚跳ねる
絽の着物 着て
 ....
あの空の話





もう遠くなった映像の中では
坂道の向こうの太陽と
薄くなるグレーの空とが
混在していて
蝉時雨
引いては寄せて
寂しさを反芻している

知らない知らな ....
受験まで一年「しか」ない!
そんな事を大義名分に
優秀かそうでないかなんて関係なしに
一年を卓上で過ごすように
まくしたて

「これは君達のため」といいながら
「教育」という名のもとに
 ....
僕と君の忘れかけた夢が

はじまるよ

雨の暑い夜に


ただの接吻−くちづけ−だけじゃ

寂しいだろう

抱いてあげるよ

君の命


ただ黙っているんじゃ寂しいだろ ....
純粋で
裏の世界なんて
まるで知らない
素直な君

僕は
どっちかというと
素直ではなくて
裏の世界の住人
かもしれない

悪口を絶対こぼさない、
なんてキレイゴト
言えるは ....
夜中の三時に目を覚まし
仕方がないから何にもしない
グラスに氷を放り込み焼酎注ぐ
不純物は何も要らない

マルボロライトが切れたから
親父のマイルドセブンをちょいと拝借
計算して作られた ....
こんな雨の日は

家にこもってCDを聴く

きみから借りたCDだ

ある日突然きみから葉書が来た

「もうCD返さないでいいよ」

その たった1枚の葉書が

俺と君の最後
 ....
天の川原に吹く風よ

あれは、 酉 だったか。

否、カエルだったか。

この世の思いが
あの世に映る。

あの世の想いが
この世に移る。

今宵、ここの橋の上に
天の川原に ....
涙をこらえて

壊れかけたつり橋を

ひとりで渡ろう

そうしないと

僕は前に進めない

涙をこらえて

激流を渡ろう

そうしないと

僕は君の幻から離れられない
 ....
深々と 静寂な
海にたゆとっていたいんだ
言葉の羅列の大通り
耳を塞ぎたいときもある
その合間にも
世界は回転している


触れるのは少し痛そうだから
ベンチに深く沈みこんで
とり ....
「産んだ私が馬鹿だった。」
母の声が鳴り響く
「お前なんて俺の子じゃない。」
父の声が反響してる

あの雨の日も両親は
私のことで喧嘩していた
私はそっと音を立てずに
部屋に隠れて息を ....
時できらめく この世界に

いくつもの命がある

その中で僕らは生まれてきたんだ

生きる意味を持って

命の輝きを発しながら

星より輝きながら

僕らは生きてい ....
ぐおん
と唸りをあげて
自動販売機が震え出す夏
電車のゆれる空間で
ヘッドフォンの君を見る

ひどく 暑い
冷房が壊れているとか何とか
聞き取りにくい声でアナウンスしていた
ような気 ....
僕と君が

向かい合ってコーヒーを飲んでいたね

君の話した思い出話が

涙で途切れてしまった

僕たちの間を

吹いていないはずの風が

駆け抜けた

君は

僕では ....
少年
いつかなくした自転車の
へこんだ場所を忘れてた
あの子を見ててブロック塀に
ぶつけたときにできたやつ
そうだったね
そこに貼り付けたシールは
昔からの空色で
覗くと雲が浮かんでた ....
あたしを抱いた男が貳人
運転席と助手席に居る事実
その風景が まるで{ルビ他人事=ひとごと}の様で
遠い月を眺めてた

「無垢を装ってんじゃねーよ」

あたしを娘と呼ぶ男が壱人
液晶画 ....
光と影が混ざり合うことは
ない

俺の中にも
光と影があるはず

青い空に 両手を広げて
笑う
そんな光があることは
知ってるぜ

心の中に
光が満ち溢れる
部屋があることも ....
世界中の白百合を集めても

黒百合には ならなくて


世界中の薔薇を探しても

青い薔薇は 見つからなかった


世界中の女の人を集めても

貴女には ならなくて

 ....
スタンドライトだけ付けて
ひとり想いを描いてる
ベッドの上寝そべって
ラジオを付けたまま眠る

あの曲だけをリピートで
ひたすら流し続けてる
他の誰かの言葉に
自分を重ねてみてる

 ....
加減乗除の果て。

らくだのコブには

梅酒が満ち満ちていた。
草原の秘密基地
今はもう影だけで

虫取り網を振り下ろす
残像が目に焼きついた
夕暮れの蝉時雨を
いつまでもそこで聞いていたっけ


通りすがりの車窓から指差した
この草原は僕なん ....
嘘つきではないけれど
全てを語らない人や、
嘘しかつけない優しい人や。

いろんな嘘で
できあがった
この街に、
のんびり暮らしていることが。

日常になってしまった
僕がいる。
壊れてしまった

ふとんばさみが

とりのような

弧を描いている。

夏のベランダ
僕は1人で飲んでた

酔ったのか

風に当たりたくて

塀にもたれてた

僕の髪が中途半端に

自分に絡みつく


風に聞いても

夜の空に聞いても

答えなんて無い ....
窓枠から漏れている気持ちを
ガムテープで目張りする
それで安心かというと
そうでもないらしい

困ったな
僕はそれ以上のすべを知らない


進みようのないことを
あれこれと堂堂巡り ....
街に忘れかけられた
公園のベンチに座って
西日の中の滑り台の上では
始まりかけた夏が
くるくると回っている

夜に向かっている
夕暮れの片隅で
ジャングルジムの天辺じゃ
出たがりの金 ....
捨て猫は泥濘で踊る

お婆さんの膝の上の心地好さを思い出しながら

捨て猫は泥濘で踊る

水たまりに映る汚れたトモダチと共に


雨降りの病みは、月明かりを遮り
大好きなトモダチを ....
Lily of the valleyさんの自由詩おすすめリスト(644)
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