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あの頃、僕らの口癖は
「何かいいことないかなぁ」
規則だらけの学校が終わると
結局いつものゲーセンで
そんな言葉を呟いている

誰か一人が口にすると
それはたちまち仲間達に伝播して
誰 ....
消え入りそうな街の灯り

止まらない時の中で
その中で
僕たちは出会った

僕も君も寂しくて
何かに飢えていた

止まらない時の中で
その中で
僕たちは求め合った

君も僕も ....
叩く
ひとを叩く


大好きな彼女
君のこと好きだよ
と言わずに叩く


大切な母親
いつもありがとう
と言わずに叩く


可愛い我が子
よしよし
と言わずに叩く

 ....
祖母からもらった古いオルゴール
流れていたのはショパンのノクターン

鍵を失くした古いオルゴール
あの人からの手紙や写真が詰まった
開かずのオルゴール

もう1度聴きたい
あのノクター ....
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ....
誰にも分からないように
誰にも分からない言葉で
誰でも云うような独り言を呟く

この世を忌み嫌いながらも
この世に愛される俗人の中の俗人
もっともっと時間が欲しかった
もっともっとお金が欲しかった
もっともっと欲しかった
もっともっと
もっともっと


全てを投げ出す事を知らずに
全て要らないと叫んだ
違いも分からない ....
あれは いつの頃だったでしょうか

公園にあった 長い滑り台
私ははしゃいで 滑り降りた
気を付けたつもりだったのに
両足を開いて 速くなりすぎないようにしたのに
震えてしまうほどに 私は ....
今夜の僕は感傷的になって
夜空を見つめている

いつもはよく見えないのに
今日は1つ輝く星が
僕の胸を打つ

君と僕は
若い日に出会って
喧嘩もした
別れようと話したこともあった
 ....
ありのままの心で生きていけたら
どんなにいいだろう

危なっかしくても
ぶきっちょでも
心のままに生きていけたら
どんなにいいだろう

そんなことを思っているうちに

最終電車が出 ....
きらめく風を追いかけて
君とどこまで駆けただろう

陽射しを浴びて微笑んだ
遠い昔の君との出会い

何度か離れ離れになった

何度か分かり合えない夜もあった

互いに孤独で
押し ....
最初から決められた運命を
憎らしく思ってしまう

出会ったときから
彼はずっと両想い
私はそんな彼に
ずっと片想い

なのに時計の針だけは
私を置いてけぼりにしたまま
ただ前へ、前 ....
「久しぶり」と笑顔を交わし
「最近どう?」といつもの挨拶
そして、
「別に」といういつもの返事

朝が来て 夜が来て
またそしたら朝が来る
昨日も「別に」
明日も「別に」
そんな何で ....
「わたしたちのからだ ここに入るのね

その言葉は 墓前に供えた白い花より麗しく
遠くに 在るもの いつか 訪れる
その日を見据えては 永久 に さすらい


「わたしたちの心 あの雲に ....
生きる意味に悩んでいるなら
悩んで悩んで悩み抜いて
大いに苦しめばいいよ


それでも君は幸せなんだから


今すぐにでも死にたいのなら
遺書のひとつでも書いて
とっとと死ねばいい ....
この時点で
効果的な罠は
君を束縛することではないはずなのに…


バスに乗って。
酔っ払った身体は、揺れる
揺れる、
その肩は、空席。

使っておやりと、何かしら突 ....
雨が降る。
傘はいらない。

雨が好きな月もあれば、
雨が嫌いな月もある。

二月の雨が、
どちらなのか。

それはこの雨と、
君だけが知っている。

 ....
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う


あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたい ....
   





例えば人が硝子だとする。
だから人がレンズだとする。

屈折するひとりが見る世界は、
どんなだろうか?。

では、
もうひとりがいるとする。
だから、
 ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた



君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた



なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから



 ....
甘い香りを予感させる小さな箱
赤いリボンが可愛らしくて
君の笑顔はいつも素敵で
両手で受け取るファミマの小箱


でも…何故か心に残るわだかまり
それは君が他の男友だちにも
同じ小箱を ....
その川と海とがぶつかる場所で、誰かが手を振っている
回転を続ける灯り、列になって逃げていく光
そのどちらにも負けないように小さく、手を振っている
海はどこでも引いていき、魚が飛び跳ねる
月へ向 ....
おいでブレーキ
お掃除コントなんかしてないで

話し始めたクラッチのこと
予想外で湯河原の代議士にタッチ
動揺して路地裏のキシリトールに
あやとり教えてごまかしてたんよ
私はまだ大統領や ....
惚れるひとつ。
溺れるふたつ。

ここにひとつ影。
ふたつ追憶に溺れる。

果てる波みっつ。
人の一生は
うたかたの夢のように
何が起きてるのかも
わからないうちに
過ぎ去ってしまう

朝 眠い目をこすり
仕事へ出かけ
精根疲れ果てて
家路につき
自分が本当は何がしたいかな ....
目一杯に指を開いて
その間から覗く世界は
少しだけ明るすぎて
いつものように目を閉じていく
はらはらと花の散る道が
視界の端には、何処にでもあった



午前五時
空を埋める目覚ま ....
小さな丸いテーブルに
精一杯の気持ちを込めた
小さな丸いクリスマスケーキ

一夜の窓より街の賑わいを見おろすと
そこかしこで肩を寄せ合う恋人達の姿は
語り合う言葉の響きに酔いしれ

ク ....
俺の為に余命三ヶ月になってくれないか?
そして或る日突然に
そう突然に死んでくれないか?

嘘だ

戦争や争い事なんて少ない方がいい
無くなりはしない事はわかっている
家族や友人を ....
「あなたはね。
 卵から生まれたの。
 それはそれは痛くって、
 とっても大変だったのよ。」

それが母の口癖だった。

嬉しいことがあったときも、
悲しいこと ....
隣の白蛇が、
皮を脱ぐ。

彼は失恋すると、
いつも絶食して、
いつも脱皮する。

センチメンタルなのだ。

脱皮する少し前から、
蛇の目は白濁しはじめる。 ....
Lily of the valleyさんの自由詩おすすめリスト(644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの頃の口癖- 快晴自由詩3*06-4-29
@止まらない時の中で- 貴水 水 ...自由詩206-4-27
Knock_On_The_Door- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-4-24
@オルゴール- 貴水 水 ...自由詩506-4-15
「_みつけ、て。_」- PULL.自由詩15*06-4-15
即興詩「俗人」- 虹村 凌自由詩1*06-4-6
死んで欲しくなんか無いのに死ねと呟いた- 虹村 凌自由詩6*06-4-4
「いつかの少年」- しいたけ自由詩5*06-3-29
@星_Ⅱ- 貴水 水 ...自由詩206-3-28
@電車- 貴水 水 ...自由詩306-3-25
@風と空- 貴水 水 ...自由詩206-3-23
片想い- クラウン自由詩306-3-20
いつもの挨拶- 快晴自由詩3*06-3-20
香春盆夢歌(かわらぼんゆめうた)- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-3-18
世界で一番不幸せと思っている君に贈る歌- 恋月 ぴ ...自由詩33+*06-3-8
バスが辿る道の先- 梅ゼリー自由詩306-3-4
「_日曜日は雨で。_」- PULL.自由詩13*06-2-26
女性詩(をんな_さが_うた)- 恋月 ぴ ...自由詩20+*06-2-24
「_屈折した火曜日。_」- PULL.自由詩9*06-2-21
ラブレターを書きつづけた男の遺言状- 恋月 ぴ ...自由詩32+*06-2-19
ラストバレンタインデー- 恋月 ぴ ...自由詩12*06-2-10
スカイライン- 霜天自由詩706-2-9
愛しき日々は、ヘリコプター- 木葉 揺自由詩506-2-6
「_ひとつふたつ。_」- PULL.自由詩13*06-1-30
はじまりの詩- 七尾きよ ...自由詩5*06-1-9
thanks- 霜天自由詩905-12-27
G線上のメリークリスマス- 恋月 ぴ ...自由詩15*05-12-23
嘘吐き詩の人- 虹村 凌自由詩5*05-12-14
「_たまご。_」- PULL.自由詩15*05-12-11
「_皮を脱ぐ。_」- PULL.自由詩16*05-12-8

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