仄暗い公園のベンチで
みかんの皮を食べろと言われている老人が
喜んでと言って頬張っていたのは新聞紙
これでいいですかとにこにこしながら
鳩の目で少年たちを睨みつける

ぽおっぽっぽっぽ ぽ ....
特に何も言うことのない 細胞分裂

アフタヌーンのアフタヌーン

えらくしゃかりきな 真夜中の哲学

夕暮れ時の魔法使い

砂と砂と砂

金色の排水口

45度傾いた 口笛
 ....
意識して柔らかく書き出したはずの話であったが、ドンドンとんがってくるのを感じ
る。先に出した私の過去の書き物については、どうあれ私にとっては大問題であり、
白旗掲げながらその背後から銃を打ちまくる ....
 
 
 
ぼくたちはときに、ひややかな空をうっすらと着て夜闇の蛍光灯の照らす端で立ち止まる。「ん」とか声にならない音で喉をきしませて、まず見るのは足元の靴だ。重力がぼくをきちんと踏みしめている ....
愛して、取り出して、そこにある気持ちだけで、セックスしよう。

じっとりと、繋ぐ手に染み込む気持ちだけで、セックスしよう。

ハッピー、ハッピー、ハッピー!って叫びたくなっちゃうような気分だけ ....
白い部屋には
素敵な男の子が
4人
にこにこ笑いながら
4隅に立ってる
ひとりを追いかけると
みんなが逃げる
どうしても捕まえられない
壁に沿って
追いかけっこ
杏仁豆腐がとろけそうなころ
       
              舌の上はエラーです

空の上は Lalala


舌はずるい
空想に



一番近い気がしたから

 ....
なんだか重いな寝苦しいなと思うと
大きなわけのわからない生き物が
胸にのっているんです
そんなことが毎日です。

ふうっと煙草の煙を吐いて
彼女はティーカップにくちびるを寄せ
とつぜん苦 ....
最近、詩の森文庫というのが出ていて
辻征夫さんという人が書いている。この人、亡くなったのが60だから、僕の親父が60だから、今、死んだらと想像するだに、コワイ。
それは、さておき、1939年生まれ ....
理系少女とやりたいな
サービスがたりないよっていうアイツも
掃き溜めの希望よりクズなんだよ
うすみどりの扉をしめたら
きっとあの子はがちがち震えだして
知る由もない未来にどんな方法でもいいか ....
バスの窓から今日の陽がまっすぐこちらにあたります
木の影のリズムが頬を通っていきます
それは前にいる車のテールランプよりも少し早いテンポで

傷だらけの窓から入る暖かさは 春がもう来ているよう ....
結構好き勝手なことを書いているように受け取られるかもしれないが
基本的に俺は、みんな「まとめてどんと来い」精神で臨んでいる。
そもそも誰しもが潜在的な能力を秘めていると思うし、
「潜在的」という ....
涙滴型のカプセルをひとつ服用する。
白い飛行船、チェシャ猫の笑い、
きみの両腕は指先から砂になってゆく。

不完全変態の幼虫が這い寄ってきたら、
追っ払ってしまおうと思う。
きみは完全変態 ....
いつもいつもいつも
いつもいつもいつも
いつも
夕になったら眠くなってしまって
そのまま夢に消えてゆく

タイム・イズ・マニィ
いつの間に
僕は夜のしじまに焦がれてしまったのだろう
 ....
小さい頃捕まえて

プラスチックのケースにいれた甲虫は

僕がワクワクして観察していた頃に死んでしまうことが

珍しくはなかった



僕はあの頃何も考えてなかったけど

あの ....
たぶん祈りには何の意味もなく
そんなことなど承知の上で
とうに終わった宴のあとを
涙ぐみながら眺めているのです
宴が終わっていることは知っています
でもそれを認めたくはないのです
訪ねてい ....
死んだ。
僕の心は死んだ。
作ることに(死んだ。)
何の意味も見出せなくなった

ただ
溢れ出る言葉を
少し頭にせき止めて
流したことは
白紙に遺して

これで
誰かに
何か ....
陥没する時間に
たばこを
吸った

天井は穴だらけで
二階から漏れる
ロバの涙が
目や頬や首のあたりに
ぽつぽつあたる

しけった
たばこにはもう
火がつかない

二階に文 ....
娘が補助輪無しで
自転車に乗ることが出来るようになった
それは昨日のこと

最近左手がきかぬと
父がペットボトルの蓋を人に開けさせた
それは今朝のこと

僕は時のパズルと戯れながら ....
音もなく
光もない部屋の中では
煙草の火だけが時を刻むの

時折
あかい閃光は
あなたの一部を映し
くぐもったかおりがするの

手探りは
あなたを捉えることができるけど
目線は
 ....
気がつけば
とても遠くまで来てしまっていて
見たこともない風景に囲まれて
わたしが
呆然と立ち尽くしているのを
わたしは
見つけた

怖くなって眼を閉じたら
見たこともない風景は
 ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
ジェットラグ
ラズベリーブルー
ブルースカイ
スカイブルー
ホノルルルルルル ルール無用
ワイキキキキキキ 危機一髪
ノル

高く

ヌケて
飛行機雲

サーフタイム
 ....
都合よく
記憶喪失にでもなりたい

いくら泣いたって
所詮
出てくるものは食塩水なんだよ

突然捨てたくなる
五体満足
誰かにかまって欲しいから

夜中に泣きながら
電話してく ....
きみのデイトナ つかんでみせよう
桃のはりは春の体液
めざわりなカーテンが白目に染まり

百合になれそうなんだいっそ
百合になりたいんだ







よんでくれ
ためらう ....
これ以上
あなたにもう 隙間なんてないのに

どの言葉を刺せば あたしのこと 好きになってくれるの
学校で習う言葉が専門性を増すごとに印象深くなるのは、マニアックな人間だけだろうか。
小学、中学、高校・・・と、だんだん馴染みのない言葉が増えてきます。また、それに比例するかのように先生の個性が強くな ....
電気仕掛けの揺り籃は
往けど戻らぬ矛盾の振り子
猫の眼をした赤子が眠る
揺り籠転げりゃ赤子は堕ちる
落ちて真ッ朱な血の花咲かす
オギャアと泣いてデングリ返る
赤子産んだの誰ァれだ
赤子殺 ....
芦ノ湖遊覧船の上から
ハンドバッグ落とした
なにもかも無くなった
象牙実印も入っていた

ブラックバスを釣った
匂いの為に皮を剥いだ
Kさんの知恵だ
焼きたてを食 ....
昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった

昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
 ....
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