浦安にあるアレである。
俗に「ネズミ園」なんて言って茶化す人がいますね。気持ちはわからないでもない。
日本一メジャーな遊園地だし、いつ行ってもひたすら混んでいるし、妙に晴れやかで、
悪口を言いた ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
「まな板給夫のいる」は高架線下の天使と賭けをする。
手札の伏せてあるカウンターが震える。頭上に
ぶら下がっていた彼女の戦利品の数々。
その一つ、オレゴンの絵には
黄色のテント内、
突き出した ....
俺は仕合わせだ
今日も煙草がおいしい
俺は不仕合わせだ
マッチがそろそろ無くなる

俺は仕合わせだ
一緒に電車に揺られている
俺は不仕合わせだ
身近な人を愛せない

俺は仕合わせだ ....
みんな幸せになってほしい
と 思う自分が
自己中心的に感じる
帰り道は
ひとつの
冷たい時代でした


足音ひとつのアスファルトを、両側から
音も無く包んでいた夏野菜の畑
あ、それならば、と


或る母の或るひとつの手に
直 ....
たったひとつの日没で
子供の左の手の中の
逆さの野の草の束からすんなりと
午後の初夏は落ちてしまい
子供の左の手は
無数の落胆のうちのひとつとして
野の草の束を、用水路 ....
ふるふると ふるえるゼリイ たよりない
裸の心 みたく重なる


今日の月 千年前も 見上げてた
いまも変わらぬ 物言わぬ月


カツ丼を ふたりで食べる いつものように
そして話題 ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
【“寺山修司フェア”(ハルキ文庫)を読みながら】

「寺山修司フェア」と銘打って刊行されたハルキ文庫十数冊のなかの一冊、


  『われに五月を』寺山修司(ハルキ文庫)


寺 ....
便利につかおうおすすめリンク。(ごめんなさい)

批評ギルド4月の批評リストです。
これからも追加があるたびに更新していきます。
  


【4月請負批評の全批評文(批評参加は、誰でも大 ....
以前、ニフティの「現代詩フォーラム」で詩の素材についての話題がでたことがあって、「テレビかなにかで見たことあるようなものではなくて、自身の体験を昇華させたものじゃなくてはダメだよ」みたいな意見がで .... とは言っても自殺はしない、が
無責任の謗りは免れないからやっぱり死ぬかもしれない。
ああ、金が欲しい。崩れやすいプリンのような言葉を使って。
さもなきゃ餓死だ。

順番に辱められてピア ....
うたびとの記憶は木の葉のように、それぞれの滑面を散らしながらはすに重なりあってはひめやかに燃えていくのです。残り火は隔たりをときはなって、思い思いの灰を降らせながら真空にうずもれてゆきます。灰は年老い .... 気狂いに刃物
猿に電車
ガキにプール
妻に避妊具
配達員に写メール
青菜に塩
梅干に鰻
童貞にこんにゃく
並木に青虫
女優にバナナ
牛車にロケット
鈍器に着け火
電車曲がる軋む ....
脅迫です。
書いたから読め、ということです。
2回ほどありますよ。この寡黙でおしとやかでシャイな砲丸投げ選手として活
躍しているMonkさんも。こっぱずかしいですよ。誰かのために詩を書いてそれ
 ....
朝5時のバス停をゴミ袋がゆく
それはたまに人だ

紙やすりの這うような声で、暑いといったら
それはひとだ。
合皮ビニルのギュウタンコートが、皮脂でなまびかって
それはそれは暑かろう
もう ....
さて春である。年度末の多忙さからも解放され、自宅の周囲の雪もようやく汚く小さ
い固まりを残すのみとなった。いよいよ青森に春が来る。恐らく3年周期の転勤族に
は最後の青森の春、そして夏だ。
この駄 ....
 *夜半過ぎに


  夜半過ぎになって、その悲しい報せはもたらされた。
  そっと肩を寄せてきた黒猫が、
 「それは悲しいことだわ」
  と、うわごとのように何度か繰り返した。
  少 ....
     妹

次郎の妹は、だいぶ前から次郎にしか見えなくなっていました。
次郎は最初の頃、自分には妹が見えるのだと喜んでいましたが、お父さんやお母さんが、次郎が見て見てと言うたびに泣いてしま ....
リップクリームの溶ける温度から急速に冷めていく唇に
強引にすべらせていく言葉
その摩擦熱は誰もいない理科室で
どの水槽にあてはまることもなく爪先に滲んでいく
金魚はしゃべれない



 ....
はっと、
目を覚ますと
ベッドの足元に
等身大のアンパンマンがいた
といっても
実物を見るのは初めてだったから
それが等身大なのかどうか
本当のところはわからない
つやつやのほっぺ
 ....
{引用=
「簡単に言って、料理とは単に舌先だけで味わうものではなく、また弄ぶものでもない。耳から、目から、鼻からと、様々な感覚を動員して、「美」と「味」の調和を楽しむものだと思う。色どり、盛り方、取 ....
年齢詐称だ。
いいじゃないか、「うなずきマーチ」を知ってる20歳がいたって。
ひょうきんひょうきんそれひょうきん♪ひょうきんパラダイスだっつの。

バイト先で、オッサンと先に仲良くなりますが、 ....
  「ネット詩とビート」


{引用=「テレビは深い参与を求める様式であるから、若い詩人たちが突然に喫茶店や公園、その他あらゆる場所で自分の詩を朗読する事態を引き起こした。テレビ以後、詩人た ....
{引用=
「詩とはなにか?−この問いに対する答えは、詩の方法的、形式的側面からなされるのが普通です。しかし、形式的規律をもたない自由詩以後は、こうした側面からこれに答えることは、全く困難になってしま ....
まず詩を読んでもらいたい。

 花は自らの美しさを知らず
 自らの美しさを語らず

 ゆえに美しさは
 美しいと思う心に常に宿る

たとえば僕が誰かに「美しいですね」と言った ....
あるサイトで「ライ麦畑でつかまえて」について書かれてるのを見た。原題は「The Cather in the Rye」本当の意味は「ライ麦畑の捕まえ役」であり、「ライ麦畑でつかまえて」は誤訳云々だって書 .... 牧場は、今日も晴れるや。
山の向こうまで続く青空に
ポツリ、ポツリ 綿雲
良く乾いた干草が ホロホロと
風に浮かびそうな具合で
何となく 美味しそうだと思うのは
雑食動物の脳内変換 ゆえ
 ....
ベランダがコツコツ鳴るのでカーテンを開けると隕石だった
無愛想に会釈し、顎(多分)で地面を指す
彼の意図を汲み頷くと
彼も頷き返し
ひとつ息をついて飛び降りた
僕は「金金金」と祈った
彼は ....
瓜田タカヤさんのおすすめリスト(421)
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