少し青がかかっているように見えるのは
海に程近い土地柄のせいだろうか
手足さえ伸ばせないような小さな湯船から
はみだしそうなほど注がれた温水に
右手を突っ込んでかき混ぜてみる

熱さに思わ ....
女のバラードを

聴きながら夜を走る

坂道をあがるOLの背中

くずれそうな光

思い出なんかつくらない


ひとはせつなくなりたくて

ひとはひとりでありたくて

ひ ....
さーせん
さぁせんっ

頼むから静かにしてくれファッキン高校生達よ
ケンタッキーはファミリーレストランじゃない
お前たちのパラダイスでもない
水の為に叫ばないでくれ

お前たちの所為で ....
少し、好きになりました

雨上がりの水溜りに
顔を映して
笑ったり、怒ったりしているあなたを見て

少し、好きになりました

煌々と照る月明かりの下で
自分の影を一生懸命 ....
シャープペンが紙を滑る音で
断ち切られる記憶が鼓動になる
遠い日、焦がれた痛みを愛しく思い

  あなたの体は柔らかいという方法
  私の融点を
  花の名前を当てるように
  ほほえみ ....
ふりかけるのか ふりかけないのか
お前はご飯の上でふりかけを振りかざして迷っている
頭の中じゃ花びらちぎって物事決める乙女になっている
お前は乙女座かもしれないけど間違いなく野郎だぞ
ふりかけ ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
堪え難き春の長さよ葱の葉に無理やり夏の兆し見む我は カンの良い人間は気付いただろう!
俺の人生に何が起こったかをヲヲヲヲヲォォォッッッッ!
フハフハフハハハハハハハハ!
馴染む!緊急事態は実によく馴染むぞッ!
最高に「ハイ」ってヤツだァァッッー ....
 二年前、私は仕事を終えると毎日病院に通っていた。
 夫を車椅子にのせ、夜の病院内をさまよった。病院から出ることができないなら、せめて外気にに触れさせてあげたいと思った。
 屋上テラスの扉は鍵がか ....
{画像=061008035546.jpg}
ふとした隙に これが現実だと崩れ去るのは
トランプの尖塔と 君のいた日
今 君に届かぬ声を出すのは
次々狂う 出会った人間
僕はまた この世界へ目 ....
淡い彗星到来
さわりぞら
沖網に掛かる
幾千の廃絶が決心を垂らす

鉱石の連鎖
明滅の香澄
二重のIラインが
悲しく咽び濡れ

散ったのはいつだ
散るのはいまだ

微 ....
一.

 俺の知らない赤で
 雲が光の中で
 死んでゆくんだ
 今も

 おまえの知らない青で
 波が砂の上で
 壊れてゆくよ
 ほら

 見ろよ
 カモメの親子が今
 俺 ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
緑が目にしみます
僕は
捨てなければならぬものを
いくつも背負い込んでは
その捨て場に
迷っています
そのうえ
次から次へと
捨てたくなってしまうものが
増えてしまい
捨てることも ....
またもどうでもいいことを勝手に書きたいと思う。
以前から、人種差別する人間で知られている俺だが、
「また今回もかよ」って程度で読んでくれて良い。

最近、語学学校に来た韓国人がいるのだが、なか ....
今月末、女房の実家に墓参りに行く。
仕事の都合などで、もう三年ほど実家には帰っていない。
鹿児島なので、千葉からそう簡単に行けるところではない。

墓地は高台にある。
眼下にはきらき ....
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき .... 昨晩は最悪だった。寝ないって事が、どれだけ体に負担をかけるかを理解した。
頭で理解したんじゃない。体で理解したのだよ。
混ぜなかったら確実に死んでたと思う。

生まれて初めて四暗刻を和了した夜 ....
先日、父方の伯母が亡くなった。
父は十人兄弟の六番目。
兄弟のなかで、この世を去ったのはこれで二人目になる。


雨が降っていた。
最初父は、「お前は来なくてもいい」、と言っていた ....
頭にも手にも胸にも眠りにも 君がまわって中毒症状

かじかんで走り出せない こんな日に限って君の声が聞きたい

毒りんご食んで死にたい 口付けで君が生かしてくれるというなら

酸素など ....
みどり、それに付随する赤、

何か書かなくてはいけないというので
わたしはこうしているのです
あんまり静かでうるさいので、
以前どうやっていたか忘れてしまった。

みどり、それに付随する ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)

 今から15年も前の話である。
 私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ....
一月の風が
凍りつく 窓を叩く
眠りに至らぬ 冷たい夜半
明日出て行く この部屋を
片付けても 片付けても
きりがない
少女の玩具は 置いてゆこう
がらくたに 埋もれた
わたしの魂よ  ....
いつからか夢見ることを遠ざけたのは
それが大人になることだと教えられたからではなく

身近な現実を見つめれば
それが大人になることだったからでした



忘れ去られた銀河ステーション
 ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
おまえがほんとうのことを口走る度に
鳥の翼から羽毛がぬけ落ちる
世界はやせ細り 目に見えるものすべてが
絵に描かれたものとして溶けてゆく
たとえば可哀相な妹が
人に知られぬ速度で後退する時
 ....
初出:
ウエノポエトリカンジャム3 公式パンフレット「Iu(イウ)」(2005年夏)
(http://www.upj.jp/)
「詩なんかよく知らない人にネットの詩について伝えるメッ ....
小学校の先生をしている母さんに尋ねられた。
「ハードゲイってどこがすごいの?
 フォーフォー言うだけじゃない」

僕は答えた。
「みんなが色々なものに気を使って、
 やってみたいけど我慢し ....
瓜田タカヤさんのおすすめリスト(421)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湯船- 松本 卓 ...自由詩107-6-24
思い出をつくらない- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-12
おっぱい- 虹村 凌自由詩1*07-6-9
少し、好きになりました- なかがわ ...自由詩5*07-6-4
しおりの_わけ- たりぽん ...自由詩16*07-6-4
選択- 新守山ダ ...自由詩707-5-19
炭酸レモン- Rin K自由詩43*07-5-12
もうええやん春- A-29短歌207-5-7
これが俺の生きる道- 虹村 凌散文(批評 ...2*06-12-17
そのとき「詩」は私を救わなかった- 渦巻二三 ...散文(批評 ...28*06-11-15
ジニアを抱ける日を想う- リメ自由詩10*06-10-7
恋人- キメラ自由詩606-10-7
血の匂い- 水在らあ ...自由詩34*06-8-26
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない- 水在らあ ...自由詩56*06-7-27
緑のトンネル- 遊羽自由詩4*06-5-21
人種差別を揺るがすもの。無邪気な情熱。- 虹村 凌散文(批評 ...20+*06-4-21
託されている- たもつ散文(批評 ...1406-4-9
嘘つきは詩人の始まり(下書きよりの抜粋)- 窪ワタル散文(批評 ...15+*06-4-9
ゲロまみれの夜明け- 虹村 凌散文(批評 ...1*06-4-8
当たり前のこと- たもつ散文(批評 ...1206-4-7
中毒症状。- 杉田蝶子短歌206-1-30
ちぎれ飛ぶ白- ミゼット自由詩1+*06-1-30
金(キム)- 馬野ミキ自由詩90+*06-1-22
セックスボランティア(R18)- 宮前のん散文(批評 ...53+*06-1-18
ふゆものがたり- スイレン ...自由詩11*06-1-2
流星群の夜- ベンジャ ...自由詩11*06-1-2
初詣- たもつ自由詩5206-1-2
世界の別名- 岡部淳太 ...自由詩33*05-12-19
Hello----,Hello----._私たちは、つながっ ...- いとう散文(批評 ...4105-12-19
ハードゲイにできて、僕らにできない事。- 和泉 誠散文(批評 ...4*05-12-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14