僕は、(――と書いておこうか、とり合えず、)
 今日近江八幡へ行きました。そこは盾みたいな山が
 そびえてて、「お、盾さんだ」とか意味不明な事を
 考えたりしながら、ドライブしていまし ....
ペットボトル
父さん

色エンピツセットの中で一番きれいな赤色エンピツ
母さん

観覧車の置物
兄さん

粘土


テーブルに並べて
バカ男はいつもの席

 ....
モズクガニのことを考えながらパスタを食べる深夜のデニーズ


明日の朝何を食べようか、と手をつなぎ 春の屋上からダイブする


バスに乗り行ける所の限界は終点までと終点で気づく


 ....
リアリティのある漫画
例えば「最終兵器彼女」や「ヒカルの碁」などは設定や画がかなりリアリティがあると思うが
リアリティがある漫画にとって一番重要なものが欠けていると思う
それは「缶ジュースの飲む ....
形状を記憶しているつもりなら今すぐ夢の断片ひろえ


轟音の低音ベースが鳴る部屋で無音のきみがほほえんでいる


失った真夜中ひとり花園で紋白蝶を両手で潰す


密葬す巨大な木々に囲 ....
もと
もとの
つきの



らら



もと
もとの


もとの
つきの



らら



おらはいつかむかしのすみよいごみすてばさぬけて



 ....
最後の叫ぶ声も漬けられた
漬けられた声は日持ちがするので売りやすいのさ。

カブ屋がカブに乗り、歌舞伎町から兜町に行き、被りものごと過分のアスファルトに漬けられた!!
大声 ....
からっと空があがった

その色は首のあたりにすっと馴染んで 実に悠長に 時間が過ぎる

携帯をほっぺと肩に挟んで自転車に乗ると 坂道を転げ落ちる

きこえる君の声が 嘘のようで ここちよい ....
「青が好きだということにしよう」
そう決めて 僕はこの世に生まれた。
先日、ある男性とお話をしていた時のこと
耳を疑う言葉が聞こえた。
女のほうが儲かるよな。世の中何?平等平等って女のほうが得するようにできてるよな。

それを聞いて おそらく女なんだろう、女性器 ....
キックしたら死にそうな犬が路上で流行っている

キックしたら死にそうな犬

死にそうな犬

死にそうな犬

死にそうな犬







閑静な住宅街では週1ペースで人が ....
すっかりと未確認飛行物体となってしまった彼女が
少しだけ湿り気のある青空の中を泳いでいる
僕らはそれを見つけては
もうそんな季節だね
と、確かめ合う


動き出さない車の列を、指先の
 ....
ミネストローネを食べたあとのタバコは

懐かしいお口

夜をピカピカ光る飛行機を

懐かしいお口のあたしで

とろとろと見やる


パッケージを開ける君の手は

初冬の肌寒さ ....
桜並木の堤防沿いの道
一人の少年が走っていく
後姿にすばらしく
映画のような櫻吹雪

「少年よ!走っていけ!」

見送る私の後ろから
初老の男が叫ぶ
振り向く私に

「言っちゃ悪 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
君によじ登る時
記号化された明日を忘れたい

君をばら撒く時
密室でひんやりと眠ります

君を取り出す時
時計は5時を指して

君を揃える時
柔らかくなった土をひたすら掘る

 ....
(葬儀におけるエコロジー)

もし ぼくが死んだら
土葬にしてくれ

小さな命たちに
ご馳走してやりたいんだ

もし 火葬にするなら
ミディアムレアに焼いてくれ

エネルギーを
 ....
 数年前、引越しの際に荷物を整理していたら、和室の天袋の中から、昔父が書いた詩の原稿が出てきた。以前から、僕の父親は若い頃に詩を書いていたらしいと、聞いてはいた。だが、僕の知る父の姿からは詩を書くこと ....  赤い鳥

 撃ち殺しても

 赤い鳥
華麗に誘惑の羽根を広げたって駄目さ

あいつの今 知りたいんだろう?


心配ない

あんたの思い通りにはなってないさ
だんだんと小さくなってゆく君の姿
どうして僕から離れてゆくの
雨が降って、雪が降って桜が舞い散る。
君はまだ戻ってこない。
僕のこと忘れてしまったんだろうか。
僕は今も想い続けるのに・・ ....
何かを表現しようとするとき
そのものが、実在するしないに関わらず、まず「在る」ということを受け止めてみる。

たとえば「音」

鳥の声が聞こえてくる。しかし姿はみえない。

このとき
 ....
病院の待合室で
子供をお利口にするための薬を
待ちながら
私はどんどん小さくなって
周りがどんどん大きくなって
それとも私が透明になっているのか
どちらかはわからないけれど
私の存在 ....
細胞に熱を帯びた物体はいつか不利で
分子というレベルでの攻撃をはにかみながら
哀情の君が腐った ポラロイド火傷の影
熱帯は揚力に負けて立ちすくむ5秒間
猫背矯正で遊泳
猫背矯正で遊泳
アン ....
音楽

どこからか楽しげな音楽
両手でばさばさ
と、空を飛んでいくあの子は笑顔
僕はとっておきの切り札を懐に
とっておきなので使わずに
まぶしい頃に目を閉じたり、開けたりする

あま ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
光が息を通りすぎ
ひとつの花
ひとつの羽に分かれてゆく


線だけの街に
雨がひとつ咲き
小さくふるえ 増えつづける


無音に打たれ ひざまづくとき
白い林の連なりを見 ....
アイスチャイが作る船の
端に立ってごらんよ
スミレの花の
花弁の奥に顔を背けてしまう
因果とシナモン
刺激が感化する乗ってゆくJR
遠くへ行こうと人波が蠢く改札へと
吸い込まれてゆくキッ ....
高校生の頃みたいに
立て続けに三本の煙草を吸う
吐き捨てた唾の泡に
何かの期待を寄せた 夜


何かが起こりそうな呪文を唱えるよりも
何も起こらない夜に

ひとりで煙草を吸う 昭和七 ....
水平線を断ち切るように
僕らはときおり空を見上げる

加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実も風に飛ばされてしまう

渡り鳥が
故郷を忘れないでいられるのは何故だろ ....
瓜田タカヤさんのおすすめリスト(421)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
W君へ/或いは美しいものの為に- 高田夙児散文(批評 ...605-3-20
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春のグラウンド- バカ男短歌10*05-3-18
リアリティのある漫画- 加藤泰清散文(批評 ...9*05-3-15
むらさきせかい- 本木はじ ...短歌705-3-12
風景- 捨て彦自由詩605-3-11
ホルマリン漬けのあした- あおば自由詩3*05-3-11
欅と辛夷の路- 吉原 麻自由詩2*05-3-11
由来- 吉岡孝次自由詩205-3-10
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光線- 馬野ミキ自由詩3*05-3-8
僕らとUFO- 霜天自由詩305-3-8
セロリ- ぱぴ子自由詩205-3-8
父や、母が死んでも走り続けろ!- 初代ドリ ...自由詩4*05-3-7
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
それからそれから- ぱぴ子自由詩305-3-7
ミディアムレアに焼いてくれ- 043BLUE自由詩505-3-6
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赤い鳥- 大覚アキ ...俳句605-3-3
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なんてことない一日- 初代ドリ ...自由詩8*05-3-1
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鏡の日- 木立 悟自由詩405-3-1
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南セントレア_(離陸)- ベンジャ ...自由詩7*05-2-28

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