すべてのおすすめ
 ヘビが嫌いよ ニョロニョロするから
 花が咲いたら祈ろかな
 梯子が燃えます 2分の一のあみだくじで
 サッカーの脚が蹴りマス パスと芝フと四角いボール
 ....
無呼吸性の暗示が
一番脳に近い毛穴で
不快な韻律の
歌を刻むころ
次々と実を落とす
植物は塗り潰された
路上で乾いた
失血死の痕跡を思わせる色に
落ちた実を齧るとどんな
 ....
原発に嫌気がさしちゃった諸君
原発を無くしたいかい?
そりゃ本当かい?
本気で原発を無くしたかったら
金出しな

デモに参加も結構だ
しかしこれまでデモで政策が
変わったことなど見たこ ....
もう生きるのも飽いた
そんな言葉が
マジシャンの剣のように
おれという人間の
人生の箱の外から
何度か差し込まれる
不思議なほどに
致命傷は避けて
まるで生身の ....
 棚が倒れて割れた窓ガラスや試験管
 フラスコやビーカーが床に散乱している
 海水に浸された真綿が入るシャーレが傾いて静まっている
 実験室の椅子にすわるかれの顔をおぼえていない
 ....
 ほら横なぐりの
 ぼたん雪のなかを
 回送バスがはしってゆく

 窓を曇らせ
 満員にひしめいた乗客の気配だけを乗せて
 がらんと無人の灯りを点して
 回送バスがはしってゆ ....
          101220

お金と引き替えに
ようがすと
鷹揚になんでも引き受ける気で居たが
昔話の男のようには太っ腹でなく
今朝も寝過ごした
アーァと口から漏れるターザン ....
 すれちがったトラックには
 零れるほどのいのちが
 ひしめいていた

 通勤車両ではこばれる
 ひとみたいに
 いっせいに体をゆらしていた

 くろい体毛
 くろい顔
 ....
遠いちいさな丘のうえで
初夏の梢が水草みたいに揺れていた
命あるもので揺れていないものは無かった
揺れながら皆まっすぐ天を指していた
ひとつとして同じ形の枝は無かった
ところどころ折れて歪ん ....
                        100927

いやらしいことを言ってはいけません
するなんてもってのほかです
くだらないことが大好きなB介くん
自分のことを言っているのだ ....
私は釣り竿もエサも持っていない
なんとなくぼんやりと うつろな今日も 私自身は
何かを考えているようだった けれど 今日も何も釣れなかった
ああ そんなことはどうでもいい


ああ きっと ....
あの塔の頂に立って 
私は何を、視るだろう。 

遠方の高見から眺めれば 
近過ぎると醜い人の世も 
小さい蟻の人々も 
昨日喧嘩した家族の憎い顔さえ 
愛しく思え 

見渡す街の霞 ....
役場に呼ばれて俺は行った
お前が確定申告をしなかったがために
県民税・市民税の徴収に差し支えが出ている
ついては指定の日時に必ず出頭するように
そんな葉書が送られてきて困るのは
俺には確定申 ....
燃えたあとには
かわいた灰だけがのこる

開いた森に
自らに似たものが
点々と横たわり
その足跡のようなくぼみの
ひとつ、ひとつ、に
降りつもるものがある

それらがどのように
 ....
 
 
前田屋というそば屋で
四人でそばを食べた
あれが最後だったと思う

ほんとうは
生まれたばかりの息子と
奥さんのそばに
いなければならなかったのに

遠いところから
会 ....
室外機、の
吐き出す蒸気
粘っこい舌で
べろりとやられる
そんなウンザリに
似てる
八月の終わりのこと
ブッとんだヴァイブが欲しくて
歓迎されない扉をくぐる ....
ベッドに、青い月光がさし、
はじめて来た女の子をキャンセルし、
しみじみ、
厄年は恐ろしいと、打ちのめされる。

とうとう、
ぼくも、性病持ちだ。


おちんちんになんかの消毒液 ....
                 100824






方違えが面倒なので
裏口から出て
裏道を通り
表門を閉めて居る振りをしていたら
ケータイが鳴ってすぐに切れる
 ....
ぼくは遠い火になりたかった


ビルのかげや
山のむこうで
ちらちらと


ときおり
消えたみたいに見える


ながくながく燃える遠い火に


 ....
ゲストで15分枠のところを4分朗読をし
交渉したとおりの交通費をトイレの脇で受け取り
詩は、短ければ短いほどいいと思うのだ
家族の待つ家に帰る気になれず
かといって笑笑で
あの何行目はどうだ ....
百年目の風船が飛んでゆく
百年目の風船は一つではない

それぞれには手紙と花の種が結わえられ
それからヘリウムと
教会の創立百周年なので
天への思いが詰まっている

風船は一つだけでは ....
脳軟化症の徳三爺さんは
丸めた古新聞で家のTVを叩く
偉そうな人が映る度に
ウーウー言いながら
丸めた古新聞でTVを叩く
以前は政党とか見分けをつけて叩いていたのだが
近頃はマイクの束や街 ....
「はたらくくるま」という歌があるが
確かに働いているのは人だけじゃない

通勤電車とは通勤する電車のことだ
いつも重たい荷物を背負って走って
お疲れ様

寝静まった夜の住宅街で ....
自宅で月収1000万円
副業で月収1000万円
自宅にいながら月収1000万円を稼ぐ方法とは?
そんな甘言に誘われてバナー広告をクリック
幼女の乳首を摘まむ感覚でやさしくクリック
自宅にいな ....
{画像=100518032154.jpg}

幽霊坂という名前の坂は、東京都内にいくつも点在、
していて、神田淡路町、目白台、三田、田端など、に
ある。これらの幽霊坂は昼なお薄暗く幽霊でも、出 ....
ゆだんをしていると
ついらくなほうへ
ついらくのほうへ

ゆだんをしていると
つらいくのほうへ
ついらくのほうへ

ゆだんをしていると
つくろいのほうへ
ついらくのほうへ

ゆ ....
私はアイウエオ
愛飢男と書いてアイウエオ
願わくば
愛植男と書いてアイウエオになりたい 脱皮したい
アイウエオ それは母なる音
だから母性があるはずだ
今、愛に飢えていることに ....
ちから
ちから

あかくながれる
ちから
ちから

みわたすかぎりの
ちから
ちから

まぐまがもえる
ちかから
ちから

わたしのははと
ちちから
ちから

ぜ ....
鈍い目眩とともに
やって来る歪な影
暗い夜明けのように
淀んだ白夜のように
めくれた上皮みたいな気分が
敷布の中から身体を捕らえて
煮物が駄目になるときのような ....
{引用=――昔の旅を思い出して}


海沿いの
裏の国をさまよっていた
背後に山が迫る狭い平地で
当然のように道に迷った

時はゆっくりと勾配し
私に追いつきつつあった
いくつかの ....
北村 守通さんの自由詩おすすめリスト(685)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしのことを_もっと_あ—して揺れて- ヨルノテ ...自由詩311-4-30
冷たい溶岩流- ホロウ・ ...自由詩1*11-4-22
原発が嫌なら金を出せ!- 紀ノ川つ ...自由詩7+*11-4-13
artery_and_vein- ホロウ・ ...自由詩2*11-4-9
廃校に立つ未来の子どもたちに- 石川敬大自由詩19*11-4-2
それでも回送バスははしってゆく- 石川敬大自由詩16*11-3-19
それを言い訳に- あおば自由詩7*10-12-21
運ばれた先で待っているもの- 石川敬大自由詩19*10-12-2
創書日和【揺】樹の記憶- 大村 浩 ...自由詩14*10-10-31
わいせつ- あおば自由詩6*10-9-29
自動車産業についてを考える- 番田 自由詩310-9-26
夕暮れの塔_- 服部 剛自由詩810-9-25
かに座12位- セガール ...自由詩1610-9-24
秋の地図- 岡部淳太 ...自由詩410-9-19
最後の家族- 小川 葉自由詩810-9-1
だけど、そういうことって- ホロウ・ ...自由詩4*10-8-30
尿道の痛み、月の光- はだいろ自由詩2+10-8-25
予定通りに行くと- あおば自由詩6*10-8-25
ぼくは遠い火になりたかった- ホロウ・ ...自由詩6*10-8-18
朗読会の後にセックスをする- 馬野ミキ自由詩1210-8-18
百年目の風船- N.K.自由詩3*10-7-2
映らないんデス- 大村 浩 ...自由詩8*10-5-28
はたらくものたち- 新守山ダ ...自由詩210-5-20
自宅で月収1000万円- セガール ...自由詩210-5-19
幽霊坂- 岡部淳太 ...自由詩810-5-18
ついらく- 紀ノ川つ ...自由詩1*10-5-17
アイウエオ- 新守山ダ ...自由詩310-5-9
ちから- 紀ノ川つ ...自由詩3*10-5-6
明方、その暗がりに- ホロウ・ ...自由詩3*10-5-6
ありえない場所- 岡部淳太 ...自由詩410-5-6

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