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優しい光が降り注ぐ
穏やかに晴れた休日の午後は
微風に吹かれながら
静かに死にたいと思う

毎日が死に続けていて
こころはこんなにも穢れているのに
姿は透明のままで誰の瞳にも映らない
 ....
ふたりで
ずいぶん夏を歩いてきたね

波打ち際を振り返ってみると
たくさんの足跡が打ち上げられていて
見えないところまで続いている
きっと想い出になる時がきたら
一斉に海に帰ってゆくんだ ....
最後に見た夜空の星は

100光年の彼方からの100年前の光だ

それを見ながら僕は

緑色に濁った冷たい泥沼に沈んでいく


永遠と瞬間の狭間で息をして

一瞬の間に100年分 ....
舞狐さんの皆月 零胤さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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