すべてのおすすめ
なくしてしまったものが
消えてしまうわけではない
わたしのものでなくなっても
世界には全部ある
つまりそれは
みんなのものだけど
わたしものじゃない
すべてを知ろうとして
百科 ....
昼間だというのに上空に花火があがった。
なのに、何故か街は悲しげだった。
それは僕の心の中で過疎化が始まっているのと、リンクしているようだった。
例えこの花火が僕の幻だったとしても、何も恐ろしく ....
雨上がりの
気分の良い
気候
鳥の声
父の日
何にしよう
楽しい事
沢山したいな
トム・ソーヤが
絵本から出てきた
うきうきどきどき
まあお茶にしようか?
世の中には支えるひとと
支えられるひとがいる
支えるひとは暗い海に胸元まで浸かり
力の限り支え続け
次々と押し寄せる荒波に揉まれては
やがて力尽き海の藻屑と消える
支え続ければ ....
ある獣医師が
動物は死を恐れない
と言っていた
静かにその時がくるのを
向かい入れるという
うちのチャリーも
きっとそうなんだろうな
その時に
おろおろしている
ボクが見える
....
風が鳴らす季節のインターホン
縁側に出てみると夏が立っていました
水で冷やしたスイカを差し出すと
種ごと美味しそうに食べていました
僕が卒業式の悲しいエピソードや
新入社員の苦労話を打ち ....
雨の日ってなんだか重い
楽しい事なんてなんにもない
雨の日ってなんだか怖い
嫌なこと思い出しちゃいそう
雨の日ってなんだか辛い
映画でも見て泣いてこようかな
あ
そう ....
自分は
1986年3月13日
群馬県前橋市生まれ
O型
身長178.0cm
体重60.0kg
大学の専攻は英語と男女共同参画
地元の小売店で働く
音楽とイタリアンが ....
貴方には大きく翔たく
翼がある
貴方にはやらなければ
ならない使命がある。
生きているからには
役目をはたす。
生きているからには
苦を共にする
くつろぎの時
力が抜け
頭 ....
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人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
しゃりしゃり 音をたてて
ぼくらの素足は歩いてゆくから
つま先で輪を描いた。
どこからか流れ着いた
すかすかの
流木の端っこ「のぞいてごらん?」って
言うから 見てみたら
....
夢をみた
影のない夢
脈絡もなく
断片ばかり
夢の最後は
あさっての新聞を手にして
冷や汗をかいている自分
不安な焦燥に身を焦がして
紙面に目をやると ....
滴
り
落
ち
る
五月の終わりの静かな夜の暗闇は遠く無限 ....
笑点を見ながらくつろいでいると
夜間責任者から電話が掛かってきた
どうやら稼働を見間違えていたらしく
約十五分間怒鳴り散らされた
しかしこちらも制服を返した後だったので
気を取り直して出掛け ....
蚊取り線香は
金鳥に限ると
じいちゃんは言っていた。
今分かった理由
ツユクサ
ムシトリナデシコ
鈴なりのコバンソウ
脇役の花たち
バイオリンの音
弾む音
朝霧に
包まれ ....
ふたりで帰る道はいつもと変わらぬ道
でもあそこに見える、駅前で一番高いビルは
もやりと霞むんですわ
ふたりで帰る道はいつもと変わらぬ道
でもあなたは歩きだから
僕もいつも ....
ぼくらには
見えないことがたくさんあって
想像力で
いままでの経験で
それを
埋め合わせしたりしている
否、
じぶんの器でしか
それを
埋め合わせ ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら
刻々とすぎてゆく日々
選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら
それは、きっと
わたしが ....
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五月十七日は土曜日でした。
窓から外を見るぼく。
向かい合うアパートの窓に、
立っているぼくの姿が映っている。
身体を揺すり、
ヘッドホンに独り ....
花が散りました。
風が吹きました。
空が曇り始めました。
雨が降り出しそうです。
季節が変わり始めるようです。
準備はいいですか?
山のうえに
太陽がにじんでいた
アメーバのように
ちぎれそうに
ひかりがゆがんでいる
いのちは削るものなのですか
あなたは答えないかわりに
ぼくにそれを見 ....
とろり、と満月が零れる
そんな夜に終わったのだ
もはや何も共有しないあたしたち
心は見えないほど近くて
ベクトルはすれ違った
泣きたいときこそ涙は枯れて
代わりに零れる月、琥珀 ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと
あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝
キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
銃を
彼女は手に取った
筆を
彼は手に取った
人差し指と筆先
どちらもが
せわしく動いて
どちらもが
同じことを叫んで
語りは美麗
語るは無粋
悲しい
とか
淋しい
とか
混ざっちゃって
分からない
苦しい
とか
切ない
とか
そんな位置じゃ
ないよ
今
すぐ
生んで
捨てて
今すぐ
言葉を
生 ....
羊水にドップリ浸かり
心の臓の音
世界一安全な場所
大切に守られる
どんどん成長して
色々なものができて
そんなお母さんを
足蹴にする
お父さんの腹膜でもできる?
へその緒は ....
えぇ 私は折れた傘でございます。
そうです、もう役には立ちません。
捨てるのも面倒です。
ご迷惑おかけします。
イテテ そこは逆に曲げられると どうも ねぇ。
自分なりに ....
確かなものが欲しい、と泣いた
そんな日々には
野良犬たちも
たんぽぽも
いつもの帰り道さえ
他人だった
君の小指と僕の小指を何度絡ませて
....
氷の中でも
トビムシと藻は
生きている。
春を諦めない。
熱には弱いが
寒さに強い
氷でも光は通す
氷でも溶ける。
夢を諦めずに
今日も生きる
命を大切に
生きている。
....
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