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私のおなかの上で赤鬼みたいな怖い顔をして
額の汗を拭おうともせず
力強さこそが総てと容赦ない恥骨の痛みに涙を流す




さきほどまでの赤鬼が嘘のような寝顔
横になって見つめれば不思 ....
雪国の町は空気も凍る
重い空の下
ねぇ
あなたは凍えていませんか?

秋の日の柔らかな日だまりの中で
産まれたばかりの私を
あなた
そっと抱きしめてくれた
それが暖かで
それが安ら ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
 
大人になる
 
見えなかったものが
見えてくる
 
大人になる
 
見たくないものも
見えてくる
 
時の流れには逆らえず
嫌でも何でも
大人になる
 
小さなものが
手のひらに眠る
わたしを信じ
手のひらに眠る


花の上に
音は置き換わる
星雲の腕
ななめ地平に


朽ちたもの
朽ちゆくものが水辺を ....
夕方はカラスが泣く

夜は犬が泣く

家ではきみが幸せで

家族とスキー旅行の計画をたて

休みには妹とブランチの約束をする


カラスも犬も昔から

ひとりごとなど言わない ....
苦しい時には
助け舟がでる
と信じて航海
にでて行く男

好きな子へと
電話を掛けた
誰れもでない
楽になれない

外には七人の
敵がいるから
油断できない
褌を締め直す
 ....
死者の目に

いちにちのうち

なんどかなってしまう

傍観している

肉をもたない霊となって

肉をもたないだけではない

傍観するいがい

なんの術もなくしてしまって
 ....
今日は待ちに待った
サーカスの日
シルクドソレーユ
象にライオン
猛獣のオンパレード

太鼓や笛の音
何か楽しくなってしまいます。
車の宣伝カー
町がにぎわう

飴を貰って
ハ ....
ぽっかりと

だれにもみつからん場所で
だんだんと
おおきくなっていく
こころのあなは

いつ
なくなるのやら

どうしたら
なくなるのやら

どのあたりにあるんか
自分で ....
弱った体を
引きずって
苦しみが
背筋を
走ってゆく

遊びがない
楽しみがない
胸が痛い
落ちてゆく

疲れきって
失神する
一番勉強
している
満足!
感謝しない人
暴言を吐く人
命を大切に
しない人

暴力を振う人
威圧する人
仕事が丁寧で
ない人

懸命に努力
しない人
優しく
ない人
あれは恐ろしい、気持ち悪い子だ

6歳の時に偶然聞いた祖母の声

私の事?
どうして?

混乱する幼い耳へ追い討ちがかかる


早くお迎えがくればいいのに


どうして。 ....
悲しみにはぐれて

頭だけで歩いている

まだ銀杏は緑いろだ

頭も肉体の一部なのに

頭は肉体と比べられている

肉体のほうが信用されている

それこそ嘘だ

坂道は薄曇 ....
恨み尽くして血に染まり
幽霊花だ、地獄花だと忌み嫌われて
墓場の隅まで追いやられ
歯噛みしながら散る曼珠沙華

お前憎しと今年も咲いて
わが身は白い彼岸花
恨みはいずこ、血の色いずこ
 ....
 
君の心はシャボン玉のように

フワフワ飛んでは パチンと消える

僕が君を守ろうと

そっとのばした この手のひらで

君の心を壊してしまう

どんな優しく包もうと

パチンと消える 虹色の ....
体に毒を持つということは
他のものを寄せ付けない
そういう事になるのだろう

忌み嫌われる形ということは
周りから孤立する
そういう事になるのだろう

墓場に育ち
葉も無く
血を吐 ....
とある町に
1人の男が住んでいました
小さな店を営み
妻に先立たれたため
幼い娘と2人で暮らす
日々でした

ある日
店の卵が異常に売れることに
疑問をもち調べ
それが
魔女を呪 ....
 
夕焼け空は 僕たちの

色んな想いで 出来ている

あの日交わした 約束や

「またね」と言った その想い

膝を抱えて 待つキミや

家路を急いで 走るキミ

泣き顔、笑顔 怒り顔 ....
ちぎれちぎれの茜雲のもと
飛びかうトンボの色が
世の中の色を更に朱に染める

桜並木、葉に紅がまざり
隣に流れる大河は
やわらかな日差しを受け
こがね色に輝きながら
音もなく流れる
 ....
 
 
どうにかなると思ってた



なんとかなると信じてた



願えば叶うといったのに



どうにもならない事もある‥



せめて貴方に届けたい
 ....
記憶に新しいのは 笑って過ごした日々
私はあなたが好きでした
それだけでよかったのです

あなたと私のあいだは
隙間のような からっぽの距離がありました

無防備な あなたの左手を見つめ ....
何も無い畳の部屋、僕は全裸で寝転んでいた。
赤ちゃんみたいに手足をぎゅっと身体に寄せて、じっと天井を眺めていた。
四日間飲まず喰わずの僕の頭の中にはオペラが大音量で流れていた。

部屋のふすま ....
運命の時
貴方は何を考え
何をしますか?

愛は無限です。
愛は減りません。
愛は増えます。

別れの時
貴方は何をしますか?
弱き者を守って下さい。
生きるも地獄
死んでも地獄
辛いだけの世の中を
思いのままに駆けてみて
精一杯に生きてみて
やるだけやったら
その後は
野に首(こうべ)を垂らして
大地を枕の
野垂れ死に

野に ....
まっすぐに
まっすぐに

進むことが
正しいと思っていた

それができないと
気付いた後は

ゆらゆらしたり 
たらたらしたり

風が吹けば
揺れる花のように

こだわり ....
たたかって
たたかって

かなしみをえらんで

かなしみにえらばれて

たたかった意味さえなくして


月がゆらぐ

夢がとおくに消えてゆく

それでもおまえ ....
電源が下りた
太陽は
真っ黒だった
燃え尽きてしまった。

太陽がなくなると
寂しくなった
皆静かだった。
月も消えた

青い空も
消えた
私達は
希望が欲しかった。
でこぼこ道

急な坂道

獣道

歩きにくい道を
根気よく進む

挫けずに前へ
嫌な奴とは
付き合わなくていい
共感できる人と
付き合えばいい

心の苦しみ
心の痛み
心の傷
心の過去

嫌な奴とは
口をきかない。
好きな人といる
心が満たされるって
 ....
舞狐さんの自由詩おすすめリスト(553)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さくら坂のひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-2-8
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大人- 次元☆★自由詩210-2-8
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