すべてのおすすめ
秋の風が冷たいね

こんな時は

君にそばにいて欲しい


僕の心の空洞を

どうか

埋めて欲しい


僕の命なんか

秋の枯葉より軽くて

たとえ消えても誰もわ ....
晩秋の午後四時
まだ夜ははじまらない
こんな時間に酒を飲んでいるのは
私の朝が今日は午前四時からはじまったからだ
ふつうと数時間ずれているのだと考えてほしい
ああそうだ
確かに
先月の私 ....
海岸草原のみどり
はまなすの赤
萌たつ草の焔の中に
風露草のうすもも色

原生花園をぬけると
落ちていくように
空がりょううでを広げて
濃紺の海がひろがっている

道東の海は冷たく ....
新しい雨合羽を買うという

同じ色で良いだろうという父に
母はピンクがいいと言った

野良着は 弟のお古でも いい母であった
農作業の汚れは しつこい
捨ててもいいような服を 着ては ....
小雨の降る日
林檎もぎは雨合羽を着る

雨水が肌に流れてくると
体が冷える

袖口と 首を
丁寧にタオルでふさぐ

滴に濡れた林檎は
しんとして曇り

ひとつ ひとつ 手作 ....
とおくへいってはいけません

うん ママ 
    わかったよ ママ


あしかドン、あそぼう
    うん。あしかゴン、なみをとんでね
あしかドンはじょうずだなぁ
    あしかゴ ....
星降る街が瞬きを増す
フロアのナイト
ストライキのついでに
夜な夜な
混沌と現れた

有名人が引っ掻き回した
肉林女王は
今日は既に
ダイスケとお帰り

ストロベリーになるんだ
 ....
笑って笑って

笑ってますか
いとしいわが子

見えてますか
いとしいわが子
の笑顔
つぎだした右手のPEACE

その指のあいだの
無邪気な笑顔
の裏側
の後頭部

そ ....
雨を吸った土の匂いの中に
小さな足音は染み込んで消え

痩せた川の澱みで回転する
小枝に自身を重ねている


どこでもないその場所で
世界はゆっくりと
瞬きをしていた


見上 ....
  


観音山のすそ野に拡がる田が
今年は三色パステルの絨毯になって
そよと花が揺れる
ときおり
少し遅れて
風にすれる音が続く
明日
あの人に見せたい
と思う場所が
またひ ....
僕の猫しりませんか
行方不明です
指名手配にします
探してください
どこへいったのでしょう
わかりません
どうしていなくなったのでしょう
わかりません
僕が何かをしっていそうです
そ ....
キミは近くで笑った

抱きしめあう時が一番幸福なんだ
私の全てを包んでくれる

キミは余裕の表情

震える心
キミを離さない
まとわり とけない まなざし
つめない にもつに とまどう

あかるい まよなか のみちに
めをとじ かすかに ほほえみ

どこへも いけない かなしみ
どこへも むかえる  ....
神はいないと言う女
神はネタだと言う男
寒いなあ
ネタバレの空はどんよりと
 ....
冷たい水で顔を洗うの
指先に赤く血の色滲んで

朝に凍り付く体
包んでも 包んでも
冷たく表層になるばかり

誰か 誰か
隣で眠ってはくれませんか
心安らかな人よ



無音 ....
食べられるものを食べるのが
好きな人でした
食べられないものを食べるのが
嫌いだったところは僕とは似たもの同士
だったかもしれません
食べられないものを食べないのが
好きだったか嫌 ....
まるみをおびたふち
から
足をすべらせて
フラスコの中に落ちた
としても
意気消沈する必要は
ない

そこでなにかできることを
さがせばよい

そこにも
陽はさす
屈折さえし ....
もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん 

さややかに よこにも
つるきん たてにも

とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは 
はじきとばし おー

お ....
メリーゴーランドに
ふたりで乗ったあのとき
ふさがった右手のことばかり
気にしていたあなたは
左手でにぎる
わたしの右手をふいに忘れた


遠心力のそとがわ
こぼれて飛び散った
カ ....
わるいことがあった日は
たまごを100個
ゆでたそれの殻を
むく
そうなさい、と
むかし誰かに言われたのだ
けれど
誰だったかは
わすれた

殻をむくのは
夜じゃなくっちゃいけな ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
14秒に ひとり のHIV感染者増加 という
テレビのCM に恐怖して
コンビニで買い物をする度に 小銭を チャリン
救われた気に なっているのさ
免罪符は 今じゃコンビニでも買えるのだ チャ ....
父さんの革靴に
小さな足 入れて
かかと 引きずりながら
なんだか 笑いながら
庭を歩いていた 私

大きくなることに憧れて
本格的な靴に憧れて
小さな足
かぱかぱの空間

なん ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
てんびんに いろいろのせて きみは
てんびんが かたむくより はやく
くびを かしげてしまう

いっしゅんで すりぬけてゆく
ふあんとか そうぞうとか

ほんとうは もっと
いっし ....
水が流れている
頭の上
1メートルぐらい上を
そんな気がしている

水は澄んでいる
幸せそうに
順調に
私が立ち止まっていることには
関係なく流れている

罪のない顔をして
流 ....
 誰の所有でもない
 扇風機が回っている


 建売の新築住宅の壁にこびりついた
 電信柱の影は
 皮膚病
 二階の窒息のベランダに干された
 布団は
  ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
僕は一人でオリンピックを開催していたのかもしれない
常に
自分で考えた競技を 自分で考えたルールで
対戦相手もいないのに 2位だったり3位だったり
時に1位だったり
まさか誰も参加していなか ....
純太さんの自由詩おすすめリスト(419)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
★110_アキノ、ウタ- 貴水 水 ...自由詩5*04-11-2
晩秋、午後四時、- 佐々宝砂自由詩6*04-11-2
- ダーザイ ...自由詩26*04-11-2
いつのひも_いつも- 砂木自由詩16*04-11-2
収穫- 砂木自由詩9*04-11-2
再生- 望月 ゆ ...自由詩5*04-11-2
チンチンブギーナイト- くれいじ ...自由詩1*04-11-2
裏側の、PEACE- 望月 ゆ ...自由詩2*04-11-2
まばたき- 松本 涼自由詩4*04-11-2
連音/ゆうなんぎい- AB(な ...自由詩5*04-11-1
僕の猫- あとら自由詩15*04-10-31
ココロ- Kana ...自由詩204-10-31
きざし- 砂木自由詩7*04-10-31
ネタバレの空- あおば自由詩3*04-10-31
雪女になる- 千月 話 ...自由詩5*04-10-30
節目- たもつ自由詩704-10-30
フラスコ- 望月 ゆ ...自由詩3*04-10-25
かおんのしゅっぽっぽー- 砂木自由詩13*04-10-25
散る、カケラ- 望月 ゆ ...自由詩3*04-10-22
たまご- 望月 ゆ ...自由詩9*04-10-21
図書室- たもつ自由詩3704-10-21
- 虹村 凌自由詩2*04-10-15
- さち自由詩14*04-10-7
かわいい匂い- チアーヌ自由詩7304-10-4
こいわずらい- 玉兎自由詩404-9-22
行けない・・・- さち自由詩3*04-8-26
斜線が入った- カンチェ ...自由詩13*04-8-17
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
ごらん、ゆうぐれる- みい自由詩68*04-8-16
一人オリンピック- span自由詩3*04-8-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14