僕らのみている世界が正立像だなんて
根拠のない迷信なのかもしれない

大地は空で重々しく草も生えているし
空は大地で星が涼やかに流れている

僕達は倒立した空の道を車で走り回り
42.1 ....
「世界、終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 ....
とうへんぼくが
ぼうっと立っている
とうへんぼくは
とうへんぼくなので
なにも考えていない
ぼうっと立っている間にも
鳥はさえずり
人ははたらき
とうへんぼくは
ぼ ....
目を閉じた
疲れ果てた
長い道を
一人


目を開いて
僕は
歩くように
流れていた



褐色の肌
使い古された
夢は
崩れ果てた


遠い国は
バカン ....
毎日毎日ひとりぼっちな気がする。

君だけが救いだよ


大好きな楽器は二年前のまま

変わったのは私の方だ


はっとした時には遅かった

だめだ身体がついていかない ....
乾いてしまった糊みたいに
あちこちぺらぺらめくれてくる
とじ合わせた心が
納得なんかできないと

空気はとっくに私を
包んでるのに私が
認めたくないことばかりあって
そりかえっている
 ....
何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた



彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう

何のためなのか
誰の ....
むかし熊だったころの話をすると
わたしの手あしの毒虫に噛まれたところがどくどくと痛むので
これはむかし熊だったころにも同じところを噛まれたのだろうなと
予想できる

それくらいの頭で
 ....
むらさきの家具
光の終わりの
粉と冬


星や海や
息の位置
誰が花でも
花を咲かせゆく
どれほど苦しい
苦しさの夜にも


光の角が
片目からだけ伸びてゆ ....
僕にだけ見えない非常口 カップヌードルがのびるまで
あなたのこと考えてた
かなしいけどおなかがすくから
ズルズルと

涙がでちゃって
おなかがいっぱいなってこころがすっかすっかになって

日常はなんとなくすぎ ....
例え握りつぶしたとしても
きっと
手は汚れないと思うんだ


乾いてひび割れてきている田んぼにも
まだ新しいビルの真っ白な壁にも
しっとりと重たい町屋の歪んだ屋根にも


よろよろ ....
ダウナー詩人の皆さん、
もはや自分嫌いは廃れた文化であります。
これからは粉骨砕身、
慎重に言葉を選びつつ、
適度に自分を愛し、
誰の目にも分かりやすいよう
人を愛さなければなりま ....
 
もしも鳥だったら?

あたしゃ、きっとペンギンさ

灰色の空を見上げるだけのペンギンさ




 
 
あなたへ直線をひけないので

円をかく

今日も円をかく


 
開け放した窓から

打ち上げ花火の音がする

電気を消せば

いくらか冷たくなった夜風が

日中の暑さを癒してくれる


ここに蚊取り線香があれば

昔の私に戻れるかなぁ
 ....
蔓延っている
筒抜けている
燻ぶっている
こりゃ正に混迷

{ルビ捩=もじ}ったトラウマ
ひん曲げた童心
格式高いサイレンス
そりゃ実に滑稽
結構結構コケコッコー

愛憎ジレ ....
メジルシが多過ぎる街を
さまよい続ける男は
メヂカラが強過ぎる小悪魔に
あっさり魅入られて
メクバリし過ぎた日々を
少しずつ取り崩しながら
メベリし過ぎたときめきを
愚かにも取り戻そ ....
ひとがどうして可愛いのかということを
ぼんやりと考えてみれば
それはだぶんにおしりというものがあるからだろう
あのおしりというやつが
絶妙な形を持ってして
「やすんでいいよ」
などと言うも ....
(…ああ、これは海鳴り……)




ずっと遠い夢を見ている。
なにが正しいのか分からないままでいる。
「僕はいつも傷ついているんだよ」と言う。
それは嘘ではないと思う。

 ....
すきなものがふえると
人はやさしくなれる
だってうれしすぎるもの

こころがくたくたになったら
うれしかったこと小出しすればいいや
キツイナがちょっとゆるむ

たましいがぱちぱちな ....
分かりやすいモチーフは万人に好かれ
破壊的なイメージは拒まれる
マイノリティでは逆も然り
言うことの一つ一つは尤ですが
唯、その生き方が不快です。

どうにかならんですか
軌跡を半分にで ....
何を
描いてきたのか
いつまで
描き続けるのか


分からない


生き様を
刻もうとしているのか
ただの
石ころ遊びなのか


分からない


突き動かされた ....
{画像=120523013143.jpg}


いつも何かが足りない気がする
いつも何か一言いい足りない
いつも何かを忘れている
いつも何か遅れている気がする


忘れてしまったもの ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
小雨に当たって今日の花は
桜の花々は眠っているよう
だから金環食の事を考える
五月二十一日
太陽、月、地球が一直線上になるという
些細な椿事の天体図を想う

それから太陽のフレアになって ....
小さな家のベランダに
くつしたが干してある


大きなくつしたはお父さん
中くらいのはお母さん
ちっちゃいのは赤ちゃん


足の家族
川の字に並んで
風に吹かれてる
酒と不安で、割れるように痛む頭の中身を
あの子にだけ見せたいと思う
そこは現実よりもずっと詩的で広大でユニークで、そこにあるものみんなが
あるがままにそこにあることを許されているんだ ....
 
雨上がりの傘はステッキ代わり

クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ

そして、キャッキャ、キャッキャと


 
あの人と
朝あいさつしただけで
元気になります

あの人が
おなじフロアから見えるだけで
仕事がはかどります

好きとか付き合いたいとかじゃなくて

あの人が
頑張って仕事してい ....
牛さんのおすすめリスト(876)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
屈折点- 梅昆布茶自由詩1612-9-6
#poem24_世界の終り- 北大路京 ...自由詩14*12-9-5
とうへんぼく- 田園自由詩10*12-9-5
エアーマックスからAKB- 番田 自由詩112-9-5
ひとりぼっち- 自由詩412-9-4
はぐれたこころ- 朧月自由詩3+12-9-3
不要な言葉- 番田 自由詩312-8-28
美しいひと- はるな自由詩412-8-24
夜わたる夜- 木立 悟自由詩612-8-19
僕にだけ見えない非常口- 北大路京 ...自由詩9*12-8-18
かがみよかがみ、あたしは元気です- じじ自由詩20*12-8-12
きみは、- あ。自由詩512-8-10
根暗・根明両方向に凡そ100キロの渋滞が発生しています。- faik自由詩13*12-8-9
ペンギンさ- 殿上 童自由詩25*12-8-7
円をかく- 殿上 童自由詩39*12-7-30
「夏」- 金子千冬自由詩5*12-7-28
煩悩アジテーション- faik自由詩8*12-7-28
- nonya自由詩20*12-7-28
おしり- 水玉自由詩412-7-26
いつも夢を見ている- 青土よし自由詩6*12-7-20
センコウハナビ- じじ自由詩22*12-7-9
おほ麗しのepigonos!- faik自由詩6*12-6-30
地上絵- nonya自由詩16*12-5-26
雲が流れていくよ- beebee自由詩2812-5-23
お守り- 殿上 童自由詩24*12-5-23
位相- salco自由詩14*12-5-20
素描Ⅳ- 八布自由詩512-5-14
2012/5/12- 鎖骨自由詩312-5-12
雨上がり- 殿上 童自由詩22*12-5-12
隠れ栄養ドリンク- ここ自由詩312-5-8

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