まただ、

瞳がすでに記憶している風景の、光の加減と影の伸び方。
上から重ねてぴったりと線と線が重なるみたいに同じ、私が私の半分を置いている場所。
流れていく。喧騒のさなかを私はす ....
  夕暮れの教室に
  ぼくたちは産み落とされた
  生きてゆくことは
  いつ終わるとも知れぬ居残り
  帰る家もなく
16時から仕事のきみには
10時半は夜中の3時

まばらな髭と
からまるシーツ
ぜんぜん正しくない場所で
持たない同士で
持ち寄らず
なんにも奪わず
抱き合った

夜がくるの ....
沖縄出身らしいコンビの片割れ
何言ってるのか聞きづらいんですけど

それとは違うんだよね




前を向くってさ

結局のところ、そう言うことなんだと思う

しつこいぐらい諦 ....
責任の自覚ではなく

貶めた先に

何かを望むから
 
 

歯を磨いた
言い訳をした
良い年をして
どちらもまだ
苦手にしている
食事をすれば
あたりまえのように
食べ物をこぼす
それでも箸の持ち方は
三年前に直した
誰も傷つける ....
  月だ、光だ。
  ここには、
  二人だ。



  何故だ?
  ありもしない壁があった。
  ふぞろいに静止した。
  ここには二人だ。
  腕だ、乳房だ、
  引力 ....
しをかけないということは
いいことなんだな

いそがしくて
じゅうじつしてるんだな

はちにおわれて
にげながら

ふとそんなことを
おもった
揺れながら45分を駆ける

何気ない景色 草の匂い 排気音

何でもないそれぞれを
思い出せるように記憶する毎日

行き着く先に特別なものはないけれど

揺れながら45分を駆ける
 ....
想う ということは
一銭にもならないという
想う ということ
ただそれだけでいいという

想う だけじゃ
想っている だけじゃ
不安だという少年は
来る日も来る日も屋上で
想う が降 ....
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ


メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」

マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」

メ「 大丈夫、だいじ ....
粘っこい足跡なんて
振り返りたくはないし
遠くへ行くつもりもないから
マイペースの匍匐前進

アンテナは柔らかいけれど
難しい言葉は受信できないし
とてつもなく臆病だから
ツノもヤ ....
 
 
カバンを抱えて人を待っている
いつしかカバンから手足が生えてくる
カバンに抱えられる
私の手足は引っ込む
カバンが私のファスナーを開ける
あんなにあった体の中身がなくなっている
 ....
名前を呼ばれると

貴方の知っている私になる

弱味や不都合には気付かない間に言い訳を済ませ

貴方の知っている私になる
 
あなたに会えない日は 外に出て

あなたの好きな月を さがすのです


だから 月の見えない夜は よけいに切ないのです
って、どういうものなんだろう

はっきり決まってて
いろんなものを当てはめていくだけだったら
こんな気持ちにならずにすむのかもしれないけど、

それじゃこんなに欲しがったりもしない ....
前に人から聞いた接客の話
コンビニに行く客は店員に無関心を求めるのだという
だからやたら愛想のいい人よりも
少し無愛想な人を雇う方がいいそうだ
(コンビニバイトの面接で愛想がないと落とされた彼 ....
あのコの笑顔
アンドロメダから望遠鏡で眺めているよ
彼女はぼくがこの宇宙にいることも知らないけれど
君はまだ魂の不思議に気付いていない
それに気付けば 君の目の前のドアは
きっと大きく開かれる
君がその先を歩めば
そこは即ち「道」となる
いろいろあるけど
朝にはドーナツ
わたしの彼は
筋金入りのミルク入り
ポコチンの黒い色は
使い過ぎの色
色素が沈着した
使い過ぎの色
フルチンのあの人の
あの人の股間に
ぶら下がる古くなった
バナナのような
ポコチンの黒い色は
使い過ぎの色
『おや 気がつかれましたか。』

「はぁ。」

『まだ眠っててもかまいませんよ。』

「はぁ ん〜 とても長いエスカレーターですね。 」

『そうですね。』

「先が見えない。 ....
何処の世界へ行きたいですか?
花がたくさん咲いてる世界ですか?
笑みが溢れる世界ですか?
愛される世界ですか?

本当に行ってみたい世界は?

行ってみたいのは 差別のない世界
行って ....
ママあたしはよくわからない
生きることもごはんを食べることもひとを愛することもひとに愛されることも
ものを大事にすることも手に入れるということも失うということも
夏があって冬があって春には花 ....
浅い眠りからの生還
午前3時

薄ら湿っている体と
浮遊する意識

ここは、どこ

見慣れた天井を捉えた目が
ここは自分の部屋だと告げる


目覚めたら
そこは不思議 ....
あたまは水色
あたまは水色
あたまは水色
あたまは水色
でも何にもいらない
何にもいらない
何にもいらない
何にもいらない
やだ

もともと空っぽ
花壇はぼろぼろ
夕日がし ....
ぼくが寝付けないのは
すこし飲んだアルコールのせいか
食後のあとのコーヒーのせいか
それとも 今日を終えたくないのか

・・・・


眠れるように 君に おやすみを

眠れるように ....
海辺に立つきみを
寝転がってみあげると
そこには
そらを背負ってるきみがいる

温い泥に飲まれるような
平穏な日々だ

空はいよいよ青く
次の季節へ広がっている
そうなのかもしれないなあ
一日に何度もおもう
そうなのかもしれない
私の中のピースとは
いろんなところで出あう
まるで しくまれたイノチの雫

いつも怒っている人には
怒る必要があるの ....
名前のない鳥が
薄曇りの空へ
飛んでいった
羽音をたてなかったのは、
よく通る声で鳴かなかったのは
そこにいることを
知られないため
太陽に向かわなかったのは
影を教えないため

 ....
牛さんのおすすめリスト(876)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ある一瞬について- ゆえ自由詩3*11-6-24
居残り- 草野春心自由詩3*11-6-23
ぜんぜん正しくない二人- はるな自由詩711-6-21
しやがれのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*11-6-20
己を責めてしまうのは- 徘徊メガ ...自由詩411-6-20
箸の持ち方- たもつ自由詩711-6-19
放置自転車- 草野春心自由詩4*11-6-16
多忙- 小川 葉自由詩4*11-6-15
彼の道- 徘徊メガ ...自由詩211-6-14
少年と雲- 朧月自由詩411-6-10
悪魔召還の儀式- 北大路京 ...自由詩17*11-6-9
カタツムリ- nonya自由詩18*11-6-8
中身- たもつ自由詩6+11-6-8
私になる瞬間- 徘徊メガ ...自由詩311-6-7
月の見えない夜は- 北大路京 ...自由詩12*11-6-7
しあわせ- つる自由詩111-6-7
ロボット店員- 村上 和自由詩711-6-5
片想い- ぎよ自由詩211-6-4
「道」- yamadahifumi自由詩211-6-4
ミルク入り- はるな自由詩411-6-3
黒い色は使い過ぎの色- 花形新次自由詩2*11-6-2
天国へのエスカレーター- 北大路京 ...自由詩18+*11-5-31
本当に行ってみたい世界- subaru★自由詩13*11-5-31
- はるな自由詩511-5-27
二度寝。- るい自由詩211-5-27
あたまは水色- はるな自由詩311-5-24
眠れるように_君に_おやすみを- 北大路京 ...自由詩11*11-5-22
海辺にて- はるな自由詩311-5-20
共存- 朧月自由詩111-5-20
名前のない鳥- 花形新次自由詩4*11-5-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30