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真っ白な紙をたくさん束ねた
大きな自由帳をもらった
どんな色を使ってもいいけれど
必ず自分で決めなさいと言われた

罫線もマス目も何もない
分厚い自由帳をもらった
どこへ持っていって ....
いつの時代も背中を見送って
悲しみは心に秘める
何かが手を離れる時
ポケットに写真を忍ばせて
思い出してね
ここに居るから
伝えられない言葉が雨になって
私の中をすっと流れる

いつ ....
わたしのなかのうたが戻って来ないので
別の誰かのうたを飼うことにした
今はやりの詩人のうただ

アンティークの鳥籠の中で
はやりのうたは
毎日ひとつずつ違ううたを歌ってくれる

人を愛 ....
 会えてよかったですあなたが遠いところに行ったみたいで淋しかったから一つずつ小さな部屋の窓ガラスが静かに開け放たれていくようなお話かしらあなたがこれからも清潔な歌をうたいますように瑞々しい歌がうたえま .... わたしは眠る
何処に

毎夜訪れる生贄の儀式
わたしは焼かれて
再生させられているのかもしれない
夢を往復するために
いや
目覚めこそ幻覚
わたしは起きている感触 ....
焦げついた喉の奥に最も暗い夜がある

野犬逹が吠える
それは肺のもっと奥の方

何処か雲で霞みがかる月

歌いだせば
全ては煙のように這いで

誰の耳に入ることもない
それは誰に ....
She lives uptown.
I live downtown.
She is slender.
I'm fat

She is Japanese.
But I'm American. ....
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
仮面の上では笑っていた
仮面の下では泣いていた

けれど彼女の泪は止どまらず 仮面の下から溢れ出した
口元は笑みを見せた 瞳は泪で潤んだ

彼女は自分を追い込みすぎた
誰も信用できず ....
灯台みたいに光る目と
夜空を照らす回る首

両手は常に塞がっています
だって、なにが起こるかわからないでしょ
いつだって捨てられないもので手が一杯なの

{引用=お馬鹿さん
どんなに利 ....
選ぶ人生ではなく
与えられた人生
人生を楽しむ
常に喜ぶ

主に感謝
主に賛美
その日を懸命に生きよう

誰も憎まず
誰も妬まず
誰をも愛す
広い心
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
猿ぐつわを噛まされた
裸の青白い男が椅子に坐っているので
私はどういうわけか
ふるさとを思い出さずには
いられない

椅子の背に両手を縛りつけられ
陶器のようにつるりとした太ももに
一 ....
流れ流れて
川を下り
行き着いた場所は
滝つぼ

抜け出す事は
容易で無い。
苦しみを乗り越えて
耐える

盆踊りを
垣間見て
いつか踊ってみたい
落ち葉はまた旅に出ます。
自分をコケにして笑う
自分をさげすむ
自分をさらけ出す。
自分を下僕という。

自分に自信がある。
皆同じ命と言う自負がある。
自分の仕事を全うする。
一人コツコツ勉強をする。

 ....
{引用=領域を徐々に侵してゆく不均一な煙のような
その渇きは}

意識の最も深い階層に砂の粒はあふれ
ああかつてのそこはなんであったか
今を放浪する怪物の名は私の三分の一足らず
どうして気 ....
「ぐちょくなんだ?」

親友が わたしのことをそう呼ぶのが
“愚直”の意味さえ知らない私でも
ムカッとできる力を含んでいて、

『愚直だね』
(って言えるあなたは逆に言えば)
「ひきょ ....
ダイエット目的にはじめたジョギングだったはずなのに
夢はホノルルマラソンなんて張り切っている

フルマラソンって42.195kmも走るんだよね

あの子の精神構造ってどうなっているんだろう
 ....
 修辞に位置付けられるきざはしの出現はいみじくも重なり合う因果であるが、
 しかし私たちの生活を根底から揺るがすほどのナルシシズムを包含しているわけではなく、
 ただ、
 夕映えから派生する杞憂 ....
自分には何も持っていない。
自分には目標がなくなった。
気の抜けたビール状態。
拍子抜け。底抜け、お馬が通る。

比較的暇な毎日。
と言っても遊んでいるわけじゃない。
おばちゃんに「目が ....
冬の間、生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
粉糖をまぶしたケーキみたいに
頭の先からアルプスのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
中から出てきた蓋をあけ ....
昔たってそんな昔じゃない昔
筑豊とかの炭鉱では女のひとも坑内で働いていたらしい

上半身裸で乳房丸出しの腰巻き一枚
薄暗く蒸し暑いヤマの奥底で
気の荒い男衆に混じり
掘り出したばかりの石炭 ....
気に食わない人ができた。
マイナスで無い、プラスで接する。
しかし、協力はしない。
上に立つ人は頭が低くないと
ならない。

自分のことだけ
考えていると
誰も助けてくれない。
もっ ....
雨の日に
地下鉄を降りて
改札を出る。

マックのチーズバーガーに
噛り付く
君のメールを読む

いつも四葉のクローバー
僕はいつもあおい双葉
未熟者なんです。

最近友達のエ ....
生きる事とは
つまり死ぬことだ。

人が虫が植物が動物が
生物が星が死へと時を刻む事。


それが“生きる”という事じゃないのか?



だからこそ
在り来たりだけども

 ....
 
 
きらきらと
光が降りている
あれは神さまが
写真を撮っているのだ
という話を
君としたかもしれない
木漏れ日の下で
あの日僕らは
どんな生き物の姿で
 ....
森に潜む全体は僕を包んで忙しく腐っていった

肉と霊の総和が世界なのだと全体は言った

霊とは見えないものだから名前をもつ肉しか目のまえにはなかった

それがいくら哀しいこととて文字が喚起 ....
一人ぼっちになってしまった。
この夜話し相手がいない。
物音一つしない。
飲みに誘ったけど断られた。

一人納豆卵ご飯で我慢して
布団に入ってテレビを見る。
蚊がうるさい
蚊取りせんこ ....
父は木製
母は金属製
そんなわたしの骨は木製
そしてどこか金属製

寄り添う啄木鳥
蝕む啄木鳥
偶然かわいい一羽くらい
薄い音を鳴らすときどき

黙る木製
黙る金属製
そんなわ ....
今死人が蘇る
地獄の蓋を開け
嘲り笑いながら
這い出てくる

彼は不死身である。
時間を渡り歩き
やりたい放題。
全てを支配する。

平等?だって
そんなもんあるか
勝ち残れな ....
三奈さんの自由詩おすすめリスト(944)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の自由帳- nonya自由詩28*10-8-7
ひぐらし- ミツバチ自由詩4*10-8-6
うたを飼う- 未有花自由詩11*10-8-4
六月- 豊島ケイ ...自由詩17*10-8-3
眠り- 乱太郎自由詩21*10-8-2
誰にも見えぬ夜- 瑠王自由詩7*10-8-1
She_takes_a_beauty_naturally.- ペポパン ...自由詩6*10-7-30
聞こえてくるのは- 乱太郎自由詩17*10-7-28
リストカット- 雪乃自由詩310-7-28
愛でる手- 瑠王自由詩6*10-7-27
選べない- ペポパン ...自由詩5*10-7-27
本当のかなしみを知るひと- 恋月 ぴ ...自由詩42+*10-7-26
猿ぐつわの男- 豊島ケイ ...自由詩15+*10-7-25
清流- ペポパン ...自由詩7*10-7-17
ゆうやけのひと時- ペポパン ...自由詩6*10-7-14
共存- 瑠王自由詩7*10-7-14
青春時代- Wasabi 自由詩610-7-13
道なひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*10-7-12
散在しつづけるきざはし- 豊島ケイ ...自由詩7*10-7-10
なんでもない毎日- ペポパン ...自由詩6*10-7-7
埃まみれの_#2- 瑠王自由詩5*10-7-7
生きるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*10-7-5
自己中- ペポパン ...自由詩6*10-6-30
LOVE_mazurin- ペポパン ...自由詩6*10-6-28
生死同等理論- ユダ自由詩110-5-26
木漏れ日カメラ- 小川 葉自由詩14*10-5-26
小暗い森- 吉岡ペペ ...自由詩510-5-26
蝿蝿蚊蚊蚊キンチョール- ペポパン ...自由詩4*10-5-25
カストール- 瑠王自由詩8*10-5-25
NIGHTMARE- ペポパン ...自由詩5*10-5-24

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