すべてのおすすめ
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている

田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い

手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
四国の夜

ひっそりとしています

ひっそりとしているのは

夜ではなくて

わたしなのですが


宇宙のどこか小部屋から

その魔法なら知ってます


四国の夜

 ....
クライヨル

あやまりたい

星空も曇る

抱きしめられる

ダカレテイル


きみの影

ほぼ最悪の未来のように

きみの頬

ただ最愛の肉片のように


ク ....
金属製のペインティングナイフでキャンバスに油絵の具を塗りたくっている。
イーゼルの横にある机にはテレピンと絵の具が付いているらしいパレット。
伸ばしている途中の中途半端な長さの髪が、どうしようもな ....
きみはくれたね

かすれた透明な声

リズムとはちがう音楽

出会った日には

震えたふりをした

こころとはちがう不倫


雨のつぶが

満天の星のよう

なにか始 ....
正しい 陽光が見える
肌に心地よく
暖かな圧をともなう

今日を確信させる
無色・透明の公正な陽射し

なんぴとも
この太陽を正しく享受して
あまねく
全人的に正しく暮らさねば
 ....
夕日に泣いた僕
友達の顔を怪我させて
電話ごしに泣いた
大切な友達

君はトランペットを
僕だけに吹いてくれた
君につられて
吹奏楽部に入った。

できない僕を
指揮者の君は
 ....
はみだした、
木々
君の前で
秋は唄う

雨は止み
スコップの音が
(シャリ・・
かすかに
(シャリ・・・

君の頭が割れて
脳みそが
パカッと出てくるようで
興奮するよお ....
おれのうたは
いったいどこまで
とどくのか

けんらんこうかな
べゞをきて
かなきりのように
あげたおおきな
こえなどだせと
せんせいは
ゆうけれども

おれのこえは
 ....
冬の朝
あのひとを
ミルク色の息が包んでいた

わたしがだんだん透き通る

あのひとを
あたたかいブランケットで包みたい

わたしがだんだん透き通る

わたしがわたしじゃなくなっ ....
悪戯に誰かがブレーカーを落とす。
それは、
ぼくが自動販売機のボタンを押す
「ガチャン!」に似ているが、この場合
取出し口に落ちてくるのは
缶ジュースでなければ、煙草でもない
一冊の詩集だ ....
高い高いトーテムポールを登ると餃子がある、それは餃子ではなく乱心だった
箸を広めたのがフランス人だなんて嘘、インドなんて象の猿ぐつわでポカポカだ
河童とキュウリ、うな重と梅肉、ガーリックは北京を燃 ....
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ....
人間が嫌いだった。
どうしていつも私の邪魔をするの。
人間なんて高慢で、わがままで、欲深くて、身勝手。


花は散るからこそ美しいだなんて。
どうしてそんなことが言えるの。
花は散っても ....
雨の降る夜
マンションの入り口に猫
雨宿りしてるみたい
近寄ったら奥に入ってった
でも
見える位置で待機
こっち見てら

毛繕いして
寝転んで
そのくせこっちの動きには敏感で
一 ....
 わたしは、あなたが思うよりも深く、沈んで、いる。
 それは深海のようであり、深遠のようでもある。
 あなたはあなたが嫌いで、いつも誰かを、装って、いる。
 あな ....
仕事に疲れ果て
家路に着く
誰もいない
カップヌードを食べて
ベットに寝転がる

あー明日も早いんだよね
あー癒しが欲しい
あーうるさいテレビ
あーエプロンまいて夜食
あーお米何合 ....
きみのナイフはきれいなナイフ
うすあおいろで半透明
ころしてくれといいながら
ベランダからは飛びおりない
きみのことなどどうでもいいが
きれいなナイフはほしかった
だけれどきみの返り血で
 ....
という、会社からのアンケートがきた




匿名で書けるから

日頃から思っていることを好き放題書いてやった



  業務多すぎ (#゚Д゚)ゴルァ!!

  ....
「死にたい。」なんて云って本当は生きたかった



knife



ナイフを汚した血の文字で書いた其の思いは
誰も傷付けたりしないし
ナイフから零れ出した真っ紅な液体、其れは
 ....
傷の手も
傷の足も
なくしたくない
破壊
それのみ
それはかわらない

疲労も
苦痛も
わすれたくない
激痛
それだけ
それしかのこらない
のこっていない

遮るように滞 ....
産まれたのは透明な冬
冥王星のなまえをもらった



彼女は海に飛び込む
後姿は蝶の背骨
白い指で息を止めても
朝はきっと来ない
細い髪がやわらかくゆれる
スローモー ....
その突風
痛み
中途半端
だから誰も気づかないんだろう

その訳
腐った青
中途半端
いつも君は「防御」なんだろう

「失えよ」

そうだろう
そうやって死んでいくんだろう
 ....
{画像=071102135328.jpg}

秋を絞り採る作業を
定数で合わせようすると
声が出ないことに気がついた

黙っていろ、という事なのかと思い
あめ玉を舐める

れーろ、
 ....
電波が入らない

電波が入らない

依存していることに今更気づいた

電波が入らない

隔絶された世界で

孤独を感じる

空は吹き抜ける秋晴れだけど

吹き抜ける風の寒さ ....
冷めたパンプキンスープを飲み干したら
先刻までのゲームに戻ろうよ
君の伝えたい意図は僕には解らないけど
それでもいいんだ
今はただ、夕陽に満たされたプールみたいなグラウンドで
地図にない場所 ....
天国も地獄もこの世のものさ
浮世のものだなんてそんなに惨酷じゃ無いんだ
死んでからだなんてそんなに甘くは無いんだ

未だにどちらなのか分らない
払い除け手を伸ばしてはいるけれど
 ....
中学校の2年だったよね
はじめて、君にあったの
覚えてる?

あたらしい教室に入ったとたん
笑顔に出会ったんだ。
大きな瞳のショートカット
小さな華奢な体
が、きらきら
プロミネンス ....
神様、いらっしゃいますか


私の話を聞いてくれていますか


私は

話すのをやめて

笑うのをやめて

色がなくなっていきました

こんなものにも

神様は幸せを与 ....
子守唄のかわりに醜い話をしてください

泣いたりしません
僕はいい子だから
その後
あなたの望み通り
静かに
眠ります

けれど

あなたの望み通り
僕は
瞼を閉じたりはしま ....
三奈さんの自由詩おすすめリスト(944)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 小原あき自由詩39*07-11-7
四国の夜- 吉岡ペペ ...自由詩407-11-7
あやまりたい- 吉岡ペペ ...自由詩407-11-7
客観的なドッペルゲンガー- 榊 慧自由詩507-11-6
雨のつぶが- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-6
光の選択- アハウ自由詩407-11-5
トランペット- ペポパン ...自由詩8*07-11-4
秋には自殺が、よく似合う- ゆうさく自由詩4*07-11-4
ほのおのうた- かたや ...自由詩3*07-11-4
透き通る- 風音自由詩6*07-11-3
「ガチャン」- プテラノ ...自由詩2*07-11-3
沢尻エリカ騒動とXJAPANについて- キメラ自由詩707-11-2
レシート- 1486 106自由詩11*07-11-2
月下美人の恋- 榊 慧自由詩6*07-11-1
苦手な街の君と僕- 太陽の獣自由詩3*07-11-1
「_あなたの中の、わたし。_」- PULL.自由詩20*07-11-1
暗がりの独身- ペポパン ...自由詩5*07-11-1
いらないもの- Hitotsuyanen ...自由詩307-11-1
「会社への要望を書いてください。無記名で結構です」- むむ自由詩507-10-31
GOTH- 000自由詩207-10-31
未来スコップ- ショウド ...自由詩107-10-31
冷え切った冬の最果て- アオゾラ ...自由詩2307-10-31
激痛- ショウド ...自由詩107-10-31
あめ玉- はらだま ...自由詩13*07-10-30
携帯電話- テルテル ...自由詩5*07-10-30
夢遊病- 白川水自由詩207-10-29
「_」- maynard自由詩107-10-29
笑顔- 草野大悟自由詩6*07-10-28
Dear_GOD- cass自由詩1*07-10-28
けれど、許してください- 太陽の獣自由詩3*07-10-28

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