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奇天烈な電波が飛び交う
騒音にまみれた街で
正常に機能する体を使って
私は生きています。
本当に欲しい物なんて
分かりません
でも語らせてください
最後は
海に近い一軒家の二階 ....
出会う前から分かっていたのかもしれない。
離れてみて分かったのかもしれない。
認めたくなかっただけかもしれない。
久々に会って分かったんだ。
握った手がどこか遠くにあることを
触れ合った ....
疲れ果てた身体で恋しがった光を
自分の手で消す
暗闇
一寸先もみれなくて
心許なし
身体儚し
締め付けられるような
何度も言い聞かせて
強くあれ
強さ ....
なんて低能な自分がいるんだろう
鏡に映る変わり映えのない自分を
他人の様にボケーっと見つめて
「アホそうな面して見てんじゃねーよ」
そう呟いて
おいおいそいつは俺だぞ
なんて鏡の向 ....
サボテン
針に触れる
ちくり
流れる赤い液体
すくい取ってなめた口先で僕にキスをする
忘れられないのなら
薬を求めて彷徨う野良犬
自分の写った鏡を割り
....
悲しみの鎖に繋がれて
僕はもがき苦しんでいる
3畳半のこの狭い空間
窓から覗さしこむ光
三日月の月が笑う
断ち切りたいと願えば
どんなに楽だろう
大層愛しかろう
切なかろう
....
俺の前世は武士だったのかもしれない
いや、そんなに大層なものじゃない
野武士だ
それも山賊や海賊に近い荒くれ者だったんじゃないかな
堕落した生活の一途を辿ればひたすらに他のもの ....
電波が入らない
電波が入らない
依存していることに今更気づいた
電波が入らない
隔絶された世界で
孤独を感じる
空は吹き抜ける秋晴れだけど
吹き抜ける風の寒さ ....