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太陽が西に傾き
橙色の弱光が窓ガラスを抜け
誰もいない教室をほのかに染める
グラウンドでサッカーボールを追う少年達
その声が
遥か遠くに聞こえる

教室の後ろの掲示板
はられた絵が眠る ....
やわらかな日差しと
浮かれる街に誘われて
少し冒険に行ってきました
普段電車に乗らない私にとって
キップを買うことから冒険なのです

ペットボトルを開けるのに必要な力加減と
ポテトチップ ....
あなたはカラスは可哀想だと言う
黄色い色が見えないから
菜の花畑の心地よさがわからないと
黄色に指定されたゴミ袋を見て言うんだ

はじめから見えないモノ
知らないモノ
それがわからなくて ....
月の光がやさしく降りそそぐ夜明け前
星のカケラのように
ぼた雪ふたつ みっつ
急な斜面の屋根の上
ひとつ転がり
ふたつ弾んで
みっつ溶けて泡になる

月の光に吸い込まれ
色を音を時さ ....
雪国の町は空気も凍る
重い空の下
ねぇ
あなたは凍えていませんか?

秋の日の柔らかな日だまりの中で
産まれたばかりの私を
あなた
そっと抱きしめてくれた
それが暖かで
それが安ら ....
小春日和の太陽は
一見優しく
地上に温もりを与え
散りゆく草木を
名残惜しむ
その慈しみに触れたと思い
人々は
それぞれの想いを胸に
去りゆく
季節から日常から人から
帰化して ....
あなたの横顔を切り取って
額の中に入れました
そっと伏せて
見えないように
見ないように
それでも
あなたはそこにいるんです

正面のあなたは
涼しげな瞳で
わたしの心を見透かすよ ....
夏の終わりを惜しむ人がいる
勝手にエアコンをつけて
夏を拒絶していたくせに
夏の終わりの
さみしさは感じているようだ

夏は夏らしくしていたかっただろうに
異常気象とやらの
まわりの勝 ....
朝、目が覚めたら
右の手のひらがチクンとした
キップだった
日付はちょうど1年前の今日
行き先は書いていなかった

チクン

今度は胸が痛かった
その日付を忘れるはずがない
忘れら ....
三奈さんのルナさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クローバー- ルナ自由詩610-5-20
春の冒険- ルナ自由詩610-5-1
スクランブル交差点- ルナ自由詩710-3-18
ぼた雪- ルナ自由詩610-3-8
祈り- ルナ自由詩7*10-2-8
Луна(ルナ)- ルナ自由詩809-11-24
弱っちいな- ルナ自由詩709-9-14
- ルナ自由詩909-9-4
キップ- ルナ自由詩1409-5-9

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