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長い間
ふくらんだ 開花寸前の
蕾だったあたしは
Nの言霊で
開花した
言霊は身体をまとい
脳の奥まで
浸透して
いった
そして
音・・・
Nの声
声は直に ....
そのペンを持つ手
電話をにぎる手
無意識に髪にふれる手
ギターのFコードを押さえる手
ピアノを弾く手
絵を描く手
手話を正確に表現する手
文庫本をめくる手
そして細 ....
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう
半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた
バーへ入り君を目にして
ハグし合う
いつもと同じ
申 ....
気分を変えたい時
無心に歯をみがく
極細毛の歯ブラシで
ていねいに
ていねいに
ゆっくり
ゆっくり
歯と歯ぐきの間は
極細毛の感触は
くすぐったいような
血がかよっ ....
アナタという
嵐が過ぎ去り
アナタという
業火に焼かれ
あたしは
あたしに
もどった
いや
なった
もう変えられない
あたしの本性
・・・魔性
白よりグ ....
零時近くに 帰宅
気づくと ゴゥゴゥといびきをかいて
眠っている
手をのばせば ふれあう
距離にいる N
Nは ってくれない
あたしの感じやすい
ほこっとしたおやまの先端 ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った
3LDKの都民住宅
なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた
が!!!
おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
久しぶりに母に電話した
聞くと 家で転倒したいう
もう1ヶ月だと
結局 インドメタシン入りの
塗り薬と痛み止めでしのいで
整形外科には行かなかったと
あぁ 医者嫌いの母らしいな
....
友よ
つらいだろう
さみしかろう
ひとりの夜は
さむかろう
けっして 無理だけは
しないでほしい
キミのことを
たいせつにおもって
いるひとは
たくさん
いるのだ ....
ふと 横を見ると
あのひとがいた
1年前
恋こがれて
夜の渋谷の坂を
走って追った ひと
横顔 今もすてきだ
30センチも離れていない
ところにいる
あっ
彼は ....
ピンチに直面したとき
ひとは
おもってもみない
チカラ
が でてくるものだ
追いつめられた猫が
威嚇するように
火事場で
オンナが箪笥を
動かしてしまうように
不 ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある
あーちゃん
息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった
今度はきっと
女の子だ
そう決め ....
愛猫たちの大好きフーズ
チーズ入りのふっくら
カリカリ
あたしは
その横で三角カマンベールチーズを
かじる
そしてハイボール!
猫たちは
チーズの封を開けると
寄ってくる ....
どうして
秋の晩は
うらさみしいのだろう
年を重ねるごとに
どんどん
さみしがりに
なっていくように
思う
父と母と双子の兄
4人の食卓は
いつも話し声で
にぎやかだった ....
土屋さん
百日咳ではありませんでしたよ
あぁ
長引いた風邪は
大人の百日咳ではなかった
そう言われて
病院を出たとたん
おなかが空いてきた
朝 家をでるまで
ずう ....
風邪と初冬の寒さは
欝をつれてきた
朝 起きるのはやっと
かろうじて
娘のお弁当を作る
冷食でチン
もう 1週間
こもっている
貴方の匂いのする
枕を抱きしめて
夕 ....
アナタは
愛なんかない
愛なんか
信じない
と云った
さびしかった
かなしかった
あたしは
愛を信じていたから
ココに
胸の中にあるのに
そのときは
ど ....
涙がにじむ
指がふるえる
ココロが痛い
まるで
あたしの一部が
切り取られた
みたいだ
もう
あたしは
部外者かもしれない
だけど
いちどは
関わった
そ ....
怜さんは
スキだらけ
そう 君は言った
だってさぁ
今さら 生き方変えられないもん
じゃ
僕が まもってあげるよ
?!!
青天の霹靂! ....
都会のマンションで
生まれ育った猫は
その3LDKが全てだった
たまあに
ベランダで日向ぼっこをする
エアコンの室外機に
ぴょんと飛び乗り
滑りやすい
手すりの上に登ると
....
その夜の朗読会は
かなり文学的雰囲気に
満ちていた
高名な古今東西の詩人の
名前がバンバン飛び交う
あたしは・・・
この数年 詩集は買えど
ほとんど積読
欝は集中に ....
ねぇ
名前を呼んでよ
いつも いつだって
思えばこの30年近く
名前で呼ばれたのは
数えられるくらいだ
もったいぶっているんだ
そう 貴方はいう
婚約時代も
....
貴方があたしのサンタクロース
ずっと ずっとあの日から
北の国からやってきた
背の高すぎるサンタクロース
家の玄関から
入れるかしら
寒い寒いイヴの夜
貴方はあたしに
プロポー ....
久しぶりのドライブ
秋空の青梅街道一直線
スピードは
制限速度 プラス10キロ
濃紺の軽キャブの
エアコンはいつもオフ
夏も冬も
半分開けた窓から
秋風が頬をなでる
....
このあふれる
愛しさを配りたい
3人の子を産み
必死で守り育てた
その愛しさで
君に
あなたに
さみしさを知っている
みんなに
不思議と
あたしのまわり ....
朝のまぶしさで
目が覚める
となりには
あなた
鳴り響く
目覚ましの
アラームを消す
あなたの手
ねぇ
あたしは
あなたの胸に
手をあてる
あなたの
大 ....
先生、ハグしてもいいですか?
あたしは 部屋に入って
口を開くなり言った
E先生は 少しとまどいながらも
椅子から立ち上がり
あたしのハグに
やさしく腕をまわしてくれた
....
この想いグセ
なおらない
まるで
外科手術で切り取った
カラダの一部が
ないのに
まるであるかのような痛みを
見させているようだ
うずくのだ
しくしくと
ひとりでいると ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった
出張の時以外は
南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた
さらけ出す
情けない みっともないあたしを
ごめんなさい
....
風邪を引き発熱
いつもの常用薬を取りにいけない
本人でなくては
許可がでない薬
1日目なんとか
パキシルを残して
抗ウツ剤1錠で乗り切る
2日目 パキシル1錠のみ服用
風邪 ....
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