月をとってとせがんだあたしは
森の猫

この想いグセ
なおらない

まるで
外科手術で切り取った
カラダの一部が
ないのに
まるであるかのような痛みを
見させているようだ

うずくのだ
しくしくと

ひとりでいると
しくしくと

そのたびに
現実を見つめよと

自分を叱咤する

 月をとって

そう願った
報いなのだろうか

ありのまま
うけいれよう

もう 
月をとってなんて

言わないから・・・


自由詩 月をとってとせがんだあたしは Copyright 森の猫 2010-10-27 00:01:26
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