夜が黒いから

登って

(13)

のぼって

こわいことしようよ



堪えられなくて

わたし

首根っこかじった



(血はくろい
くろいからこ ....
10時(自由時)
ケミカリィに浮かれる私
気分高揚まるで復活祭
街頭の光に身を任せ
トカゲに喰われてしまいたい


脳無しスポンヂケィキの私と
洪水みたく流れるノイズに
「だから東京 ....
千トン用ターニングローラーの不具合で

お客様の工場での徹夜作業がつづいている

ギアが破損しているのだけれど

それを取り出そうとしても蓋があかない

バーナーでなんどもあぶってみる ....
天 からおちる

白 い花

惚 けてもいい

指 頬 首筋

お尻 まで濡れ

知る

竹 光る 竹林

奥深く 
開けた場所

みみを澄ますと 聴こえ始める
大白法の 南無妙法蓮華経

なな色の虹の天蓋に つつまれて

美少の少年 結跏趺坐し
お祈り 申し上げます ....
両手をふさぐ
理想を詰めた12ゲージ
脇に収める
希望を込めた9ミリ
身に纏うは
夢を編みこんだジャケット

一方で
シャツの下には
一般を編みこんだケブラー
足首に忍ばせるのは
 ....
飼い猫が死んだ
風邪をこじらせて
咳がつづき
衰弱して死んでしまった
僕はそれを
トイカメラにおさめて
フイルムを
鞄の奥のほうに押しこんだ


 昔
 花火を見に行った
 ....
朝がくるまでに
悪いことしましょ

朝がくる前に
悪いことしましょ

 願いごと叶えてあげるわ

 悪魔のKissしてあげるわ



朝がくるまでに
悪いことしましょ

 ....
象の足なら足跡を刻む事が出来るか

一瞬の内に門を開いて頂けるでしょうか?
私の世界には林檎が足りません
バナナなら有り余るほど

入園口で僅かに目を合わした程度
そんな人に林檎を欲しが ....
ホームレスが灰皿に
深々と頭を下げている
制服の女性が後ろで睨みつけている
歩道に頬杖を付き
Yシャツに血が滲む
彼女の脚の下
フォーカスをぼかし
そこいら中に降ってくる
皮のアイスピ ....
100円ドロップ
100円ドロップ・アウト
円ドロップ・アウト・サイダー
 
忘れた頃に 蝿
飛んで火に落ちる夏の虫
何も無い 何すら無いよな
ピンク色した 唇


咽喉から 吐く ....
赤い感情線と
青い感情線の
交わる先で
蛍光灯に揺らめく 影

まるでだれも気付いていない
まるでだれも存在を認めない

寄生することをゆるさない
この 手のひらの
翻されたときに ....
pu- pupu- koguma no pu-
二挺拳銃 koguma no pu-
バンバン飛び跳ねてるのは僕
いっしょにだんす koguma no だんす
puriっko puriっko  ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
愛情のかけらが並んでいる
誰よりもやさしい間隔で
誰も傷つけないように

ひとつずつ均等に拾いあげ
過ぎた日々を埋めていく

足りないかけらがあるので
人はレジに並ぶ
誰かを均等に傷 ....
よりどころになる火は
つぐなう先をもす

じくの浅瀬に
なぎ払ったものが倒れ

喉が 海に泣く

制する夜は きたての波
しのぶ朝 しのぐ昼は 隠れ

ついえて春と
声 ひめる



三十七度五分の微熱を利用して
交信を試みてみよう
見えないスピードで世界を飛びまわるという
スカイフィッシュ
窓の外に広がる空


誰の目にも止まらないけれど
ただ飛んで ....
ワインで誰かを呼びながら
逃げ出そうする神経
全ての縄をほどいてきたのに
血管がかたまってしまった

ただピアノの弾く光を
追いかけることで
時間に恥じなくてすんだ

少しも珍しくな ....
ひしゃげた真実を
縫い合わせる、ように
なにやら、はたはた
と、せっかちな右手


寂れた街にも
喧騒という虚栄心を
夜に素直なことも
混沌で覆ってしまえば、いい
欲に ....
背伸びして掴んだギリシャ文字を
ノートの隅にしたためる
方程式をプログラムした紙飛行機
その切っ先は水銀の鍵ということを
疑いもせず
七時間目の学校
屋上の手すりから放つ

サッカーボ ....
都市部には真っ黒な雨が降り
空を染めて夜が始まる
世界中のカーテンは
住人を慰め始める
高い声は犬の声
盛りをつけた犬の声

許しはいらない
首輪は遠くの国に繋がっていて
引っ張れば ....
ひと針
ふた針
み針

花嫁衣装を縫うよ
かわいい娘や
笑ろとくれ
笑ろうとくれ

ちいさいおまえが
ついた嘘は
たとえ可愛えど
ひゃくやっつ
千の針 えん魔さんが
くださ ....
うさぎのはなし

みみをむすんで
はいたになって
しろいむすびめ
がいじのそれは
しろいりぼんだ

せーらーふく!

どうしたんだい
きみのめったら
みていられない
まっかに ....
刹那
百京分の一の間隔
それは果てしなく短く、今も刻み続けている。

刹那
目を閉ざしても見えず
耳を澄ましても聞こえぬ
人にとって不可能に近い境地に在る感覚

それでも「刹那」は今 ....
高校で処方されたトローチを
ずっと舐め続けている
いつか消えるという
先生の言葉を信じて



大学生にさん付けされ
上司にはくん付けされる

しかし口の中にはまだ
トローチが悠 ....
浮遊する
旅に出る
ひとりを逃げる

暗いとこからお月様をみる
お星様と電話する
猫ごっこをする
紫に赤と黒を足すと黒くなる
をやめる

紫をすみれ色にする
春への近道をみつける ....
アメン君が持つ無意味の王様
理解されようとされまいと
規格外それは不変の観念
(ほら、恋愛が科学で証明出来ないのと
同じ事だよ。要するに未知なんだよ。)


形容するならシヴァのピルエッ ....
薔薇に鶯 このはなさくやひめ

ぽっぴアートの色合いが
なんだか てらてら 西方浄土
ふわっと浮遊 の フレンチボッサ

薔薇に鶯 このはなさくや
新春 色彩 ぽっぴが伝統
飾り羽子板 ....
ひねもすノタリノタリかな
花瓶の中の水仙
洗濯物を干す
有給を取る

世界は逆ねじの歌
世界は左回り
世界は平和の歌
世界は大人になる

私に夢を下さい。
私に愛を下さい。
私 ....
立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
 ....
やまぐちふぢ子さんのおすすめリスト(293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
JUDA- manabe kenta自由詩6*08-5-22
BOOGIE_GIRL- manabe kenta自由詩8*08-2-3
夜の薄いひかり- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-16
ゆき- ましろ自由詩3*08-1-15
普賢菩薩と桜- アハウ自由詩308-1-15
装備- FUBAR自由詩3*08-1-15
サインポール- パンダコ ...自由詩408-1-14
悪いことしましょ- 北大路京 ...自由詩14*08-1-13
主人にいらない物は多いのに- 酸素の枷自由詩208-1-13
くすぶる- 佐々木妖 ...自由詩10*08-1-12
無題06- ねろ自由詩208-1-12
無題05- ねろ自由詩108-1-12
cool_down_pu-san_koguma_no_pu-- 狩心自由詩2*08-1-11
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
並ぶ- 小川 葉自由詩108-1-11
ぶりょう- 砂木自由詩6*08-1-10
風邪の日のスカイフィッシュ- 自由詩308-1-10
刻印- 木葉 揺自由詩3*08-1-10
スロゥテンポのお化粧。- うわの空 ...自由詩608-1-10
ソクラテスの左側- 悠詩自由詩6*08-1-10
- ピッピ自由詩308-1-9
嫁入り千本- フクロネ ...自由詩408-1-9
、、、- 自由詩3*08-1-9
刹那- 電子ノ猫 ...自由詩108-1-9
変わるくらい- 佐々木妖 ...自由詩25*08-1-9
黒からピンクまでのグラデーション- れんげ自由詩508-1-8
222hz- manabe kenta自由詩808-1-8
薔薇に鶯- アハウ自由詩508-1-8
生きている- ペポパン ...自由詩8*08-1-8
龍女と・・・- アハウ自由詩508-1-8

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