黒目勝ちな瞳で
何を 見る

天然の朱に彩られた唇で
何を 語る


平らな胸に秘めた
紡ぎ事を
誰が知るだろう


揺れる花に
想いを寄せた日

誰かの幸福を祈る
 ....
反骨の精神、それは


押し競饅頭の競争社会を


蒙古斑のヲシリで乗り切る事。



ストレスの溜め過ぎで外部不経済を


起こさぬ様、ビフィズス菌を常日頃から
 ....
電車の中の年老いた鳥、ランコさんランコさんあたし胃カメラ飲んだのよ、ベージュのレース、そう、田島先生、優しかったワお上手でね、しわがれた声、ううん、つらくはなかったワ寒天みたいでねチュルっと、 揺れ、 .... 自然のクロスワードパズル

符号の一致
言葉の袋小路
迷宮から帰らねばならない毛糸はある
背後の薔薇の茂み
静謐の聖櫃

今は裕福な浮き世
芸術家も浮いている
個人主義
代議制民 ....
瑣末な日常が、疾走する。

その調べは、幻想。

切実な言葉が、疾走する。

その影像は、幻視。

それじゃあ、バイ、バイ。

傷するまえに、ね。


透明な。

哀しみ ....
晴れやかな
子午線の午後

東経はユーラシアに
張り巡らされ
北緯は赤道を北上して

ナイロンの投網
透ける青の糸
この空に張り巡らされている

地の湿った所
窪地の巣穴に
 ....
図書館のベランダからふう、の数だけうろこ、ひとひらずつ吐息に包まれた言葉が浮かんでいますねと教授、似姿、とでも言うのですか、言葉、の似姿がうろこなのか、うろこ、の似姿が言葉なのか、こたえは貯水塔の .... 目配せを!

広く 薄い
鈍く沈んだ
充血した目で

この曇天から
見つめ続けた 
梵天の瞳

遠くまばたきをしている
曇りの灰降る 夕に

大きく息をして
大気に散る 闇 ....
いつまでも俺は
ああふらふらと
ふらふらと歩く
どこへ行くでも
帰るでもなく
会うべき人も
成すべき事も
無い
ただ当てもなく
知らない道を
知ったる道も
ただ当てもなく
ふら ....
罫線のパントマイムを観測する
午後三時十一分
抽斗の中に漂う真珠色の憂愁に呼応して
ぶれてゆく窓枠
書棚のざわめきが
微笑んでいるソファの方へ吹き寄せられる

白いカップのアールグレイを ....
はじめて泣いたのは

誰ですか

僕ですか

あなたですか

宇宙ではじめての涙を

空間の住人たちが

移り変わるのを見たひとよ


ねぇ、シャンプーってどれ

ぼ ....
細胞のしかく・てん
から線を引いてみる
遠く遠く
君の耳まで

白濁する土手の上には、昨日と今日と明日の車輪

細胞のしかく・てん
から伸びる線で
三葉虫の形を描く

遠く遠く
 ....
    ドアもウインドもない部屋で
  かがりびのはぜるおとはきこえず
    血のなかのこえもききとれず
猿ぐつわをされたわたしは焦っていた
カイロスのうしろ髪をつかもうとして
      ....
涙に溜まる、傷
温度は人肌
塩の効いた食前酒
乾杯

体に溜まる、傷
鮮やかな深紅
辛みの痛さがある前菜
促す

心に溜まる、傷
重いとろみと弾力
濃厚な味わいメイン
満たす ....
風から来る音
歩むもののまわり
色を結うひとり


こだま かこみ
うしろのこだま
触れることなく
浮くかたち


雨が起伏を均し
地の光は消える
ひとつがひとつ ....
煙草ふかしながら 流れる人の顔を見る
今夜は誰と飲もうかと ぼんやり考える

ブルースマニアの公務員は 最近付き合いが悪い
オンナができたと噂があったが どうやらホンマみたい

不景気の風 ....
走って走って
絡まっちゃって
転んじゃって
痛いのなんのって
やってられっかって
ふてくされて
拗ねちゃって
潤んじゃって


拭って
後ろ向いて
懐かしんで
うつ向いて
 ....
電車に乗るわ乗られるわの諸行無常で一体此処は何処なのかと、分からなくなったとてさして世は事も無し、丸の内線はあたしを連れて銀河鉄道なのですから、終着するは機械の体をもらえる星・方南町。射千玉の闇に風神 .... 溢れる私を
指先で小さな歌にして
空に、伝えようとしたら
途端に青く
それは多分
あの人形の瞳くらいに
青く、なってしまったから
私は未だ
その時溢れていた歌を
伝えられないままだ
 ....
ぎくしゃくぎくしゃく
ぎくしゃくぎくしゃく

僭越ながら
ぼくは寂しさとともに生きる北風

包装したあいつは
どこへいくやら

閥族の片鱗をみせながら
シュールな言葉を
澄 ....
白い浄化を溢れさせて
黒澄みの空

甘く 冷たい
雨を滴らせて

カーテンの先
闇の深みから
雨音は ほてった一日を
冷却して眠らせる

人は明るい蛍光灯の下
深い息を溢れさせ ....
やたらと
犬が吠えると思ったら
今夜は満月だった


クルクル巻いた
オレンヂ色のマフラーや

ヒソヒソ内緒話をする
双子だとか

そういったものには
もう 懲り懲りで
 ....
              071105



水色の流れの中を走るのは
走る顔をした顔をした顔は
風の滴る汗も気にしない顔
夕焼けの冷汗三斗を量る顔
物部守屋の乱暴狼藉を語い
五街 ....
きゅうくつなくつぬいで


にんげんせかいからぬけだす


ひとのよははかなきものだから


とりやさかなのやうになりたくて


きゅうくつなふくぬいで


はだ ....
三日月が降らせた星は
角砂糖のようで

アタシをわくわくさせた


あしたのことなんか
いいや

そんなふうに想いながら

星見夜月のシロの中

角砂糖の星は
カラ ....
クライヨル

あやまりたい

星空も曇る

抱きしめられる

ダカレテイル


きみの影

ほぼ最悪の未来のように

きみの頬

ただ最愛の肉片のように


ク ....
猫がふっと
夕景に魅せられて

冷たい井戸水
すこしすくって
山影バイバイ

たしかこのまち
年中
5時間目のけだるさ

教会では
渦をまいた
神のラヴソング
それはともか ....
彼女が吹いたトランペット


物凄く巨大なその音は

わたしが造った鏡面加工の部屋の中

天井のお空に幾度もぶつかり

わたしが散りばめた

ガラス細工の星々は砕かれ

わた ....
子供色に笑う
頭の後ろ側で鳴るのは海
煙草の似合う指先
済ませたのは過去の清算
這うような空

呟いてばかりの二人
静かな場所が好き
観覧車の窓を君が曇らせる
ま ....
            街路灯の薄目が
パチンコ屋のネオンがそれぞれ瞬き始める
    沈潜がひとしおの黄昏はひととき
 玩具の掛け時計はオーバーにひびかせる
          セコンドの刻 ....
やまぐちふぢ子さんのおすすめリスト(293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天然少女- サバオ*自由詩6*07-11-13
まぁ、それはちょっとした、理由無き反抗。- manabe kenta自由詩4*07-11-13
鳥と煙突- サトリイ ...自由詩4*07-11-13
彼の広告ではなく強いて言えば彼の時代を広告する- 順星自由詩207-11-12
瑣末な日常- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-12
有翼のめばえ- アハウ自由詩5*07-11-12
つむぎの日- サトリイ ...自由詩8*07-11-11
梵天(ブラフマン)- アハウ自由詩7*07-11-11
1234- udegeuneru自由詩307-11-11
室_内- 塔野夏子自由詩7*07-11-11
宇宙ではじめての涙を- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-11
遠い日- サトリイ ...自由詩4+*07-11-10
にびいろの声紋(九)- 信天翁自由詩307-11-10
フルコー≪ス≫カー- 酸素の枷自由詩2*07-11-10
明けて- 木立 悟自由詩207-11-10
なんか_ええことあらへんかいな- 北大路京 ...自由詩6*07-11-10
さようならって- 太陽の獣自由詩207-11-10
anyway- サトリイ ...自由詩2*07-11-10
- 山中 烏 ...自由詩4*07-11-9
コンビネーションズタッチ- アプリオ ...自由詩107-11-9
- アハウ自由詩5*07-11-9
掌の上の真実- サバオ*自由詩407-11-8
てのひらの少年- あおば自由詩1*07-11-7
きゅうくつだから、ねこのやうに、つきのやうに、きみのやうにな ...- manabe kenta自由詩3*07-11-7
スモールドペペ- Sa;自由詩507-11-7
あやまりたい- 吉岡ペペ ...自由詩407-11-7
坂の街- ゆうさく自由詩4*07-11-6
トランペットノイズ- れんげ自由詩107-11-5
「チョコレート」- 菊尾自由詩6*07-11-4
Confession(3)- 信天翁自由詩107-11-4

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