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歯をみがく
歯のすべての面を
みがくように
歯をみがく
いくら丁寧にみがいても
数時間後には
忘れている
だからこそ
細かいところまで幾度も
歯をみがく




 ....
気の早い都会の桜が
春北風(はるきた)に身を震わせている
空とつながって
少しだけ自由になる
{引用=

22番のバスに乗って

窓のそばに立って

18世紀だか19世紀だかの建物の列を横目で見て

ラファイエットで購入したお洋服の紙袋抱えて


前に立ってるおじさんが
 ....
指先のその指先の紡ぐ白
伝えたい言葉が先に消えてゆく


 自分の主張を伝える手段として安易に詩を使っちゃいけない、とかなんとか、どっかで見たような気がする。けれど、もちろん「僕」の伝えたいこ ....
ハンマーが叩くその音の色は
いろいろな色が封じ込められ
厳選された白と黒の二つの色
明るい黒からくらい白までを
全速力で駆け抜けそして戻り
死に物狂いの手首の先の方を
下目で見下ろし煙草を ....
昨日の仕事帰り、バスに乗る時に慌ててポケ
ットから財布を出した僕は、片方の手袋を落
としてしまったらしい。僕を乗せて発車した
バスを、冷えた歩道に取り残された片方の手
袋は、寂しいこころを声に ....
持ち物は命だけ ただひとつ言えることは
私を

支えられるのは
死者だけだということだ

生は
やがて消えゆくけれど
死者は
私を裏切らない

心変わりも
たぶんしない

私は
幸せにな ....


なのかもしれない



きっと

君の手は優しくなれると思う



差し伸べられる全ての方向へ

やさしく






{引用=fromAB} ....
お茶缶が気になる
どうしてこれはお茶缶なのだろう
素材や意匠は自由だ
そう、自由なんだ、自由すぎるぐらいに

   ひとつだけ重要な事は
   茶葉が入っている、と言うことだ
    ....
 気がつけば2月になっていました。
 そして2007年になっていました。

 私はと言えばパートをはじめて1年が経ちました。
 薬を飲み始めて1年半経ちました。
  
 今年の冬は暖かくて ....
あんたの1メートル上空の
地上権と
あたしの1メートル上空の
地上権を
交換するの

そレで
あたしの匂い
あたしの甘やかな匂いを
あんたにいっぱい嗅がせて
あんたの一切の先取特権 ....
目覚めると 
駅のホームの端に立つ街灯の下で 
粉雪はさらさら吹雪いておりました 

次の駅の街灯の下で 
雪は舞い踊っているようでした 

その次の駅の街灯の下で 
雪はまばらに降っ ....
二十年近く前 たまたま誘われて 文学の人の集まりに出席した。
そこで小説を書いているらしい 年配の男性が ベルリンの壁の崩壊やソ連のゴルバチョフさんについて触れ
「人の行動力は凄い それに比べ ....
凍りかけてる湖水のほとりで
ゆらゆらゆれてるあれは何?

あれは仔牛の頭蓋骨
あれは仔牛の頭蓋骨

ポッカリ開いた眼窩から
無常があふれ出てゐます

冬冬冬冬(トウトウトウトウ)
 ....
ペーパー
{引用=
深い紙の淵におちて
死ぬのは こわい
あんまり、静かだから。}



{引用=
白い紙面に落ちた
指は何を思うのだろう
静かに目をつぶって
目をつぶって} ....
つかのまに慣れてしまう
なんて
できないようだ
日は少しずつ延びてゆき
僕等の時代はぼやけてゆく

時折
君の手を引きながら思う
遠くの空の下の世界を
ひとつに繋がっているは ....
{引用=






それは
おーとくちゅーるみたいに
ぼくの手に
ぴったりだった

おずおずとさしだされた
きみの手は









「おじょうさん、金魚すくいをやってみないかい。とれてもとれなくてもサービスするよ」

金魚すくい屋のおじさんに声をかけられた。

「いいえ、うちには水槽がありませんから飼えません」
「そうか ....
どうやら焦燥感
と云う一種の熱病にかかってしまったらしい
くるったように息を切らしながら
朝から晩まで自転車で
ぐるぐると円を描きつづけている
進むのは
まっすぐでなければ
どこにも行き ....
汽笛の音が聞こえた気がした
汽車などとうに走ってないと言うのに

空っ風が聞こえたのだろう
と思う間もなく年を越していた

この部屋が時間を止めてから
どの位経つのかは解らないが
間抜 ....
今日の用事のお供は ねこじゃらしさんの詩集
ふらっとマイナー と 未来に出会おう であった。

はじめて朗読会でお会いした時の事などを思い楽しくなった。
とても日常的で 普通のようで 張りのあ ....

ずいぶん昔
わたしたちは恋人同士だった
あんなにも完璧に
理想的な形で
つながっていたのに
満月の夜だっただろうか
わたしが
あの柔らかな部屋から
いとも容易く
追放されてしま ....
来年も
ふたりは
ここにいるのだろうか
こんなに
おだやかな夕暮れを

落ちてゆく太陽を
川面に映る木立の影を
ふたりは
並んで見るのだろうか

ふたりには
きっと何かが欠けて ....
常磐道がおわると
首都高の入り口がこんでいて
道路はあたしたちをのせたまま不規則にぐらぐらとゆれ
アクセルをあさく何度もブレーキペダルと踏み変えながら
時間を値踏みし
その感覚のままクリスマ ....
水の中に住む人があると聞いた
僕はその川辺に足を運んだ
静かな水を覗き込むと
空を貫く孤独が映った

僕は深く息を吸い込んで
あなたの名前を呼んだ
あなたの名前を叫んだ
声を出さずに叫 ....
底冷えに震えながら
変化する気圧を感じていた

煙の色が変わったら
仮定した波形すら
忘れて良いのだと感じた

変化する音も色差も
比率でしか無かった

煙の味が変わったら
定義 ....
 生きていること 死ぬことの不思議
 さなぎのような体の中に 
 閉じ込められた私の意識
 息を吸うたび膨らむ胸郭 
 心地よい空気の移動
 耳の奥で脈打つ血のうねり
 私にしか聞こえない ....
旅の終わりに訪れた 
夕暮れの善光寺 
{ルビ巨=おお}きい本堂脇の砂利道に音をたて 
紫のマフラーを垂らした 
小さい背中の君が歩いてた 

「 あの・・・○○さん・・・? 」 

 ....
ショッピングセンターの、ひとけの無い屋上駐車場に、子どものすすり泣く声が響いてゐる。
・・・と言ふと何やら怪談めいて聞こえるが、そんなロマンチックな話しではない。
誰が泣いてゐるのかと思へば、可愛 ....
あおばさんの未詩・独白おすすめリスト(462)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(歯をみがく)- 木立 悟未詩・独白507-3-11
ひるやすみ- 水中原動 ...未詩・独白207-3-9
夕暮れ仏蘭西- もも う ...未詩・独白16+*07-3-9
大きく腕を広げて- AB(な ...未詩・独白807-2-27
ハンマーが叩くその音の色は- Six未詩・独白707-2-27
路上の手袋_- 服部 剛未詩・独白12*07-2-25
のさばる- 山内緋呂 ...未詩・独白5*07-2-17
MOON- umineko未詩・独白4*07-2-17
ハンドクリーム_フォー_ア_ジェネレーション- AB(な ...未詩・独白307-2-15
お茶缶についてのひと巡り- たりぽん ...未詩・独白8*07-2-12
2007.2.11DSで脳年齢が41歳、これってどうなんだろ ...- 初代ドリ ...未詩・独白7*07-2-12
液体となった太陽が滴りおちる青い波間で- 青色銀河 ...未詩・独白707-2-7
冬の車窓__〜一〜- 服部 剛未詩・独白1007-2-4
行動力と小説- 砂木未詩・独白5*07-1-28
湖水のほとり- 三州生桑未詩・独白5*07-1-28
WEISS- m.qyi未詩・独白1707-1-19
小春日和- AB(な ...未詩・独白507-1-14
モード- 青色銀河 ...未詩・独白2*07-1-13
みかん味の金魚- 壺内モモ ...未詩・独白5+07-1-12
焦燥感- 吉田ぐん ...未詩・独白707-1-8
軽便- ねなぎ未詩・独白507-1-5
ねこじゃらしさんの詩について- 砂木未詩・独白4+*07-1-4
断片集- 吉田ぐん ...未詩・独白1307-1-2
さよならの木- umineko未詩・独白8*06-12-31
12月22日- モリマサ ...未詩・独白8+06-12-23
水面- P.B.未詩・独白7*06-12-20
収差- ねなぎ未詩・独白306-12-18
私は死ねない- 月夜野未詩・独白15*06-12-14
旅の終わりに〜善光寺にて〜(仮)- 服部 剛未詩・独白9*06-12-12
私の手- 三州生桑未詩・独白506-12-12

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