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来てしまった・・・この季節が
本屋に詩集を探しに行ったはずなのに
ホストクラブの特集の雑誌を
買って出てきてしまった
何をしてるんや、しっかりしろ
とりあえず落ち着け
と
ネット ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った
その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
使いにくそうなきつねが
やいやい話しかけてくる
どうやら自分の使い勝手の良さを
アピールしてるようだ
あんまりうるさいので
試しに使おうとしたら
「使うな!」と怒り出した
仕方が ....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる
あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
なやみにみちてねむりに落ちる
まどろみながら足は窓へ向かう
外を見下ろすと今まで知らなかった河が流れていて
月の光子を静かに回す
いろいろなものが流れていく
光が流れていく音楽が流れて ....
ほぅいとよべば こぅいとかえる
こっちばよれさ と 川のおと
あずきとごぅか〜 ひととって食おぅか〜
アッ しゃか しゃか
アッ しゃこ しゃこ
アッ もしゃ むしゃ ....
秋のあいだ
ひとり山に引きこもって
ギンナンギンナンって踊っています
つま先で立って
小さい冠をかぶって
麗しの八合目で
姫です
真っ赤に猛る裾を尻目に
ギンナンギンナ ....
「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、
コバシャセ?
「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
「一日目」
悩んで迷って疲れた末に
ほんの少しだけ
夢をみました
(もしかしたら
逃げたかったのかも
しれません)
目覚めると 雨が降っていて
....
左目を右目にあげたのに
右目は涙を流さない
目が覚めたら一緒にごはんを食べよう
そう書いた手紙を残して
眠ったまま逝った人の声が
もう一度どこからか聞こえてくるまで ....
眉毛とまつ毛が白くなっていたら
それは
死んでいるのではなく
眠っているので
おこさないでね
風、吹いた。
わあぁん
高圧線が、たわんで
山のりょうせん
ならした
わあぁん わ あ
さかいめは
鉄筆でなぞってしまお
へこんだところに
つめ
あてて
息もしな ....
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