都会の空だって
空というからには
晴れの日もあれば
曇りの日もあって
それは、それで
当たり前で
取り立てて肯定する必要も
ましてや嘆く必要も
無いんだけれど

強いて言えば

 ....
 
 
 
手を伸ばす
先に
ほどかれていく放物線の
空 いくつも数え切れないほど
通り過ぎるものがあった
今夜
聴いた
天球の音楽

八時間先を東へ回るきみの


こ ....
 
 
仙台は、あの大きな揺れのあとも、不気味な地鳴りの音が鳴り止まずに、世紀末感、たっぷりでした。それから駅のエスパルから煙があがってた。ヘリが空を飛び、警官は、津波が来るから高台へ!と叫んでた ....
次回予告なんて見なくても

展開を読み切れたドラマの結末



高度9000フィートの上空から

ポツリと言葉が降ってくる

それは

簡単な発音で
 ....
バナナの皮をリンゴのように包丁でギュルギュルと剥いたら
きっと綺麗なひまわりの花が病室の床で咲くのだろう


酢豚へパイナップルの代わりにバナナを入れたら
あなた浮気したわねって
 ....
Re:

空の箱を贈ります


Re:Re:

受け取っていただけるとうれしいです


Re:Re:Re:

面と向かって話すのは恥ずかしいので


Re:Re:Re: ....
 何かを書きたいと思った時、僕は自分の中に語るべきものがないことにすぐ思い当たる。幼少のころから意見を求められるときが一番苦痛だった。「君はどう思う?」なんて言葉を向けられると、途端に呼吸が苦しくなっ ....  いろいろあって、海外に住んでおり、もちろん一日の
 ほとんどを英語で過ごしているわけですが、その中で
 英語という言語について考えさせられることがありま
 す。フォーラムの中に、英語を学問 ....
地図を広げて電話を片手に話している
相手は叔父だ
ある地名の場所がわからないという
三文字の漢字で表す地名
「興味の興、という字がつくの?何?聞き取れないの?」
歳老いた叔父の声はしゃがれ、 ....
「The first place」


いつも、夜が明ける頃にはゆらいでいる、僕の詩。
(ちいさな卵が孵化し、深淵からやってきた一羽の雛鳥)
いつも、夜が明ける頃にはふるえている、僕の詩。
 ....
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない

まもなく氷河期がやって来る
 ....
いつまでも吊りさがっている
きみたちの残像はかたどられて
切り揃えられた爪も
ほどけてしまう
蹴りあげた砂さえ、

不確かならば
つながれない点と線
結べないまま
いまを問いつづけ ....
境界線のない
36度7分にたゆたう
怠惰、
あるいは慣性
そうして21の曖昧なきみ。

0と1との鋏で
切り放された生と死が
点と線とで結びつこうとうごめく
ので

放物線に沿っ ....
私はタバコを燻らせ
部屋のソファーで緩む

ステップに住む脚マットが
ノコノコ 私の家へ来て
踏まれる事を望んでいます

彼は既に人々を
教育することができる
人間ではありません
 ....
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ....
ふと泣きたくなるときがあるんだ

べつになにかに屈服した訣ではなく
べつになにかに敗北した訣ではなく
べつに淋しさを憶えた訣すらでなく

ふと泣きたくなることがあるんだ

ほんとうに動 ....
目の前で可愛がっていたくまさんが流されていって
お気に入りのピンクのクロックスは濁流でもう見えない
夢だ、
そう気づいた時には
もうそれは現実になっている

小さなお墓があって
小さ ....
 子ども時代ははらせつこでよく遊んだ。その名の女優の屋敷跡で、バラ線をくぐって出入りする。
他にもゴマンとあった空き地と交互に遊んだが、何しろ1番近く、広かった。5百坪はあったろうか。
 私が生ま ....
夕暮れの残骸が
重くのしかかる西の空に
今日は今日も消えていく
名前のない主人公たちの夜が静かに始まり
何かが終わり何かを忘れていく
思い出してほしい
思い出してほしい 誰か
私たちの名 ....
「私の脚の上で管理されたあなたはトイレ。」

新美却女王の高慢な戯言が
中学婦女子会の抑圧された
暴力願望を解き放った

旧通産省事務次官発案
デンセン回避のための
パワードパンティー ....
フォーク
秒針
物干し竿

ありとあらゆる突起物が


ガラス片
鍾乳石

私の胸の辺りから

ノコギリ
菜箸
コンパス

放射状に突き出している

三角定規
 ....
Kさんとお知り合いになったのは、かれこれ9年前。フォーラムに投稿をはじめて少したった頃、Aさんという方から、「新しい詩のサイトを作ったので遊びにきてね」とお誘いを受け、行ってみたらいらっしゃった。
 ....
羽化するものを
手渡されたことがありますか

「これ、今日の午前中ね」
生物部の男の子がくれた一本の小枝には
冷蔵庫から出したてのサナギキアゲハ

「羽化する瞬間は見たことがない」
い ....
黒猫が白猫を舐めるので、
私は白猫の指を舐めます

クリープが凍えてしまうと、決まって
私は 貴方を思い出しては
めそめそと泣きます

貴方の言葉をアレルゲンに
私は泣きます


 ....
夜風 わたしの葉脈まで冷やすのかしら
目がさめちゃった午前二時半に キャロットは甘い月の形をしているわ

ぺしゃんこ わたしの心臓 野良猫の肉球みたいにふやけている


月明かりが
充満 ....
{画像=120429092044.jpg}



言(コトバ)が
剥がされている
という状況
あり方
それに対する思い
惜別ではなく
決別ではなく
哀悼ではなく
非難でもなく ....
まず、母親の妹、俺のおばについての話からはじめようとおもう

よくある話

母親、妹ともに、幼少期より、父親(俺の祖父)より、暴力による虐待を受けていた

おばは持ち前の美しさもあり ....
{画像=120109021256.jpg}



君に一等賞をあげよう!

神さまが居たんだ
表参道の交差点から明治通りを渋谷方面へ歩いていたら
通りすがりの神さまが振り向き様に僕の肩 ....
きみのペースに生きている
ゆるまったり急いたりして
かたちを自在に変えながら
音楽を奏でるいきもの
春の空をゆびで容易くひろげて
降りてきたきみなのでしょう
川辺の花に鼻をよせ
草にむし ....
郵便受けに
ときどきは
うれしくないこともない便りが届いている
待っていたものではないけれど

一番欲しい手紙は
決して来ない
相手はもう
亡くなって随分と久しい

もしもらえたな ....
rabbitfighterさんのおすすめリスト(658)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
タマネギ- 花形新次自由詩213-3-25
鳥たちはいつも永遠へ向いて鳴く- 動坂昇自由詩513-3-18
震災の記憶- 小川 葉散文(批評 ...413-3-12
シャットダウン_- エスカル ...自由詩213-2-21
あなたはバナナを切り捨てる- 赤青黄自由詩1*13-2-2
空メールのやりとり- Seia自由詩613-1-24
【HHM参加作品】_ビル・マックィーンの詩について。あるいは ...- Debby散文(批評 ...11*13-1-21
英語について- Ohatu散文(批評 ...2*13-1-7
午前三時- 渡 ひろ ...自由詩28*12-11-14
絶語- とりかご自由詩512-10-28
もうすぐ_まもなく- nonya自由詩25*12-10-27
点と線- 高瀬自由詩412-10-26
原初- 高瀬自由詩312-10-22
気球芸術行動- 和田カマ ...自由詩1*12-10-22
回帰- 高瀬自由詩212-10-21
ふと泣きたくなるとき- HAL自由詩8*12-10-21
足元を流れる水の底の色、その地下を流れる- ピッピ自由詩812-10-9
はらせつこ- salco散文(批評 ...5*12-9-28
reaction- 砂煙自由詩2*12-9-13
「私の脚の上で管理されたあなたはトイレ。」- 和田カマ ...自由詩2*12-9-5
フォーク- Seia自由詩612-7-30
Kさんのこと- ふるる散文(批評 ...6+*12-7-30
羽化するものを- 小池房枝自由詩9*12-7-15
因果律- 桂川精螺自由詩512-5-26
キャロットは甘い月の形- マーブル自由詩412-4-29
剥がされる言葉達へ- beebee自由詩21*12-4-29
叔母、人と人、人- ガマパッ ...散文(批評 ...512-1-16
君に一等賞を上げよう事件_/_冬もやっぱり不思議話- beebee自由詩34+*12-1-9
生まれたことについて- たちばな ...自由詩23*11-11-30
立冬砂時計- 小池房枝自由詩411-11-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22