祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
心根にある切実を

切実に灯るちいさな火を

リレーしながら

なにをかへとひとは継いでゆく

そのちいさな火

すべてが純潔だった

なにをかから見つめると

そのちいさ ....
観覧車にのって 赤い空を見つめながら

貴方が『すきだ』といってくれただけで

なぜだか無性に 泣きたくなった


ああ このまま地上につかなければ

ずっとずっと 幸せなのに
          
           きみに『しあわせ』だといってもらいたくて

            ぼくはいっしょうけんめいはたらいた
子供のころに
見ていた
夕焼け空は

まるで
体ごと
つつんでくれる
母親の手の
ぬくもりみたい

今日も
きれいな
夕焼け

あのころに見た
夕焼けのように
きれいだ ....
ひとは
好きと気づいたとき
不思議にも
何の抵抗も感じない

ひとは
嫌いと気づくとき
残酷にも
何の躊躇いも感じない


己が血潮に身を委ね
驚くほど素直に
それを享受する ....
いき・いき・息をする
いきている、
それはとうといものだって
胎児だって知っている

重金属のスプーンで
カキだされたこどもたち
かれらの蚯蚓のような
ちいさなゆびとゆびに
クレヨン ....
突き刺す様に迫る

新月の闇に呑まれ

永遠を誓った枕話

コイン全て委ねた

一夜のギャンブル

ふたりの愛情物語
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
よる、みあげれば
いのちのいちに
ひとつのきれいなあかいほし

ルビーみたいなあかではなくて
ガーネットともちがうあか

めのうというにはかがやかで
パパラチアよりもふかいいろ

 ....
他人に銃口を向けられることと
自分で自分に銃口を向けること

どちらの方が気が楽なのか
私にはまだ分からない


今分かるのはどちらにせよ
あの鳥をこの銃で撃ち落さなくてはいけない ....
生れ落ちたから
生きてきたんだよ
そこが海だったら
泳いでいたはずだよ

生まれた場所がそこだっただけ
幸せってことがみんなとちがっただけ

親に期待をしなくなったのは
家族に夢をも ....
純粋に真っ白な雪たちが
ベールを覆うように積る
切なさも淋しさも
穢れすら隠そうとする様に

身も心も凍りつく前に
あなたに会いたい
早くあなたに会いたい

ゆっくり雪を溶かすように ....
私が成し遂げた屈折は
私を助けてくれませんでした
私が想いやった
私の悲劇は
私の中で閉じていました

夜の空には星がきらめき
人の瞳に涙を呼びます

私がかじっていた青い実は
私 ....
美しい言葉をください
心にない言葉でも
嘘っぱちでもかまわない
美しい言葉をください

そんな醜い言葉では
あなたが強張ってゆくばかり

そんな苦い言葉では
あなたが痛んでゆ ....
優しさってなんですか
優しいことが
生きていくために必要ですか

優しさがほしいのはみんな一緒ですか
それは言葉ですか
しぐさですか

優しくないからと捨てられたけど
優しいからでな ....
あなたの特別な存在になりたい

男の人はよく言う
『きみは特別な存在だよ』
女の人はよく言う
『私はきっと彼にとって特別な存在なのかも』

よく耳にする『特別な存在』
それは愛があると ....
あなたの心根を信じたい

無関心にも似たそらが

わたしを信じてくれているように

あなたにも

わたしの心根を信じてもらいたい

執着にも似たあいが

いまもあなたを信じてい ....
笑う笑う 彼ら笑う
我が子の手足をバリバリと
食らう母親擁護して

笑う笑う 彼ら笑う
餌食らうだけの物言わぬ
片端にされた子らを見て

笑う笑う 彼ら笑う
善意の行い ....
風船を
もって
歩いていたら

風が吹いて
手から
はなれた

空高く
風船は
飛んでいく

遠く
見えなくなるまで
飛んでいった

悲しかったけど
ちょっぴり
う ....
うたうことで
なにかが変わるのだろうか
私の 今日も

信じるか
信じないかを論じることは

生きるか
ゆくかを 問うことに似て

どちらの答えにも納得できず
赦されたいという
 ....
わたしは秋に還る

いつから此処を
ふるさとと呼ぶようになったのだろうか

紅葉した楓の葉を見て
ああ やっと きたのだね

忙しかった夏の終わり
(それはあまりに急ぎ過ぎて)
 ....
燃えている
縁石の終点に
黒い羽が溜息をつく夕暮
空の家路は幽玄に。
私は 夜へと
瞬く
視線は途切れ途切れに
冷えていく
支柱にからんでいる
朝顔は枯れてゆく
深く 夜へと
実 ....
君よ愛き人よ
挫けし其の涙
自ら払い給え

君よ麗しの人
暗黒の夜にも
朝陽は明けん

あるがままに
貴方のままに
己を愛し給え

咲き誇り知り
目を開き見て
吾を叶え給え ....
つたえたい言葉

のぞきこむようにして

きみと喋っている

意識をすぎてゆく

音にかえて

のぞきこんださきには

詩にもならないちんぷな台詞

ばかり

愛してる ....
箱の中には

たくさんの机
たくさんの椅子
たくさんの人たち

毎日

おんなじ場所に座り
おんなじ景色があって
おんなじ顔ぶれがある

違うものは

箱の中を流れる時間と ....
裸の木々さながら
その身のうちに予感を眠らせ
ただそのときを待つ
 
兆しを感じながら
すべての夜に息をひそませ
夢の無名に暮らす
 
子どもたちよ
 
やがてお前たちの野に
言 ....
紙の上に大量のふけを落としながら
地球温暖化は本を読み終えるとつぶやいた
「俺の時代は終わった」
海上の非戦闘員を沈めながら
地震はスクワットをやり終えると大地に話しかけた
「縄文時代はコア ....
君は尖がってるから痛いと泣いた
それが僕の言葉なんだって言って

だから全部入れ替えようと
取り出してみたら 
真っ黒だったんだよ
どろどろだったんだ

清い水で洗いたくて
抱えてっ ....
りょうさんのおすすめリスト(670)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アトム- umineko自由詩12*10-1-16
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
火のリレー- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-16
今日だけの- くろきた自由詩910-1-16
きみに- くろきた自由詩410-1-16
夕焼け- そよ風さ ...自由詩4*10-1-16
愛ゆえに永久に- 相良ゆう自由詩2*10-1-16
いきかえる- 蠍星自由詩4*10-1-16
新月- 弥鈴自由詩3*10-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
失黒の宇宙- 海里自由詩2*10-1-15
墜落- 楽恵自由詩4*10-1-15
大きな木- 朧月自由詩210-1-15
- 弥鈴自由詩5*10-1-15
私が成し遂げた屈折は- 真島正人自由詩2*10-1-15
美しい言葉をください- オンガシ自由詩6*10-1-15
優しさ- 朧月自由詩510-1-14
存在- 帆乃香自由詩110-1-14
心根を信じる- 吉岡ペペ ...自由詩410-1-14
我が身を食らうサトゥルヌス- 仁惰国堕 ...自由詩2*10-1-14
風船- そよ風さ ...自由詩4*10-1-14
詩革命- 朧月自由詩310-1-14
還る- 乱太郎自由詩1210-1-14
雲隠れ- こしごえ自由詩2*10-1-14
マグダラのマリア- 弥鈴自由詩3*10-1-14
つたえたい- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-14
四角い箱の中の四角い箱- ヤクタマ自由詩110-1-13
子どもたち- ma_non_tropp ...自由詩210-1-13
インカ帝国の様な日々- 間村長自由詩210-1-13
丸い言葉になりたい- 朧月自由詩610-1-13

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