すべてのおすすめ
私はほっそりしていて
身長は高いほうである
私は風雨にさらされても
風邪などひかず健康なほうである

だが
私は夜行性である

そのため
私は夜の仕事をしている

夜の仕事といっ ....
私の体を キノコが 侵食する
菌糸は腕をからみとり
足をからみとり 心臓をからめとり
やがて 脳に達し
心すら からめとる
私は キノコと同化し
静かに 眠りにつく
やがてキノコははい出 ....
このまえ

車のなかでなにかを食べてて

ふっと、じぶんが生きている

ということが愛しくなった


あれはなにを食べてたのだろう

こんなふうにしていれば

思い出せるので ....
タマゴをパックから取り出して

卵子焼きを作ろう

1個目 割ると オッサン入っていた

2個目 割ると またオッサン入っていた

まさか3個目は ないだろうと 割ってみたら

や ....
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ....
バスが停留所を見失って
行方不明になったことをニュースで知った夜
しばらく停留させてほしいと
誰かが私の家を訪れた
誰かと思ったらあなただった
あなたは風呂の小窓から
夜空を走るバスを指さ ....
底の少し剥がれた
スニーカーで、歩く
レンガに反射する光が
私をほんの少し
焼いている
 
とりあえず深呼吸
一回、二回
排気ガスは気にしない
それすらも
世界の一部だと
言って ....
落とし穴を掘った
たくさん掘った
通り行く人たちが
すこんすこんとはまっていった

はまった人のいる穴に
名札を立てかけて
名前なんて知らないんだけど
名札があった方が便 ....
いつのまにか
溶け込んでいた、世界と
私との接着面に
体温計をさしてみる
 
ゆっくりと
開いた手のひらと
大気との間
握ることはせず
また、摘まむこともない
 
 
少しずつ ....
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ....
静かな 虚空の 中で ふわり
君の 髪が やわらかく 揺れた
窓の 清らかな 光を 背負って
輪郭が 白く 淡く ぼやける
その 間(ま)だけ 時間が 止まって
埃で さえも 浮かんだ まま ....
家がある
物がある
食べる物がある
楽器もある

思想がある
知識がある
道徳がある
自由もある

夢がある
希望がある
未来がある
命もある

家族がいる
友だちがい ....
あしたは

会社にあたらしく導入するシステムの

最終の打ち合わせだった

今夜は

行政がしている工業会の会合だった

おとといは

突然のトラブルで

それに対処する資 ....
さよなら

すべてのばからしいことに

さようなら

って、そんなんじゃ

さよならできてないって


そもそも

さよならなんか

必要あんのか


さよなら
 ....
わたしには
こうこうせいのおねえちゃんと
おかあさんと
おばあちゃんがいます。

「おねえちゃん、どうしておけしょうするの?」
「きれいになりたいからよ」
「どうしてきれいになりたいの? ....
雨の日が

咲いている

新緑に

咲いている

ワイパーが

音たてて

曇天をめくる


青い血の空の

矢印は白く

悲しみは白く


雨の日が
 ....
きっといまがしあわせだから

しあわせに気づかない


更なるしあわせを求めて、

ひとは泣いた


.
早朝の通り
誰もいない
ここは本当に東京?
寒い

がらんとした空
車の運転が楽だ
絹糸をつむぐ
喜ばれる

ホッとして眠りに付く
今日までだ今日が過ぎれば
楽になる。
毎週 ....
(読んだ後に眼を瞑ってもう一度)



かえるのなきごえ

暗い道

かん高い女性の声

切れかかった蛍光灯の灯り

雑音

空に舞う星たち

かえるのなきごえ

 ....
逃げ出したくなる その瞬間に

私の手元には何も無い事に気付く

果てしない道のりを

何ももたないまま、どうやって過ごせば良いのか

昔の私なら私さえいれば何とでもなったはず

 ....
しんせり

この言葉の響き

好きなんだ

真言のような

感じで

ひらがなの、その感じも


ぼくは女と別れてから

とても楽になっていた

会いたい気持ちとは
 ....
手にしたペンが
ここを握れと言っている
真っ白い紙が
これを書けと騒いでいる
すべての物が語りだす
物と心は離れない
物にも目や口や耳がある
その魂を描くとき
それは物語となる
物は ....
君は今どこにいるのか?
深い深い海の底で
さながら交換不可能な進化の果てにいるのか?
でも君は人気者だよ
今だってセカイジュウのケンキュウシャたちが
瞳を真っ赤に染めて
君を探してる
で ....
背中が守られている
抱擁でなく
囁きでなく
いつも見えない後ろが
守られて温かい
そんな気がしている

口元が護られている
くちづけでなく
言い付けでなく
冷たい言葉が洩れない ....
五月晴れの匂う
青い空の下
潤いの粒がキラキラ光る
生き生きとした緑の葉っぱたちが
風に揺られて
カサカサと何かお喋りをしていた
何だろうと聞き耳を立てても
わたしは人間なので
うまく ....
少女を演じてるんです ホントは悪女なんです
男はみんなそうです これを好んでるんです

  シイナリンゴを聞いてます 毎晩独りで聞いてます
  だけど あの人の前では ドリカムばかり唄ってます ....
セイタカアワダチソウは
他の植物の
成長を抑える物質を出し
いつの間にやら増えてゆく
あっという間に増えてゆく
あれ、なんか
どっかの誰かさんと似てません?

 どっかの誰かさんは
 ....
前向きってどっちだ


キミの背中見てるうちは



どこ向いたって後ろ向きだ




なぁ


前向きっての



見せてくれないかな




けど
 ....
あなたに会えない日は

大人しく他のひとと会います

君は独りじゃないなんて

言われなくたって

わたしは全くひとりではありません

日々を縫うにはどうしたって

お ....
陽射しはあるけれど

涼しい風が吹いていて

セミでも鳴きだしたら

夏がこんなだったらいいよなあ


こんな季節にいいことがあれば

ダブルだね

でも

なぜだろう
 ....
つむじまがりさんの自由詩おすすめリスト(385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
電柱- hiro自由詩507-7-6
冬虫夏草- 麻生ゆり自由詩13*07-7-6
あれはなにを- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-5
タマゴ- hiro自由詩407-7-5
計算機たたかれて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-4
停留所- 小川 葉自由詩407-7-3
世界の見つけ方- 山中 烏 ...自由詩17*07-7-3
落とし穴通り- なかがわ ...自由詩7*07-6-30
体温- 山中 烏 ...自由詩12*07-6-28
どこにもいない男- 麻生ゆり自由詩5+*07-6-13
図書館にて- 麻生ゆり自由詩4*07-5-30
世界- 麻生ゆり自由詩4*07-5-29
詩の箱- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-26
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-25
化粧- 麻生ゆり自由詩14*07-5-25
雨の日が- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-25
中に入りたいと望み_中に居れば形が見えなくて- ちいさな ...自由詩207-5-25
朝の仕事- ペポパン ...自由詩4*07-5-24
月夜- 白昼夢自由詩4*07-5-24
空と荒野- チェセロ ...自由詩307-5-24
しんせり- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-23
物は語る- ぽえむ君自由詩10*07-5-23
シーラカンス- 麻生ゆり自由詩7*07-5-23
初夏の背中- 銀猫自由詩19*07-5-23
五月晴れの日に- 小原あき自由詩19*07-5-23
だろ?- 北大路京 ...自由詩10*07-5-23
セイタカアワダチソウ- 麻生ゆり自由詩5*07-5-23
キミ向き- 自由詩407-5-23
_- 三条自由詩107-5-23
ダブル- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13