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めくって
そのページ
スタッカートな舌触りで
木に刺さったのを確認したのに
背中に刺さったブーメラン
それを合図に踊りだす
みどりジャージの先輩達
大好きな曲の替え歌を
食堂で熱唱する友人
五線譜に描かれたわず ....
蛍光灯が切れた
新しいのを買いに行かないと
トイレにも行けない
これとあれ
光を求めるのに値段の差があるなんて
正しい光はどっちなんだ?
安いのに騙されているのか
高いのに騙され ....
ゲインが降っています。
お母さんの声も、野良猫の声も歪んで聞き取れない。
あなたの声は初めからありはしない。
ゲイン、ゲイン、もっと。
音なんて要らないんです。 ....
2007/05/19
集中打を浴びて
交代させられた
投手の心の中は
どんなものかと
憶測した時代に
コンピュータ・ビジネスがあれば
ITがあれば
もう少しは救 ....
お待たせいたしました。
誘惑を欲望と取り違えたオムライスの隠喩でございます。
注文されてませんか?
ではこちらの
解放感だけのニコゴリのバルサミコソース和えでございますか。
違うのですか?
....
鏡を覗いたら
頭に白い糸がくっついてた
頭だけじゃなくて
手首にも足首にもくっついてた
どうやら上からさがってるみたい
それで上を見てみたら
大きな私がいた
....
神様の形は人と同じ
くびれはあるのかしら
神様にお願いしても
神様自信に無いとねぇ
いつからなんて知らない
気付いた時には
手遅れだったんだもの
いやでも そんなに酷くない ....
心が溶けて
涙が滲む
全てが曖昧に
ぼやけてしまえばいい
不思議なくらい
明るい空に
不気味なくらい
....
ヒマラヤの頂上にひっそりと たまごセンターが建っている
なぜそんな場所に建っているのかと言うと
それは社長の意向だからだよ!
は!誰だ貴様、名を名乗れ!
はいわたくし福田五臓六腑子と申します
....
部屋の隅に溜まる溜息
あんなに膨らんで
片付けたいけど
片付ける道具が無いんだ
ここに来て何回溜息を吐いたろう
去年まで
あんなに楽しく感じたGWだって
今年 ....
エベレーターの中で物思いに耽る
エベレーターとエスカレーターは
どうしてこんなにも名前が似ているんだろう、と
間違ってるのは
「ベ」と「スカ」の部分だけじゃないか
ベ…スカ…
暗号ではある ....
山鳥は、
語りえない
ゴム、しゃぼん
せかいは いとも
かんたんに
喧嘩する
きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
ぼんの せかいは 簡単に
....
ピッチャーが投げるから
バッターは打つ機会があるわけで
ピッチャーが投げなければ
バッターは決して打つことはできません。
ピッチャーが憤慨してようが
悲嘆に暮れていようが
バッターが明日を ....
『身体に良いらしいのよ』
そう言ってバカほどわさびを付ける
無理してない?
わさびはアクセントだよ
『ツーン・・・と来るわね』
それが特性だからね
どうしてだろう?
人に対す ....
『私達も 昔はああだったわね?』
『ああ そうだね・・ 』
僕は ”ああ” の内容を考える。
この子には 何が見えているのだろう?
僕には見えない何か 霊感とかは別にして
分らな ....
古代ローマの衣をまとい
一日
あくせく仕事をしたら
新玉ねぎのぬめりに
つるり
一体
何人の笑顔と罵声が身体中に刺さることやら
考え始めたら、とまらなく
....
違いがわかんないよ
もう一回言えよ
胸が詰まる
エスカレーターに乗れって誰が言ったんだ
そうだ 全ては思い込み
思い出せ 思い出せ
走る感覚
あつくなっていく皮膚の息
思い出せ 思い出せ
掴む ....
どっかのブログに書いてあった。
『キャバ嬢の仕事は、夢を売ること』
少し苦笑いになってしまった。
日曜日は連絡つかなくてごめんなさい。
化粧だけうまくてごめんな ....
照れた時に
鼻の下を ひとさし指で拭う癖があって
今でもよくやってしまうのだけど
もう そばにはいないあのひとのことを
どうしても思い出してしまう
からかい口調で
だけど 愛しげな眼差 ....
ねえ君 背中から何か出てるよ?
私には見えない大きな 何
他の子とは違う 何か出てるよ?
私にはわからない小さな 何
何か 何かって何さ
言葉って難しいんだね
それに淡 ....
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君がハジく指の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイな口笛 BGMに
君を想うと 頭の中
「君が好きだ」「君が好きだ」で いっぱい ....
話してしまいそう
彼の存在は最大の脅威
このままでは引きずり込みそう
それはダメだと線をひく
何故 と問いかける残酷さ
私は彼が好きだけど
引きずり込むことは出来ない
そこまで残酷に ....
五月の街道だ
ダイエーさんに歩いていた
電信柱に気づいたりしながら
いっぽんいっぽん
それぞれが傾いていたり
平らな先っぽにむかって
細くなっていたり
....
上辺だけの友情が
まかり通るこの場所で
鼻歌を歌い続けている
窓は全開のまま
人々は未だに
その存在に気付かない
中庭では
明日を夢見るティーンエイジャーが
つまらな ....
整列、点呼
僕の車しか止まっていない駐車場から
大きな声が聞こえてきた
一、二、三、四・・・
きびきびとした張りのある声が響く
一匹の猿が厳しい目で
小猿たちの点呼を確 ....
また ここに来ました
あの石を 一体どれだけの人が踏んだのたろう?
そりゃあ もう この世には無い位の数字
初めての時は あの人が隣にいて
そりゃあ もう この世には無い位の数字
....
わたしは知らないわ
それがどんなに大事なことであっても
忘れてはならないことだったとしても
わたしは知らないわ
うさぎ小屋にはうさぎ
羊小屋には羊
羊の名前は知らない
うさぎには ....
換気扇の音が気になって眠れないよ。
そういう君のいびきは換気扇の音よりはるかに大きかったけど。
僕は換気扇を止めてベランダで煙草を吸ったんだ。
角を取るなんてズルイ。
そういう君には一 ....
夕暮れ誰かの輪回しが
カラカラカラと泣いていた
知らない少女の影法師
カラカラカラと泣いていた
だあれもいない街の角
人恋しいと泣いていた
街の広場の古井戸が
カラカラカラと泣いてい ....
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