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人生は旅だ
旅のようなもの、ではない
人生は、間違いなく、旅だ
私たちが生まれるまえ、じぶんで買った旅なのだ


そのイメージはこうだ
私たちは生まれるまえ、お金を貯めに貯めた
そのお ....
桜咲く

胸痛くなる

木蓮がそれを告げる

傷つく準備かたくする

君と再会してしまえば


宇宙の碧まで連れてゆかれる

暗闇のような碧まで

堕ちてゆくように舞い上 ....
ふるさとの川というには

ここはすこし都会過ぎるかもしれない

関東大震災のあと

消えてゆく東京の面影を

ここに見つけた作家もいたことを思えば

ふるさとの川ということでいいのかも

だれもがふる ....
きみはわるいおんなだ

いまごろ連絡してくるなんて

ぼくもだめなおとこだ

いまだに思う日があるなんて


繰り返してたかも知れない

どれだけ楽しくても

どれだけ切なく ....
投げいそいだ十月

アウトローなうちの会社

痛々しいほど楽しく終わって

ひんやりと電車を待っている

そんなときだ

平凡であることについて考えるのは

そして

悲し ....
曇り空

九月がいらついて

べつに傘どもが

地面に

こびへつらう訳もなく

訳もなく

 ダンディが

  涙の女に問いただす

 あの海みたいな

 ....
庭に百合が咲いた

今年買ったばかりの家なので

予想外のオプションだった

白いラッパを傾げて

黄色いのをちらりと見せている

雑草を生えっぱなしにしていて

それがよかっ ....
花火の記憶

顔のない人影

それ以外なんにもない

闇みたいなものだ

ぼくは追いかけた

熱になって

赤いさびしさになって

追いかけられていた


あれから
 ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
ひとにとって

わたくしは環境の一部でしかなくて

良い影響を与えたり

悪い影響を与えたり

これといって

影響を与えることもなかったり

季節がたのしくなかったり

 ....
きれいな芝を見つけてしまうと

アプローチの練習がしたくなる

愛人と逢う数時間まえは

どんなふうにやるのか思ってしまう

想像と渇望のお話しだ


芝にねっころがるだけでは
 ....
ピアノ伴奏のある

昔の洋楽を聴きながら

朝の街道をドライブする

ニッポンのビジネスマン

街路樹の子宮のなかをゆく


きょうもハードな商談がいくつかある

じぶんたち ....
敗北に酔いしれないように

俺はそっとやりなおしてみよう

足りないことを知ることは

そんなに悪いことじゃないよね


落ち込んで

極端なほうへ走らないで


敗北に酔 ....
オレは空き缶を踏み潰す

海峡

空を映す鏡

オレは煙草を食いちぎる


夜の波

潜在するものの実体

昼の光

顕在するものの抽象


オレは空き缶を踏み潰す ....
よくある話が

嫌いだ

そんなものに

感情ごと取り込まれてるのは

嫌なんだ


曇りの日

フロントガラスには

雨のつぶが

抱きたい

女からのメッセー ....
朝帰りを深刻に走っていた

蝉でじぶんのたてる音が見えなかった

コンビニで妻に電話をする


三枚入りの食パンとサラダ

子供たちには漫画や玩具を

つかなくてはならない嘘を
 ....
宿をさがして歩く

犯してもいない罪を

赦してもらう役務

重い仕事鞄をかけて

何をさがして歩く


ここは宇宙のどこかだろう

すこし暑いのは

ここが地球のどこか ....
荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
このまえ

車のなかでなにかを食べてて

ふっと、じぶんが生きている

ということが愛しくなった


あれはなにを食べてたのだろう

こんなふうにしていれば

思い出せるので ....
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ....
あしたは

会社にあたらしく導入するシステムの

最終の打ち合わせだった

今夜は

行政がしている工業会の会合だった

おとといは

突然のトラブルで

それに対処する資 ....
さよなら

すべてのばからしいことに

さようなら

って、そんなんじゃ

さよならできてないって


そもそも

さよならなんか

必要あんのか


さよなら
 ....
雨の日が

咲いている

新緑に

咲いている

ワイパーが

音たてて

曇天をめくる


青い血の空の

矢印は白く

悲しみは白く


雨の日が
 ....
しんせり

この言葉の響き

好きなんだ

真言のような

感じで

ひらがなの、その感じも


ぼくは女と別れてから

とても楽になっていた

会いたい気持ちとは
 ....
陽射しはあるけれど

涼しい風が吹いていて

セミでも鳴きだしたら

夏がこんなだったらいいよなあ


こんな季節にいいことがあれば

ダブルだね

でも

なぜだろう
 ....
五月の街道だ

ダイエーさんに歩いていた

電信柱に気づいたりしながら


いっぽんいっぽん

それぞれが傾いていたり

平らな先っぽにむかって

細くなっていたり


 ....
つむじまがりさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人生は旅だ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-4-27
桜咲く- 吉岡ペペ ...自由詩609-3-23
ふるさとの川- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...409-3-1
冬の着信- 吉岡ペペ ...自由詩108-11-25
平凡な悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩408-11-5
傘どもの行方- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-30
百合の葉- 吉岡ペペ ...自由詩108-8-24
花火の記憶- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-30
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3
季節がたのしくなかったり- 吉岡ペペ ...自由詩608-4-16
芝について- 吉岡ペペ ...自由詩508-4-8
ニッポンのビジネスマン- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-25
俺はそっと- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-14
海峡- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-14
よくある話- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-5
朝帰り- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-5
風の夜に- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-2
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
尾崎豊- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-10
あれはなにを- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-5
計算機たたかれて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-4
詩の箱- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-26
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-25
雨の日が- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-25
しんせり- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-23
ダブル- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-22
五月の街道- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-5

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