寂しくなって
歌う場所がなくても
森が舞台になってくれているよ
そっと行ってごらん

悲しくなって
歌詞が思いつかなくても
鳥が平和の歌をさえずっているよ
そっと聴いてごらん

孤 ....
彼は
あたしが寝た頃にいつも電話をしてくる
きっと
人が一番寂しくなるような時間に

事故からまだ半年
彼はよく将来のことを話す
そして吐き捨てるように過去を話す
あたしに脅しかけるよ ....

今年という
新しい光が大地を照らす
白い土から黒い土へ
今までの土に
さらに新たな土へと変わる

大地
今年という
新しい風が空へと舞い上がる
平らな丘から深い森へ
今までの ....
青い目の奥さんと
わたしは
公園のベンチで
並んで座っていた

青い目の奥さんの子供と
わたしの子供は
たどたどしい言葉で
一緒に遊んでいた

青い目の奥さんと
わたしは
ほと ....
 万華鏡 手にとりて
 万華鏡 覗きし{ルビ快楽=けらく}
 
 低き満月 血の香り
 赤き万華鏡に 見えしもの
 
 遠雷のくらき咆哮
 蒼き万華鏡に 見えしもの
 
 接吻の憂鬱 ....
人を蹴落としてまで天国に縋り付いた奴等が
今度はヘラヘラ笑いながら
「こっちに来いよ」
何て言いやがる

しんがり
ケツ持ち
誰がやるってんだ
背中を見せたら終わりだぜ
人に手を預け ....
今年最後の夕陽が沈んだ
いつもなら静かになるこの町も
夜になるにつれて盛りを増してくる

私は炬燵で紅白を見ながら
年越しそばを食べている
もうすぐ除夜の鐘が鳴る

今年の ....
哀しみのあなたに
なす術をもたない
わたしもまた
その非力さゆえ
自らの存在に
哀しみをおぼえる

星の瞬きの
ひとつひとつが
人の願いというならば
わたしのそれは
確かな理由を ....
午後に吠え夜に己れの洞に哭く肉の{ルビ葛=かずら}に囚われし我




消えてゆくひとりの時間ゆうるりと道に{ルビ描=か}かれた雨音のよに




午後に墜ち静かに ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい

正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい

 ....
帽子を覗くと
中には都会があった
かぶることも出来ないので
しばらく眺めることにした
頬杖なんてしたのは
いつ以来のことだろう
自分にも重さがあったのだと少し驚く
風変わりな光景があるわ ....
小さく微かな星の灯が
大地を照らすこの夜に
何も語らずその時を
佇むのみでいい

ゆっくり流れる川の音が
足音とともに響いてる
何も考えずその場所を
歩くのみでいい

その時にしか ....
気象予報士があすは初雪がちらつくでしょう という
   案の定 夜になって狂いはじめた もがりぶえ
                (野良猫の気配か)
          近所の飼い犬が吠えたて ....
一人 は
まだ いい
独り は
有無を 言わせない
伝えたいことも
してあげたいことも
してほしいことも

全部ぜんぶ 簡単なのに





こうして一人
きみが好きでたまらない自分がいて

不安も わだかまりも
すべて消え ....
静かな湖面に
あなたとわたし
ふたりきり
いつもは感じ得なかった
あなたの男らしさを
ちょっと見直してみたりして
(フレアミニなら喜んでくれたかな
季節はずれの湖面に
あなたとわたし
 ....
あぁ神も希望も俺には目をくれない

働いて、くたくたになるまで働いて
毎日あんたを拝んでるのに
あんたは背中をむけやがる

仕事終わりのバーボンと
ゆっくりくゆらすマルボロだけが
幸せ ....
深い谷に橋を架けよう
向こう側へ行く 旅人のため
大きな川に橋を架けよう
渡し守が 今以上傷付かないように

こちら側と向こう側があって
渡るための橋が架かる
どこにも属さないそこは
 ....
  {引用=
    先日、詩の朗読会に参加しました。
    といっても、見てるだけでしたが。
    しかし、得るものは多かったし、
    楽しく、おもしろかったです。
  }

 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
  
久しぶりの
雨の
窓叩く音が
私を招く

人影もない
真夜中の
常夜灯に雨は
照らされて
絹糸のように
白く光っている

時折過ぎる車の
雨の飛沫が
耳を掠めて
 ....
 息を飲む
 この瞬間にもハイエナは
 俺の蜜を奪おうと目を光らせている
 人と人との出会いの物語
 いずれエピソードになり
 別れが待ってる
 一粒の涙を残し
 静かに愛する人と過ごせ ....
根雪というも、いずれは川になる
姿は消ゆれども
解き放たれる
いずれは川になる
根雪  去ったあとから芽吹く、新芽に
何かを告げることさえ請いもしない

落ち葉はいずれ母になる
 ....
あたしの体は商品です

なんて
陳腐なことは申しません

シケモクはまずいのです

でも
あの感触は あたしを大人にしてくれるようです


あたしに覆いかぶさる男の人は
いつも ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく

時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく

時というものは
人と ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ

明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ

優しい朝だ ....
こうもり傘へ秒刻のようにおちてくる雨のなか
    わくら葉を踏み踏みアベニューを歩く
   十メートル近い木々の幹は雨路をつくり
        なんと そこでながしている
         ....
あの頃、私若かったから
それが恋だと気付かずに
空気ばかりを殴ってた

急に、昔に戻っても
結局あなたを前にまた
空気ばかりを殴るでしょう

「それが恋だ」

と気付く程度に
成 ....
白く無骨な あなたの指が
真っ白な鍵盤の上を 滑るようになぞって
この世の何よりも 美しい音を奏でるように

いつの日か

あなたのその 無骨で愛おしい指が
あたしを 奏でる日が来るよう ....
そういえば
愛していた名前を忘れました

みっともないなぁって
笑ってました

毎日毎日
ターンテーブルに向かって
韻をふむのです

そしたら
右と左が分からなくなりました

 ....
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晦日- 1486 106自由詩6*06-12-31
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64、橋_【はし】- 雨宮 之 ...自由詩8*06-12-28
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時というものは- ぽえむ君自由詩1206-12-27
うれしい朝だね- ぽえむ君自由詩1506-12-27
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