苦しかった

     つらかった
  
     我慢してた

     誰かにきいてほしかった

     吐き出してしまいたかった

     ただ、 ....
雨は降る
無情の
恵の



日は注ぐ
旱魃の
神の



一本の幹に触れる
真っ直ぐな
曲がりくねった



別れた妻を想う
不肖の息子を想う
置いてきた過去 ....
ラジオをつけると
聞いたことのある曲が流れていて
愛とか希望とか自由とか
そういったことを叫んでいた

壁に掛けてある絵は
何の絵であるのか解らなかった
右下の隅に小さな文字で
ユリネ ....
かわいい三つ葉を抱く
緑を纏った
輝く人
よく響き渡るも
繊細な
その声は
強化硝子か
眼を逢わせるのが
なんとも
面映い

自由に
行き来が可能な
日日は
否応無しに
 ....
鬼ツバメを頭に乗せた女が
口をつける勢いで話をする

ゲイのオトコの、Tシャツに透ける乳首だとか、
まぁそういった話で

あたしはその塗りたくった唇から
目を離さないで居る


と ....
 遠い宇宙の彼方から
 地上に穏やかに落ちてくる夜なべ

 静かに皆は眠りについて
 昼の喧騒を冷ましている

 艶やかな青紫の中で
 輝く笑顔を自分の胸の中で探してみる

 孤 ....
ゆらり 細く立ち昇る
{ルビ煤=すす}けた灰色の煙突から
青い空へ溶けていく
風向きは 西から東

よく わからないものへ
もう 手の届かないところへ
貴方のカタチが なくなって
粉だ ....
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
このアパートに住み着いている猫の話では
世界はすでに終わってしまったらしい
猫は目を細めて悲しそうにしているが
世界がいつ始まったのかまでは教えてくれなかった

仕方がないさ、と猫は言う
 ....
ながれて
出会って
くっついて

ひとつになって
形を変えて
また新しくなって

ながれて
消えて
また生まれて

雲も
あたしも
いっしょだね
わたしのくびれを
無数の星砂がくぐりぬけ
今か今かと
あの人からの着信を待つ
動脈に溜まり過ぎた
星砂で
浮腫んだ下半身は辛いから
壁際でくるり
倒立でもしてみる
静脈を辿る星砂の勢 ....
お風呂で浴槽にためたまだ温かい湯でお気に入りのニットを手洗いしていた。
私は決して洗濯機が嫌いではなかった。学生会館では本を読みながら洗濯機を待つ時間がスキだったし,一人暮らしになってもポンポーンと ....
手紙 なら
彼の詩を
参考に すればいい
下準備を 終わらせて
お正月を
お雑煮を
待てば
いいのだから

しかし
この
二つ折りの
機械は
どうすれば
いいのだろう
この世界 沢山の人の中から
あたしを見つけてくれて
ほんとうに ありがとう

それまで知らなかったあなたのこと
でも初めて話した瞬間にわかった
いままで探していたんだよ って

あたし ....
     夢はまっくらだった

     時折水面が光る

     あぁ、川だ

     笹が沈みきれず、流されてゆく

     ・・・短冊になにを書いただろうか

   ....
Thank god tomorrow is sunday.



日曜日でも
朝から起きて 

早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
どんなに難しい本を読んでいたとしても
喜怒哀楽
たった4文字に人のこころは捕われて
(それってほんとだよ
いつになったら大人になれるのかな
つまらないことに腹を立て
投げつけたことばの痛み ....
なんだか、さ
時々ね、息苦しさ
感じるんだ
生きにくいのかな

何が悪かったかな
この手じゃ、上手く
人に触れられない
差し出した手が、すれ違って

この手は何のためにあるのか?
 ....
松の湯


跳ねる湯船も恐ろしく
あれは白鯨モビーディック
いかつい背中の倶梨伽羅紋紋
あまりにも鮮やか過ぎて
タオルで隠さぬ前を横目に見れば
なぜか思わず猿山の猿気分
ラッキョの皮 ....
     水に流すは あなたのいたみ

     流して晴れぬは わたしのおもい

     春なら雛に のせましょか

     夏なら精霊に のせましょか

     秋なら紅 ....
     「ありがとう」というきもちなのに

     くちをついてでるのは

     「ごめんなさい」だった

     なみだがにじんできた
あなたを
一時間も 二時間も
天ぷら に
独占 されてしまうのは
とても おもしろくないので
外 に
食べに 行きませんか
天ぷら
わたしだって
夢見るおんなでいたいから
満月の夜
かぼちゃの馬車に乗り
お城の舞踏会にでも繰り出して
素敵な王子様と踊ったら
ガラスの靴の片方をわざと忘れてしまう
Shall we da ....
頭の中ならまだしも、心の中を探り弄られるのは
どうにも我慢し難いようだ
本当の暗闇と出会う
それって
なかなか難しい
ひとつひとつの灯火を消しても
寝付けぬ夜に何処より話し声が漏れて
この街の闇は仄かに明るい
本当の暗闇
それは遠い日の感触
胎内にいたとき ....
どうやら
あの絵の具たちに
とりあえずでは
あるものの
蓋をすることが
ようやく
できたのか

足りない色
新たな色
質朴に
買い足せばいい
純朴に
もらえばいい
さらなる ....
 難しいことは考えない
 人は考えたくないから本を読む
 僕は本を読まない
 思春期に読んだ本は数知れないが
 相手を攻撃するだけ
 自分を守るためだけに本を読んでた

 言葉だけは覚え ....
4コマポエムを作ってみました
斬新すぎたかなぁ…
三角柱の一面が
でしゃばっている

時に強引に
時に嫋やかに
白が踊る

美しい細君が
足りない
何処かかが悪いわけではない
血が滴り落ちてるわけでもないし、
痣があるわけでもない
なのに体に痛みを感じる

定かではないが、言うなれば胸の辺りが
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