忘れさられた涙は
 どこに流れていくのだろう
 
 きっと大海原まで降りて行き
 太陽の日差しに誘われて
 多くの仲間を引き連れて
 天空に昇り
 悲しい調べを奏でつつ
 俺達の住ん ....
あの林檎が熟れたらはじめよう

不似合いなレスポール、
かついだ少女のアンビバレンス

無常だって歌えるさ。

少女はもう15歳で
恋だってとうの昔にしたし
愛だってとうの昔にしたし ....
朝と歌う鳥達と目覚めを奏で
沈んだまま浮いてこれない ガラス細工を
丁寧に 丁寧に 探す
そこが 原点であり真実であるから

朝を歌う鳥達は高い空へと舞い上がり
弧を描きながらもまっすぐに ....
いつかもっと
大人になったら
またあなたに
会えるのかな


もっと心から
大人になれたら
またあなたに会いたい



北海道かぁ・・・
遠いよ・・・
距離も
心も

 ....
夜明けである
ペーパーの山場を越えて
煙草を吸う
テレビは
エロDVDの通販番組
疲れた心を癒してくれる
モザイクの向こうのオッパイ
美しいツーケー
いいなぁ
いいなぁ
 ....
 時の流れは砂時計
 糸の切れた風船のように
 狭い部屋で漂うだけ
 今日は朝から誰からも
 連絡がない
 そんな日も悪くないものだ
 しばしの怠惰な時間を背に背負う

 曇天の空の下 ....
いつの頃からか
人は言葉を読むことから
言葉を見るようになった

歩きながら
食べながら
話しながら

読む言葉から
見る言葉へと変わっていった

布団の中でも
地下の中でも
 ....
心をうばわれた


覚悟を感じた


貴女を胸に刻む
平和は
広い

安全は
狭い
中目黒。
都会なんか大嫌いで
ましてや渋谷から二駅のこんな駅で
あんたと暮らすこと夢みてたなんて
ほんと論外。

この5年でこんなに苦くなった。
『思い出は美化される』
あの法則はどこ ....
 俺は一人だった
 親兄弟は俺を見捨て
 友達は卑屈になった俺を疎い
 甲斐性もない俺に付いてくる女はいなかった

 一人繁華街をうろつき
 ぽん引き相手にケンカをしかけ
 街を横切る河 ....
パソコンをカタカタ音をさせながら
この詩は何処に行くのかと考える。
若し何処に逝かないなら
この詩はなにに意味があるのかと考える。
自己愛の結末と
他者愛の結末は
少し微妙な方を向かって歩 ....
思い出す
あの日を、思い出す
遠いあの日を、思い出す
あぁ 今 風に吹かれて

最後に笑った
あの日のことを
最後に道を選んだ
あの日のことを

一瞬に嗅いだ 風の匂いで
心はい ....
     干瓢もなく、
    胡瓜も
   ピンク色した田麩も
     高野豆腐もないままに
    風は吹き

    サラダ巻きでも、
     納豆巻きでも、
      鉄 ....
川から流れる清らな音が
侘しさと寂しさを
心に響かせ

山から吹く冷たい風が
静けさと悲しさを
心に染み込ませる

いつもと変わらぬ
その時の景色には
どこか遠い思い出を
蘇らせ ....
僕は時々
内側に小さな戦いを強いる
今にも1つの隕石が
消し飛ばしそうな地球の片隅で

夕暮れ 矢田川に棲む黄金の龍の傍で
幾人かが
髪を振り乱して 健康を探し回る
何かの懲罰のように ....
もしもあなたが
おちこんで
泣きたい日があるのなら
わたしに愚痴を言っても
いいんだよ?

もしもあなたが
なにかに耐えられなくなったら
わたしをたよってくれればいい。

 ....
「ここじゃあ 夢は釣れないか」

神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した

人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている

神様は眠そうな目をこすり ....
たとえ
 罪に赤く塗れても、
許しはいつも傍にいてくれる
 酷くさむい朝、
遅れて目覚めた僕に
 「おはよう。
という、君の柔らかな笑み

 テーブルの上のベーコンエッグ
淹れたての ....
「すべては やっぱり、

   そうだったんだね。」







今は もう、

思い出すのが こわくなっている



あのとき、   そのとき、


 ....
寒くなってきたので
言葉のタンスから
言葉のコートを取り出しました

一年ぶりに着る言葉のコート
冷たい北風も
これを着ていれば凍える心配もありません

どこか出かけてみよう
どうせ ....
 すぐに腹を立てる。
 条件反射の如く。
 すぐに忘れる。
 様にする。
 胃潰瘍が悪化しないように。

 だってだって。
 バキャらしいのよ。
 あらゆる場面で腹を立てるのは。
  ....
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
 ....
昨日の雨は
本当に雨だったのかと
疑ってしまう今日の青空

くもの巣が水でできている
土に水玉の花が咲いている

風は冷たいけれど
その風に乗って
タンポポのように
きららふわわと ....
   氷に閉ざされてしまったような

   雪にすべてを覆われたような

   透明を重ねた白い恋

   だれも知らない

   あなたも知らない

   カタチにならないこの恋 ....
いつもとかわらない朝
私はピアノを弾きながら
ふと
最近使われてないギターに
目がいき
手にとって
音を出した

「チューニングが合ってないじゃん」

バカみたいに
一人でしゃべ ....
旅先で

であったあなたに

ひとめぼれ

ましろなあなた

やらかな感触

ためらうなんて

言ってられない

あれからずっと

そばにいる

ましろなあなた

ふくふくだいすき
所謂、出会い系の掲示板で知り合った
あなたは、豆とプリンが好きですとだけ書いてあり
僕は何気なしにメールを書いた
所謂、メル友の全盛時代だったのだろう
メグライアンとトムハンクスの映 ....
今の君にとって
最高にして最大の敵がいる
君はその敵に向かっていかなければ
明日の君の存在はない

もちろん逃げることもできる
けれどもそれは
君は君の過去に生きるだけを意味する
居心 ....
鼻水が氷注のように固まる薬1錠下さい。

眼球が飛び出すくらいきつく沁みる目薬2瓶下さい。

呼吸困難に陥るくらい花粉を通さないマスク3枚下さい。

私が花粉によって一日に涙を ....
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