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何回叩いても反応が無いドアの前で
一本だけ煙草吸う
全部が灰になる前に出てこなかったら
帰ろうと思う

疲れちまった
そんなに多くの季節を越えた訳でも無いけど
この階段も幾度となく昇り降 ....
あぁ
看護婦さん
今日は縁日ですね
僕に五円玉を下さい
今日も神社に行くんです
今夜もまたベッドの下から
僕が引っ越した部屋に最初からいた彼女と
今日も一緒に夜中の神社に行ってお参りする ....
春の日差しが人々を浮き上がらせて
まるで背中に羽が生えたように
あぁ僕も空を飛んでいるみたいな気分

そこかしこに裸足の女神
浮き上がる鎖骨
飛び出る肩甲骨
女神様は何時だってタンクトッ ....
へらへら笑って煙草吸ってりゃ
明日も御天道さんは昇るのだと
安心しきってるような顔を見せないでくれ

既に恋愛感情は消えてなくなって
そもそも最初からそんな気持ちは無いんだと
安心しきった ....
夢を見るのって
いいじゃない

醒めれば喉はカラカラに乾いていて
煙草の煙も上手く通らない
むせ返って出てくる痰も飲み込めない
カルキ臭い水道水が染み渡る不思議さ

絵コンテみたいに毎 ....
天国のドアなんて、とっくの昔に出ちまったんだ。
忘れてた。
戻りようにも、戻れやしない。
だから、そろそろ他のドアを探さなきゃいけない。

そう思う。

***

キティ ....
人を蹴落としてまで天国に縋り付いた奴等が
今度はヘラヘラ笑いながら
「こっちに来いよ」
何て言いやがる

しんがり
ケツ持ち
誰がやるってんだ
背中を見せたら終わりだぜ
人に手を預け ....
くるくると廻り続けて
絵の具みたいに解けて混ざって光を放って
最後の最後には光も無くなって
そうなれると信じていたよ

あなたと手を繋ぐのはごめんだわ
私の手はあなたと手を繋ぐ為にあるんじ ....
夜明けである
ペーパーの山場を越えて
煙草を吸う
テレビは
エロDVDの通販番組
疲れた心を癒してくれる
モザイクの向こうのオッパイ
美しいツーケー
いいなぁ
いいなぁ
 ....
私を旅に連れてって
あんたの車で連れ出して
何処か遠くに行きましょうよ
車は何だっていいわ
小さくたって構わない
走ればなんだって構わないわ
あんたが運転下手なの知ってる
事故にあっても ....
学生による自殺関連の報道が増えている。
イジメと直結して考える人も多い。
イジメだけが、自殺の原因じゃない。
それでも、殺しが少ないのは、矢張り報道に依る処が大きいだろう。
テレビを見て、「あ ....
ねぇもうすぐ感謝祭の時期なの
みんなお家へ帰るの
そしたらこの寮もがらんとして
きっと会いたくなるから
今から来てよ

あなたはいつも先の事を何も言わない
初めて会った時だって突然に
 ....
あんたは男のくせに真っ白くて
細くてまるで病人みたいな身体して
夜が怖くて朝に寝て
夕方に起きるような生活をして
学校になんて殆ど行かなくて
ご飯はいつもインスタントラーメン
ポットでその ....
本当は大好きなくせに
本当は抱きたいくせに
「そうしない方が僕等の為だ」なんて
シラフなのに言わないで
噴き出しちゃうじゃないの

ねぇ
本当は抱きしめたいんでしょ?
髪を撫でて匂いを ....
夢の中でお前の名前を血文字で書いたよ
血が薄くって読めるかどうか心配で
重ね書きする度に読みにくくなって
呟いて呟いて眼が覚めたよ

***

圧倒的破壊力で君を口説く言葉を捜して
詩 ....
真っ白いグランドピアノの上で
カジノで稼いだコインをばら撒いて
捩れるように踊る

東京タワーの天辺から
吐瀉物を撒き散らすように
キラキラと言葉を撒いて
そこらじゅうに
栗の花が咲け ....
薄暗い喫茶店の一番奥の席で待ってるから
美味しい珈琲を注文して待ってるから
いつものセブンスターを吸って待ってるから
どれだけ遅れてきてもいいから
金色のマルボロを掴んで
お話をしようよ
 ....
十代の頃に大事にしていた気持ちが
今となってはどうでもよくなってる
走査線の向こう側に記憶を切り売りして
煙草の煙に笑ってる

目の前で誰かがこの手で殺されていく
みんな見てみぬ気にしてる ....
金色のマルボロもあるし
セブンスターだってあるよ
暖かい珈琲も
エクレアだってあるよ
緑茶も和菓子も揃っているんだ

ドアにはいつも鍵をかけずにおいてあるよ
パソコンは高速回線で苛々しな ....
ちょいちょいと摘んで引っ張ったり
蝶結びにしてお洒落にしてみたり
もやい結びをして解けなくしてみたり
そんな事を考えているんだ
DirectConnectionさんの虹村 凌さんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
螺旋階段はもう夏なのさ- 虹村 凌自由詩6*07-4-30
創書日和「縁」- 虹村 凌自由詩3*07-4-19
おっぱい- 虹村 凌自由詩3*07-3-28
能面ヴァレンティーナ- 虹村 凌自由詩5*07-2-12
夜明け前に布団にもぐった- 虹村 凌自由詩8*07-1-19
句読点ガンダーラ- 虹村 凌自由詩7*07-1-9
天国のドアにて- 虹村 凌自由詩4*06-12-31
そうなれると信じていた日- 虹村 凌自由詩5*06-11-25
エクステンション- 虹村 凌自由詩5*06-11-23
吟遊詩人と吟遊画家- 虹村 凌自由詩6*06-11-20
独り言- 虹村 凌未詩・独白7*06-11-18
会いに来てよ- 虹村 凌自由詩2*06-11-16
クロムハーツの- 虹村 凌自由詩5*06-11-15
お店をでたら- 虹村 凌自由詩7*06-11-15
血文字でお前の名前を書いた- 虹村 凌自由詩1*06-11-14
創書日和「第九交響曲第九楽章・白」- 虹村 凌自由詩3*06-11-14
創書日和「白」- 虹村 凌自由詩3*06-11-12
60億人分の湿った脳細胞の囁き- 虹村 凌自由詩1*06-11-12
バルバルバル- 虹村 凌自由詩3*06-11-9
サルバドールの髭- 虹村 凌自由詩6*06-11-9

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