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今日の朝の空は
雲一つない澄み切った黄色だった
青はどうやら品切れらしい
緑も余っていたらしく
どちらにしようかと悩んだあげく
黄色にしたと農夫は答えていた
いつ青になるのかと聞いたところ ....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

そんな日々に疲れたぼく

雨が降るから傘をさす
雨あがるけど傘をさす

雨 ....
社会の授業で
何も考えることなく
黒板の文字を
そのまま写していたあの頃

ページを変えなくてはならなくなって
めくったまではいいけれど
ふと何も書かなくなった
理由は何もないけれど
 ....
池袋とか新宿とか
そんな
詩みたいにきれいな響きを持った名前の街は
おれたちの暮らす街にはないので
とりあえずできることといえば
コンビニの前にたむろしている若者にビクビクしながら
そいつ ....
そして日々は
あっち行って
こっち行って

僕らみんな
あっち向いて
こっち向いて


ほい

ほい

ほいほいほい


しっぺ

でこぴん

 ....
ピンク通りにゴムホースの束
豚かと思った
人間の半身が転がってればいいのに

抱いてやる

「新宿は庭みたいなもんだ」と言った男が死んだので 
あたしはなんとしても新宿を庭にする

 ....
ムンムンだ もう

狭い山道に俺はいま 立っている
工房からの帰り
ひとりひとり
ぶつかりそうに
すれ違いながら
笑って
ほほえんで
あいさつする
俺も同じよう ....
きみの吐く
藍色の空気につつまれるたび
わたしはぺしゃんこになる

圧縮されたわたしは宇宙をとびかう電波みたいに
ひらひらと空を舞い夜を見渡して
みどりの泉でからだをふやかし
きえない炎 ....
{画像=070219164910.gif} ヘッドフォンからクラゲが出てきた
きちんと右と左から
透き通るその姿は美しかった
片方が大きくなると
一方が小さくなったり
それぞれ浮いたり沈んだり
その度にひらひらと舞う姿は
まさにハ ....
持っているの?
あなたに尋ねられて
思わず
持っているよ。そんなものと
答えてしまった
だけどね
ほんとはね
バッグのなかを
さんざ探しても見つからなかった
どこかで買えるのかな
 ....
太陽を吸い込んで
僕の鼓動が転げ落ちる
静かな人生の向こう側へ

ただ穏やかに転げ落ちる
絶望の間隙を縫って

ただ穏やかに・・
僕の鼓動は、君を追って転げ落ちていく
いつか君の病気が治ったら
どこにでも行こう
そのときまでに俺は
いろんなところを見ておくから

いつか君の病気が治ったら
カンパイしよう
缶ビールでいいよ
もう薬はいらない ....
珈琲店と書かれた看板の奥で少女が泣いているわ
あれ何て季節
グラデーションが眩しくて夕闇が澱んでいて
あれ何て季節

店に入ろうか
そうしたいのは山々だけど
僕らには
金がない

 ....
朝から雨が降り続くからといって
今日の月は見えないわけではない
たとえ満天の星空だとしても
今日はもともと見えないのだから

それぞれがいつものように朝を迎え
いつものようにいつものような ....
したんです
最近日々が
不真面目で
申し訳ない

のぐそ
したんです
僕の住む街から
工房のある隣の港町まで
海沿いを
くねくね
うねうね
モンテ・ウリアという ....
             はばたき
               怯え
                鼻先で
                子供たちの
             ....
咳をしたらたまたま側にいた
隣の課のえむさんが
フルーツのど飴をくれた
えむさんがフルーツのど飴を好きだなんて
初めて知った

えむさんは僕より十歳くらい下の女の子だけど
背は僕より十セ ....
八角形の小箱は
ブルーウォーターで満ちていて
覗き込めば
ぶちの鞠が回転している

それは
滑らかな哺乳類の群れだ
あるいは
みるく色の
貝類の
ひとかたまりに
溶けて


 ....
この季節になれば
川幅いっぱいに押し寄せる銀鱗
浮ぶ屋形船を押し退け
向う岸まで
命をかけ
届けようとするもの
人生の在り様
私の意思
立会川の岸辺には
あなたへ
手渡そうとした手 ....
なぜもっと
気づいてあげられなかったのだろう
この花は綺麗に咲いているのに
葉は傷ついている

なぜもっと
気づいてあげられなかったのだろう
あの空はとても青いのに
空気は汚れている
 ....
乾いた体に、胃に、口に、耳に、心に、正義に、夢に、舌に、腕に、指先に、爪に、髪に、瞳に、鼻に、眉間に、

罵倒の水でもいい、知らせてくれ。

ぶちまけてくれ、吐かせてくれ、俺を殺してくれ、自分 ....
†観音は†マリアの様だと              †度度思ったことがあつた。              †昔 †キリシタンが居た頃は       †観音を拝んでいた。              †自 .... いいやもう
いいやもうって
思います
僕の言葉は
風に呑まれる

だってさあ
だってさあって
いうけれど
風が吹いたら
それでさよなら

いいやもう
いい ....
昼寝をしたくなったので
風呂場にある海苔を持ってきた
それにくるまって
うとうととしていると
玄関のインターフォンが鳴った
先日頼んでおいた入道雲が届いたようだ
猫の手ではんこを押したが
 ....
僕が働く村は 小さな漁村で

大工仲間のゴルカ君と ベンチに座ってお昼ごはんを食べる
ゴルカ君の奥さんのロシェさんはお料理の先生で
ゴルカ君の持ってくるお弁当はいつもキラキラしている

ゴ ....
ねえ覚えている?
初めてあなたと出会ったのは
裏通りにあった小さなヘアサロン
あなたはまだぎこちなくて
遠慮がちな手つきに
硬く閉ざしたこころの奥で
何かが弾ける音がした
(誰かを好きに ....
うにょん

君が言う。

うにょん


好きだ。


声が良い。 音が良い。

うにょん

幸せな気持ちになる。

うにょん



いろはに こんぺいとう
 ....
冬の星座を
天体望遠鏡で観察してみた
丸いレンズの中には
大きな歯磨き粉が写った
どうやら粒塩が入っているらしい
プカプカ浮いている
歯磨きはどこにも見当たらない
キャップを取ったまま
 ....
水町綜助さんの自由詩おすすめリスト(1446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日の空は黄色- ぽえむ君自由詩8*07-2-22
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た- 水在らあ ...自由詩46*07-2-22
- 青の詩人自由詩4*07-2-22
真っ白な思い出- ぽえむ君自由詩24*07-2-21
二十一世紀少年- 大覚アキ ...自由詩1007-2-21
そして日々は- 水在らあ ...自由詩16+07-2-21
東京- 山内緋呂 ...自由詩14*07-2-21
ブラジャー(軍団)- 水在らあ ...自由詩13+*07-2-20
二酸化炭素いろのよる- 八月のさ ...自由詩11*07-2-20
上下左右- 佐々宝砂自由詩20*07-2-19
クラゲ- ぽえむ君自由詩24*07-2-19
Follow_Me- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-2-18
鼓動- P.B.自由詩107-2-18
チューリップ- 水在らあ ...自由詩43*07-2-18
長いお別れ- 黒田人柱自由詩807-2-18
旧正月- ぽえむ君自由詩9*07-2-18
のぐそ- 水在らあ ...自由詩13*07-2-18
- はらだま ...自由詩11*07-2-17
えむさんの草原- たもつ自由詩3707-2-17
レモン海- 佐野権太自由詩26*07-2-16
品川物語- 恋月 ぴ ...自由詩34*07-2-16
なぜもっと- ぽえむ君自由詩14*07-2-15
水を掛けて下さい- 20070215自由詩307-2-15
観音マリア像について- あるぺん ...自由詩2+07-2-15
スコール- 水在らあ ...自由詩19*07-2-15
昼寝- ぽえむ君自由詩8*07-2-15
完成- 水在らあ ...自由詩22*07-2-15
原宿物語- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-2-13
うにょん- 北大路京 ...自由詩23*07-2-13
冬の銀河- ぽえむ君自由詩12*07-2-13

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