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プラスチックコップのなかの氷に
ウイスキーをかける
透明に琥珀がながれる
いつもの儀式をはじめている
コップをゆらして
ウイスキーを
氷のつめたさに近づけるのだ
カタカタカタ、コトコト ....
焦る必要はないと誰かが言った
疲れたら休め
立ち止まらず歩けばいいと
空を見上げ
吐息をこぼし
泣く前にまず
自身の存在と
置かれている場所の尊さを見つめ直せと
せっかくぼくらがいるのに ....
言葉を
見つけた
探していた
ジグソーパズルの
最後の1ピースのような
言葉を
言葉を
見つけた
欠けていた
色えんぴつの
代わりの1本のような
言葉を
そっと
近づいて
陽だまりと一緒 ....
3寸のおおきさで
生まれたわたし
お嫁にいきたく
ないです
と、
もういちど
竹の中にもどれれば
いいけれど
それはどうにも
無理だから、
月を見ながら
涙します
ここにいたいと
涙します
【くちなしの実】
夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ....
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ
とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき
眉間に堰き止めて ....
甘くひとくち
昼下がりを赤く染めて
コラージュ
黒いリボンで束ねてほしい
娼婦の真似
いけませんこと
ここは
秘密の花園
あなたが
最初の尋ね人よ
そこで
お待ちになって
ビスケットのあと
キス ....
アスファルト
通りすぎた
西風に
砂は覚えている
眠る
この夏の足跡
輝いた
ピーチパラソル
君がひとつ大人になれば
またおいでよ
と
ささやきながら
....
きみが紫露草のようなんだ
青色がとても似合うからか
そもそもきみが青だからか
地べたの緑の小さな宇宙に
散らばる青い星々だからか
この可憐な草花のあまくて
涼やかな香がきみだからか
きみ ....
無口な風に誘われて
ろんど
昔誰かいたの
追憶の匂いがする
じっと見つめたまま
ゆらゆらと胡蝶が舞います
広い世界とはうらはらに
わたし
暢気なお庭で遊 ....
人類を代表して最愛にねじこんだペニスは
ぼくをまるで岬の突端に立たせていたのだった
風が吹いていた
ここに地終わり、海始まる、
愛の最前線とはこんなところだったのだ
クリムトの描く至福の顔にお ....
亀はじっとして動かない
僕は固い甲羅になった亀の両脇を片手でおそるおそる上から掴み上げると
道路脇の川へ下りてゆき逃がしてやりました 。
亀は うれしかったのか 哀しかったのか
目には涙に濡れ ....
紅葉
秋風に頬擦りされて
照れ隠しに
薄化粧
ゆさゆさ
つぶやいて
聞こえるかな
乙女な気持ち
幻
潮風が運んできた
君の幻
もう振り向かない
そう決めた僕だったが
君も背中しか見せようとしない
熱い砂地は
思い出を焦がし
人魚になろうとしている
君がいる
mam...
わたしが欲しがらない子でいたために、まち、星が、羅列したお話。
手
ビニール袋
トタン
足音
うずもれた緑だった。
暑い一日の。
汗の粒がなみだみたいに、腕に垂れた。
2010. ....
サイダーを流し込んで
クリスタルを身に纏って
引いた線からは光が
零れて溢れて止まらない
宝石みたいなゼリーを
食しては次の朝を待ち
古い友人に会っては
微笑み撒き散らして日傘を
きらきら生 ....
だらだらしちゃうから
サイゼリアで一仕事
はじめは焼肉屋に行ったんだけど
ランチで満腹になった後
炭火の七輪の前で書き物は無理だなと
今更ながら思い立ち場所を変える
煮詰まるとフォーラムを覗き
ペ ....
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄
からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
ただ ひとりで
ぼんやり 浮かびあがる
一夜の幻
真っ赤なりんごあめ
甘いかき氷
撃 ....
君の車が
私の家に近づく
雨のドライブ
ルーフを叩く雨が
金属の音を響かせて
雨の激しさをしらせている
信号は赤
君が無言のまま咥える煙草
かちりと音がした後の
一息目のため息に
はっとしたように ....
{引用=憂鬱な目覚まし時計、日常へ旅立つ自転車のペダル、決曜日
ぽっかり空いた胸ポケットに立葵を活ける、華曜日
眠れる森に訪れたファーブルたちの欠伸、睡曜日
静かなく ....
もういない 親がもとめる 理想の姿
いつまでも 欲ばりばかりじゃ 現実は
適わぬ夢で 満ち溢れ
右往左往の 紫陽花の雨
知ってか知らずか 色あいが
性別越えての まだら模様
もういない 幼き日々 ....
背筋だけ 伸びきった
お兄さんに ローズマリー
髪の毛だけ フェアリーな
お姉さんに マグノリア
私を捜して
私を探して
すみれの花びらの中に
林檎の根の下に
私を ....
生きていく事がひどく
滑稽に思えてきたのです
紡いでいく朝
邪な思いを甘やかす小部屋
この道の先にあるものは
高が知れているだろうに
私は今日も滑稽な光に
身を委ねる
怒声が聞こえない
クラ ....
君はいつか僕に会えるだろう
人は意外とかんたんに
見知らぬ遠い場所までいくことができるから
僕も毎日、想っていた
父さん母さんに連れられて
テニアンやサイパンにまで
砂糖黍畑を ....
はろー はろー
わたしはここにいるよ
きみがしってるわたしはここにいる
だからさがさないでね
おやすみ ぐっない
いいゆめを
僕は君にはなれない
誰か別の人にはなれるのに
綺麗な服を着れば
おさがりのルージュを塗りたくれば
別の人にはなれるけど
僕は君にはなれない
皮一枚隔たりがもどかしい
変身と鏡に投げ掛ければ
タ ....
残していったのは
着古したシャツだけ
映画のように泣いてやるつもり、だったけど
「馬鹿言ってんじゃないわよ」
思わず笑っていた
こんなシャツ一枚に
すがりついて泣くような間抜け ....
深夜の暗闇
わたしは窓を叩く 激しい雨音に目を覚ます
だるい頭 渇いた唇 ぼやけた視界
ただ何気なく見つめる
その手だけが 白く浮かび上がる
その鮮明な白と
濡れた黒と
シーツに染み込んだ赤 ....
ひかりとかげ
ひかりとか げ
ひかりと かげ
ひかれ 私は蜥蜴
ひかれ げげげ
ひかれ かげで
銀色の緑が 芽吹く
しろい陶器のような世界
真綿にくるまれて ....
海で、逢いましょう
オカリナ石を
見つけましょう
もう冬の、
灰色の海では
ないでしょう
子供は海へと
駆けて行くのでしょうか
猫は波に
怯えるのでしょうか
海 ....
北大路京介さんの携帯写真+詩おすすめリスト
(914)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ウイスキーの夜想曲
-
吉岡ペペ ...
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6
10-11-5
このせかいは、うつくしいと
-
愛心
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8*
10-11-2
そっと
-
nonya
携帯写真+ ...
16*
10-10-24
竹取物語
-
鵜飼千代 ...
携帯写真+ ...
14*
10-10-17
くちなしの実
-
るるりら
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13*
10-10-12
金木犀
-
nonya
携帯写真+ ...
17*
10-10-11
ビスケット
-
乱太郎
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10*
10-10-8
夏の面影
-
アラガイ ...
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8*
10-10-7
紫露草
-
吉岡ペペ ...
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3+
10-10-7
幻窓
-
アラガイ ...
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7*
10-10-5
愛の最前線
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4
10-10-5
亀_‥‥_続き
-
アラガイ ...
携帯写真+ ...
6*
10-9-30
紅葉
-
乱太郎
携帯写真+ ...
8*
10-9-29
幻
-
乱太郎
携帯写真+ ...
12*
10-9-13
VIEW2010_1(1)
-
はなもと ...
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8
10-9-1
今日の鏡の中の
-
黒乃 桜
携帯写真+ ...
3
10-8-17
お家に帰ろう
-
鵜飼千代 ...
携帯写真+ ...
6*
10-8-15
金魚姫
-
愛心
携帯写真+ ...
9*
10-7-31
ゆれる
-
雨音些末
携帯写真+ ...
8+*
10-7-13
七曜日_(即興七行詩)
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
30*
10-7-5
まとうもの
-
yoyo
携帯写真+ ...
4
10-7-1
雲よりわたあめより乳色な
-
黒乃 桜
携帯写真+ ...
3
10-5-27
斑(まだら)
-
三奈
携帯写真+ ...
10*
10-5-26
君の隣に海がある
-
楽恵
携帯写真+ ...
14*
10-4-12
想撮空間「ハローグッバイ」
-
緋月 衣 ...
携帯写真+ ...
4*
10-3-31
告げる白
-
黒乃 桜
携帯写真+ ...
4
10-3-25
想撮空間「映画」__「馬鹿言ってんじゃないわよ」
-
逢坂桜
携帯写真+ ...
5*
10-1-29
トランプカラーの午前3時
-
愛心
携帯写真+ ...
3*
10-1-28
ひかりとかげ
-
るるりら
携帯写真+ ...
10*
10-1-20
海で
-
鵜飼千代 ...
携帯写真+ ...
7*
10-1-19
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