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溶けてしまいそう


目の前に広がるあおに
飲み込まれてしまいそう

あぁ、あおには
果てしないものが多いね


それが羨ましくもあり


悲しくもある
ふ と

空を見上げると

家の間に

雲の子どもが住み着いていた


「おぉい」

こちらを向いた

「家賃は払ってくれますかぁ?」

雲の子どもは頷き

そこを動かない



僕は家に入った


 ....
ふたり帰り道
一緒に見たね

寒くて
息が白くて

体を寄せ合った
ほのかな暖かさ

いつか
一緒にみた夕陽

今は
ひとりで見てる
霙がふって
風の強い昼に

やっと起き上がって
窓の外を見ることができた

覚えてるのは
何ヶ所も
縫いあわされた痛みと
胃洗浄の苦しみだけ

でも
虹を見たよ

ほんの晴れ間に
くっきりと大きな虹が ....
拝啓

只今、午後九時をまわりました。
この頃夜の冷え込みが厳しく、受験勉強をするのにもまた一段と頭を使っています。

そちらから月は見えますか。
私の部屋は西側にあるので見えません。
あと何時間かし ....
黄昏を刻む夕の空

安堵する私の隣で

照れくさそうに笑う貴方を

可愛いと思った
たいていのものは飲み込める歳になった


鞄の中でイソジンがこぼれた


五センチの隙間からチェンジと言われている


携帯小説読んでも文学少女と呼ばれ


なじみの客がとってくれた宅配のピザ


 ....
もう秋は
色づいて

一枚の葉でさえ
何色にも

わたしのきもちは
あのひと一色

あのひとのこころは
何色にわかれて
あんな色の宝石を買ってやったよ、

連れの中国人は奥さんと違う名前を言った

おまえも買ってやれよ、

そんな金も暇もないよ、とは言わなかった

それは本心ではないと思ったからだ


蔵王山頂からカル ....
ベッドの柵は
覗けば
底が見える

こころの底は
どこに
私はあなたを
見つけられるよ

いっぱい
似たひとがいてもね
巻き戻して
巻き戻して

いつか
あの日に
還れるなら
二人乗りして
どっかいこうよ

秋風を切って
田舎の散歩道を

きっとそのまま
違う世界に行けるかもしれないね
丸い月が
見下ろすこの街を

わたしは
愛する

あのひとの
生まれ育った街だから
あのひとを探して

森の中を歩いた

暗い枝から見下ろす鳥たち

夜陰のなかで
ひそひそ囁く
動物たち

時々
ざわめく木々

あの家の中に
あのひとがいる?

月はな ....
夕と
夜とのはざま

ラベンダーの空に
すいこまれないように

ちゃんとわたしを
つかまえてて
これは僕の夢。はかない恋夢。

昔僕は、背中に白い翼を持っていて、結ばれるはずのない姫君に、純粋な想いを抱いていた。

今、姫君がいるのは、僕がいた、鳥籠。
座り込む姫君の藍色の髪が、同じ色 ....
そのコスモスは

あくまでも
白く白く

汚濁されない
透明な白さ

どんな色にも
染まらず
白いままで

凛として
強い
いかに儚げでも
月がのぼるころ

あたたかな屋根の下で
ふたりすごしたい

言葉なんて
いらないの

ただ寄り添って
手をつないで

眠るまで一緒に
こんな風に
向きあえる日が
来るかもしれない

いつかはわからないけど

その時を願う

結果はどっちでもいいの
あたしだって
きもちとことばは
裏腹

ほんとはね、
なんて言えないの
認めてしまうと苦しくて
感じてしまうと切なくて
だから
胸と肌の一部を削除して
空白で埋め尽くした


時間をずらして
目を逸らして
記憶を丸ごと塗り替えたなら
振り出しからやり直せそうな
儚い安楽を ....
星も月も光る夜
窓辺に置くティーカップ
ダージリンの海に浮かぶ君
香りに誘われて揺らぐ光
満たされている心
君が眠りにつくまで
小夜すがら見守っているよ

遠くで聞こえる
波と夜想曲
繊細な
レースのように
張られた
蜘蛛の糸

雨粒が
ちらちらと輝いて
小さなガラス玉みたいで

でも
まん中に
鎮座する蜘蛛にとっては
今日は空振り

雨粒だけが
今日 ....
四つ葉のクローバーを
探していた

すきなひとに
あげたいと思って


見つけた、と思ったら
ひとつおまけがついてた

これって幸運?

受け取ってくれたひとは
喜んでくれた ....
やわらかな
そして
荘厳な
秋の朝の訪れ

馥郁たる
透明な風を

長く長く
息を吸い込んだ

インディアン・サマーの風を
深く深く

遠く離れた
乾いた草原の風を
感 ....
暗闇
夜の間に
泣いた?

朝露になって
きらきら光る涙は

もうすぐ
こぼれ落ちそう

もう泣かないで
朝がきたから
あのひとの
気持ちみたい

乾いてるとこ
濡れてるとこ

陽の光で
輝きで
よく見えないけど
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても

受け取ってくれる?
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