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秋のひとひら
白紙の日記に舞い落ちる
滲みた文字が
やけに霞んで飛ばされそう

移ろいゆく季節にあって
留めておきたい
ひとつの場所

君は覚えているだろうか
僕が挟んだ栞の
あの日

秋がやってきて ....
このまえ死んだとき

このくらいの闇にこのくらいの明滅があった

その明滅はちっぽけで

かすかなものだったというのに

金木犀や放射性物質なみの存在感があったんだ


だから

もう一回

そして
 ....
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す

秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて

夢見がちなひろがりではじけて、  ....
でたらめに文字を並べて
言葉にならない僕のハ−ト
うろうろ

誰かが飛ばしてくれた
言葉がハ−トに張り付いて
ピタピタ

くっついちゃって
眠れそうもなくなった

お月様が笑ってる


 ....


一房の日差し摘み
頬杖つく
もぎ取った新鮮な味に
今日という農園が
扉を開ける
ちいさな茶色いケーキに

彼女がろうそくを燈した

それが光のなかで赤あく見える


あでやかなせつなさが

いきものみたいだった


ちいさな茶色いケーキに

彼女がろうそくを燈した

それが光のな ....
サツマイモ

さすがに君も化粧落として
掴んだものがコレ
真新しい長靴も泥だらけになって
急ぎ足で抜いてきたようだ
もしかして きみ

屈託のない笑顔に問い掛ける
うちだけど
渇いたくちびる三角帽子 ....
心からだきしめていたい


心の中までだきしめて



いたい





あなたの心の痛み感じられるくらいに。
赤く濡れた月の蜜
追憶の茎から垂れ下がり
これから弄ばれることを夢想する

酸味の残った薄い唇
僕の指が軽くなぞると
風のせいにして髪に隠れようとする

火照って潰れそうな肉体
甘い香水の匂いが肌を ....
涼し
涼しと
思うたら

わて
こんなに
なっとった

ホンマ
涼しいなぁ
星空に代わって
夜照らす 街の光
時が来たとばかりに
昼よりも まばゆくさえ

AM 2:04
眠らないこの街の中
いったい何人が
眠りに着き
いったい何人が
闇を知らない夜を謳歌しているのか

小 ....
玉蜀黍

玉杯を挙げながら
君の衣剥ぎ取り
下弦の月に捧げる

濁っていたかもしれない
闇に光る眼差しも
火照った君の肌に淡く溶け出す

黍の甘さがそのまま
横たえた身体から呟 ....
無性に淋しい夜。
ぼくは泣きながら、送るあてのない手紙を書く。

ベッドの一番近く。
小さなランプを点けて。

真っ白な画用紙、使いなれたペン。

カーテンは開け放し。月の光、こんばんは。

本当は言 ....
あらそいごとがきらいな

ひとだった

だから

ぼくを遠ざけようとした

やさしくて

水色のにあうひとだった

だから

あたたかな裸からは海の

おとがした
おまえら、大丈夫やからな、

ライトアップされた校庭で

サッカーを練習する少年たちにそう声をかける

こんなことくらい、大丈夫やからな、

くそ忙しくて、しんどくて、おまけにこんなことまでおこっちま ....
君の透き通る眼差しで
僕を照らしている間
淋しい夢にうなされて
一人ぼっちで泣いている事がある

僕が起きるのは
決まって暗い部屋
今日も
君はどこにいるの

見回し続ける

君がいるはずの部屋か ....
もう萎れてしまったけれど 時の流れと
空のいろに

もう
何も
望みはしないから

もう
我が儘言わないから

もう
何も要らないから

どうか安息を。
もし君が、この話を聞きたくないんならだな、さて、僕がここで生まれたとか、僕の素敵な幼年時代があんな具合だったとか、僕の前にいるリスだかタネキだか、とかなんとか、そんな《サリンジャー》式のくだらない話か .... 水平線の彼方での
高まる胸のしぶきが聴こえない
海辺に押し寄せるさざ波は
わたしをどこへも連れ戻してはくれない
わたしはぎざぎざに欠けた貝
打ち上げられて熱い砂地にうなされる
ときおり
小さな子ども ....
たぬきでございます。

毎日0.5literしか

じいちゃんばあちゃんに

お茶をそそぐことしかできませんでした

………

ぼろぼろ

………

お役目果たしきれたまんぷく感で

………
 ....
ちいさな
呼吸だけ
あつまり
いちめん
無音花畑
ちいさな
揺らめき
透過する
わたし達
普通日常
赤赤赤赤赤赤赤赤・・・・・・・赤!!!

圧倒的なる赤。

TAROを貫く
赤に染まる

血の
情感の

飛び散る


毒を交ぜた
あたしの中の


染出て
こい!
わがままだったな
大切にするという意味を
取り違えてたな
もう一度はないけど
もう一度
わたしの歩き方
治してみる
深呼吸して
4月の終わりの草たちに

さくらの花びらが数枚のっている

地上186センチから

この地方都市を見つめている

そのよこには惑星

この星の

この眺めを伝えている


孤独とは引き合う引力の法則の ....
月はひとつしかない

それが嘘っぽく思えた

なら世界には

0か1かそれ以外かの

3種類しか数がないみたいじゃないか

そんなはずなかった

月光なら

月光ならたくさんある

傷は癒えるのだろう ....
声ききたくなるのをがまんしている

きのう職場でいやなこと言われた

声ききたくなるのをがまんしているのに

いやなこと言われたこともがまんしている

きっとあなたもそうだったんだろう

ぼくにはそう ....
散って、なお、
地に咲くさくら
コーヒ−カップの底で
四角い哲学者が
溺れながら
プラトン的愛について
考察している

僕が
スプーンでかき混ぜると
永遠を
ひと時が飲み込んで
一行の詩が
生まれた
日の光が閉ざされたそこに

雲は薄くほの暗い蒼をたらして



地上の星は
ひとつふたつと瞬き始める





もうすぐ夜になる





本当の星は

もう ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 乱太郎携帯写真+ ...12*11-10-9
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秋の炎は- 橘あまね携帯写真+ ...1911-10-6
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_- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-9-23
ケーキ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-9-22
サツマイモ- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-9-19
_- ぶらっく ...携帯写真+ ...311-9-17
さくらんぼ- 乱太郎携帯写真+ ...14*11-9-8
涼しいなぁ- 森の猫携帯写真+ ...17*11-8-27
夜景- きりはら ...携帯写真+ ...411-8-24
玉蜀黍- 乱太郎携帯写真+ ...16*11-8-24
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ぜんぶ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-7-31
未来へ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-7-26
青空と灯台- 乱太郎携帯写真+ ...16*11-7-25
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ぽんぽこの口- 阿ト理恵携帯写真+ ...9*11-5-26
青い花- はなもと ...携帯写真+ ...5*11-5-6
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わがままだったな- はなもと ...携帯写真+ ...3*11-4-25
さくらの花びら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-24
月光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...711-4-21
プーさんと階段- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-4-18
さくら- はなもと ...携帯写真+ ...5*11-4-15
哲学- 乱太郎携帯写真+ ...17*11-4-1
点る- 愛心携帯写真+ ...311-2-17

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