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薄明るい午後2時の庭を眺めていた

晩秋のつめたい雨にしっとりと濡れた
あの黒い土は
触れたらどんなに気持ちがいいだろうか

熱いスープを口に含みながら
この景色はガラス越しだけれど
 ....
十月のがらんどうな空に

ただ風が吹き付ける

風は力尽きた木の葉をさらって

ああ、今度こそ

夏が遠ざかってゆく

私の足元に転がる屍はきっと

現存する最後の夏の証

短すぎる生涯をすべて賭け ....
そこに何があるのか
もう分かっています
見ないほうが幸せだってことも

それでも蓋を開けてしまうのは
貴方のどんな醜い姿も
この目に焼き付けておきたいからで
やはり 恋でしょうか
それ ....
星空に代わって
夜照らす 街の光
時が来たとばかりに
昼よりも まばゆくさえ

AM 2:04
眠らないこの街の中
いったい何人が
眠りに着き
いったい何人が
闇を知らない夜を謳歌しているのか

小 ....
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