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濁った太陽が
地上に灼熱の渦をもたらす

手にしたソフトクリームは
一瞬にしてドロドロに
アスファルトはうねり
猫は爪先立ってそっと歩く

消費電力はうなぎのぼり
エアコンの熱風が
 ....
夜のまんなかで
佇んでいるあのひとを
みつけた

何ヶ月ぶりなのかな

なにも考えられなくて
考えるなんてとても無理で

でもこれは
必然でも運命でも偶然でもなく

ただそこに ....
精神科病棟に
閉じ込められた私に

夜景が美しすぎて

これは
天使の迎えを
失敗した罰

神さまは
私を
見捨てたんだろう
神さまが

もう いいよ
って
言ってくれるまで

わたし
待ってる

天使の迎えを
何十年も
他人の話を
盗み聞きしてきたソファに

座ってみた

革はただ
つやつやして

知らん顔して

深く深く
うけいれてくれた

でも
今日は
盗み聞きできないよ

だってわたし
独りで座ってる ....
すっくと立った
一本の大木

何十年も
独りきりで

淋しくても
動くことさえ
できないんだ

あとどれくらい
独りでいなきゃ
ならないんだろ
泣きながら眠った
秋の夕暮れ

深夜に起きて
鏡を見て

あぁと失望

こんなむくんだ顔
誰にも見せられない…

と思って
気がついた

明日は日曜日

いいや

また存分に泣いて
眠ることにしましょ ....
やっとの思いで
いちばん下まで

堕ちて
堕ちて

それでも
そこも

誰かの気配が

ざわめきが

誰もいない
暗闇さえ

ない
名も無き花。

なんていうけど
ちゃんと誰かが名前をつけてあって

どんなものにも
名前がついてる。

どうにもならない気持ちだって
どうにもならない気持ちっていう
名前があるし
 ....
諦めと
手をつないだ

諦めはやさしく
とても甘美で

でも
まだ
溺れきれないわたしは

悪あがき

こころに
貼るものが欲しい

まだ
瘡蓋さえ
できてないから
夏は

出番が過ぎたのか
まだいてもいいものか
わからずに
うろうろと彷徨っている。

秋が後ろからせっついて
夏は途方に暮れる。

もういいから
夏よ、おやすみ。

ゆっく ....
雨粒が
なみだみたいだなんて

陳腐ね
とても

雨滴も
落ちてしまえば
ただの雨水

なみだだって
たぶん
早くはじめなきゃ
悲しみのレッスン

早く覚えなきゃ
忘却のレッスン

傷がまだひりひり痛むけど

ほかの誰かと笑ってると思うと
まだ胸が痛いけど

笑うと眼尻にしわが寄る
あ ....
秋祭りの
準備が始まる

まだ
夏は終わったばかりなのに

まだ
夏の名残が
消えないのに

季節は
私たちを追い越し
先へ先へと
すすんでいく
あなたが
「疲れてない?」
っていえば
Yesって答えるよ
ちょっと疲れててもね

あなたが
「焼き肉食べない?」
っていえば
Yesって答えるよ
あんまり乗り気じゃなくてもね
 ....
いちめんの
蓮の葉が広がって

朝靄色の花が
点々と咲いている

蓮の花には
仏様がおられるらしい

眼を凝らして探したけど
わたしには見えなかった

きっと
ぶらりと
散 ....
道が続いていく
どこまでも
延々と続く道を

いつまで走り続けて
どこまで走り続けて

後戻りはできない

この道の果てに
あなたがいれば
それだけで
記憶が
現在{ルビ=いま}を
浸食する

拭っても
消えない
まるで
コンクリートの
黒い染みのように

私は
記憶におびやかされ

日に日に増え続ける染みを
どうすること ....
古い
枯れた花を
乗り越えて

新しい花が咲く

次々と咲く花は
新しい輝きを帯びて

花よ
いのちよ

その
短き煌めきのときを
精一杯全うして
さよならを
言うタイミングを
見失った

あのときいきなり
クラクションが鳴ったから
天の川
地で仰ぎ見る我の血の
醜さを知る美しき夜
明日たぶん天国に還るらしいから、今日のうちに言っとく。
私、あれ以来もう林檎は聞けない。

そりゃ選曲したのは私だよ。
でも死ぬ2時間前に林檎の歌詞を読んで聞かせてくれたんだもん、
ほかに思 ....
「信じてる」

「信じたい」
って
表裏一体だね

でも
わかんないけど

あなたを
信じてるよ
こころから。

だから
あなたの「信じたい」を
「信じてる」にしたい ....
ポイントなんて(気にしない)
ポイントゼロでも(気にしない)

ゼロ続きでも(気にしない)
せっかく書いたコトノハを
ゼロだからって(deleteするなよ)

心のなかの(かたまりを)
 ....
真夏なんだもの、
海へ行こうと彼が言う。

そこには豊かな海があった。
ちいさなかわいい生き物が、
澄んだ水を泳ぐ小魚が、
思っていたより
生気に溢れた
あまりにも豊かな海が。

 ....
一瞬で消えてしまう美しさ

だから

いつか
あのひとと
見たいのだけれど

一瞬で終わる恋だから。
真夏の光の飛沫を避けて
ふたり木陰に逃げこんだ

あのひとの
はにかんだ笑顔

ふたりでうっすら汗をかいて

このまま木陰を散歩しよう

過去を忘れながら
未来を語りながら

カーテンを開けて
入道雲と対峙した

…むっ
負けた…

いいよ
今日も真夏日和で
あたしはエゴイストだから
自分のしあわせしか考えない

だから
笑って

あなたの笑顔が
あたしをしあわせにする

他の誰かとでもいい
笑って
あなたに
しあわせになってほしい ....
小さい頃
ラムネのビー玉は
取れると思っていた

母と行く縁日
たくさんの人混みに
少し怯えて
けれど
ピー、ポンポン、シャラシャラ
音に惹かれて
駆け出した

ー手を離さない ....
ペポパンプさんの風音さんおすすめリスト(480)
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かくれんぼ- 風音携帯写真+ ...7*07-9-18
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煌めき- 風音携帯写真+ ...1*07-8-22
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醜き血- 風音短歌1*07-8-15
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