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雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
満天の星空から
こぼれ落ちた
青白き花よ

草陰に
ひっそりと
佇んでいる

それは

あなたの涙と同じく
尊い

手折ることなんて
出来ない

私は
掬うようにして
花を見つめる

青白い涙、
花に ....
しとどに濡れた
森の中で
目覚めたのは誰

ふんわりシーツで
目覚めたのは誰

朝露光る
草原で
目覚めたのは誰

泣きながら
目をはらして
目覚めたのは誰

おはよう
 ....
僕らは
何が永遠かも知らずに

永遠を求めて
走り続けた


辿りつけたのだろうか

輝く永遠に

果てしなき
幸せな永遠に
おひさま

菜の花

太陽の香り

おひさまのかけらが
菜の花になって

やわらかなきいろ

おひさま

菜の花

太陽の香り
それは

川面に映る
夜桜のような

儚い恋だった

瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて

夜桜、
もうすぐ散る
さくら 咲いて

遥か山の頂には
あんなに
雪が
残ってるというのに

さくら 咲いて

胸には
こんなに
悲しみが
残ってるというのに

さくら 咲いて
桜までの
短い春

木蓮が
街を飾る

微かな芳香に
見上げると

空にくっきり
クリーム色が
映えた

今日で
この街とも
さよなら

木蓮が
そよいで
私に微笑んだ
雲の上で
誰か泣いている

その
降り注ぐ雨の下
泣いている人もいるだろう

雲の上で
誰か泣いている

誰にも気づかれることなく

誰にもなぐさめられることなく
窓の外を
旅人が通った

新しい風が
吹いたから

わたしは
窓のなか

憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る

さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として


窓の ....
つくしを摘む。
もう10年以上の
春のならわし。

最初は
遠く離れた
つくしが大好きな
祖母に送るためだった。

気丈な祖母は
90を過ぎても
一人暮らしを続け
家事もすべて ....
この空を
あなたにあげる

だから
最後に
ぎゅっと
してね

それから
お互い
忘れっこしようよ
神々の手が
大地に触れて

春が来る

木々は若葉を
そろりと取り出し

花々の
つぼみが色づく

息吹

いろとりどりの
鮮やかな季節が
やってくる

春が来る
 ....
罪深い
赤を飲み干す

キール・ロワイアル

これくらいじゃ
酔わないはずなのに

微かに
血の香りがして
言いたいことが
あるんでしょ

いまのうちに
言って

月が射している間に

そのあと

そのあと
わたしは
闇を彷徨うから

月の光が
私の影を落として

さよなら ....
それは春だったから
わたしは
疑うことを
知らずに

透明な水に
ゆるり、と入って

冷たい水のなか
人魚を探した

水中から
見上げる空は
鱗粉がきらきら光って

わた ....
まぶしくて
見えない

あの光のむこうに
何がある?

あの光へ

闇を抜け出て
光をめざして
草むらに寝ころがった

ふたりで

もう
なんにも考えずに

この
ゆるい風に吹かれて

しばらく
うたた寝しようよ

春の気配を感じながら
さよなら
さようなら

この病院とも
さようなら

血だらけのわたしを
丁寧に親切に
手当てしてくれた
看護士さんたち

見えないところで
支えてくれた
看護士さんたち

 ....
その雷は
曇天を引き裂き
暴風雨を引き連れて

街は
次の雷を
静かに待っている


悲しみ
悲鳴を伴って

わたしは
それがくるのを
あきらめて待っている
梅の咲きはじめとともに

恋が終わった

馥郁とした
香りを残して
こんな
青空の下でも

泣いているひとが
たくさん
いるんだろう

白い雲が
空を支えたとしても

支えようもなく
孤独に苛まれるひとが

きっと
たくさんいる
マニュキュア塗った手を
ひらひら乾かして

さあ
次に
何をしよう

顔のパック
髪の手入れ

すべて整って

ただ
決まってないのは
今日着ていく服だけ

デートまで ....
蘭が咲いている

甘く魅了する
香りをふりまいて

重い花をたらしている


キミに触れたのは
いつだったんだろう

最後にキミに触れたのは

もう
触らないでというなら
もちろん

キミの香りがする ....
それだけで
なんて
透明で
美しい朝
お月様のうしろで
キスしよう

誰からも見えないよ

真っ暗な中で
ふたりきり

荒涼とした大地から

地球を見下ろして

ふたりでキスしよう

笑いながら
じゃれあいな ....


薄紅に
色づいて
ふくらんでる

花咲くのは
もう少し
開かない窓

患者たちの
絶望や
やるせなさ

狂おしいまで
窓を全開にしたい

でも

10cmしか開かない窓

もうすぐ
さよなら
時々
無性に
ラーメンが食べたくなる

蛍光灯を映して
きらきら光る油

立ち昇る湯気

スープを引き連れて
手繰り寄せられる麺

あぁ
ラーメンが食べたい
 カウ・ボーイがあたしに言った
 
 「忘れ物だよ」
 
 あたしは
 忘れたんじゃない

 わざと置いていったのだ

 もう
 いらないから

 「よかったら
  あげ ....
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窓の外を旅人が通った- 風音携帯写真+ ...6*08-3-18
つくしを摘む- 風音散文(批評 ...6*08-3-17
最後のプレゼント- 風音携帯写真+ ...12*08-3-16
春が来るとき・神々の- 風音自由詩2*08-3-16
赤を飲み干す- 風音携帯写真+ ...5*08-3-15
月の光が射してる間に- 風音自由詩3*08-3-14
それは春だったから- 風音自由詩10*08-3-13
あの光- 風音携帯写真+ ...4*08-3-12
このゆるい風に吹かれて- 風音自由詩7*08-3-11
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